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中学受験は今後どうなるか?

受験者減が中学受験の話題になっているようです。

全体的に言えば、ベビーブーム世代から数えて何度も中学受験の受験者には波がありました。

経済状況が上向いたり、公立教育の危機が話題になれば、生徒数自体が減少したとしても、中学受験者は増加するタイミングもありましたし。

今後どうなるかといえば、しばらくは減少の方向に向かうでしょう。

すでに定員割れを起こしている私立はたくさんありますし、公立一貫校、高校受験、いろいろな選択肢が今はあります。

だからご家庭がタイミングや子どもの様子を見て、どういう受験をするのか、決めていけばよい。

私はかつて大学受験にも携わったこともがありますが、大学受験の数でいうと、これからしばらくは平準な年が続きます。しかし、そのあとまた、減少が始まります。

一番端的に出ているのは浪人の数。団塊ジュニアの世代では30万人いたといわれる浪人の数は現在10万人を切る感じになってきました。現役で合格する、ということの方が重要になってきて、浪人してまで志望校に、という割合も確実に減少してきています。

浪人の志望でやはり人気が高いのは国公立の医学部。これは私学と学費で大きな差があるため、やはり浪人しても国公立へ、と考える受験生が多い。また国公立の医学部の枠は決して多くはないので、今後も浪人が確実に出ることは予想されます。

ただ、それ以外で考えると、浪人してまで、という考えはどんどん減少してきている。

一時の過熱感は、これからはないでしょう。

ただ、では東大入試が簡単になったか?といえば、そうではありません。

中学受験もそういう感じになってくるでしょう。

例えば御三家の倍率は、3倍前後でそう変わってはいないのです。

ただ、危惧するのは生徒数が減少して、逆に一人あたりの売り上げを上げようと塾がこれからがんばる時代になります。

だから親は注意しないといけない。

塾の勧めるままに、通塾日を増やしたり、個別指導をとったり、というよりは、必要なものを賢く選んでいきたいですね。

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