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学校別対策の考え方(算数編その2)

出題の形式は
(1)完全記述型 
(2)単答難問併用型
(3)単答基礎型
の3つです。

次に出ている問題を以下の8つに分類してみてください。

(A)比と割合
(B)数の性質
(C)規則性
(D)平面図形
(E)立体図形(容積と体積)
(F)速さ
(G)場合の数
(H)表とグラフ

その型にあわせてよく出る範囲がわかります。例えば(1)でよく出るのは規則性、数の性質、速さ、図形の4分野です。逆に(3)の場合は(A)から(H)まですべての範囲が出題される、という傾向にあると思います。ただし、その問題レベルが難しくはない、という状況でしょう。

そうすると、まず(1)か(3)かで、やるべき内容が変わります。

(1)の場合は、テーマはある程度しぼられるものの、問題が難しい。したがって、そのテーマをかなり掘り下げなければいけない。
(3)の場合は、テーマは全部におよぶものの、難しい問題はいらないので、まず確実に得点できるように、基本問題を中心に勉強する。

(2)の場合は中間ですが、後半の2問の正解率は決して高くはありません。ただ前半の(3)形式の問題の正解率は高いので、ここで失点してはいけない。だからまず(3)に準じた勉強を始めるべきだ、ということになります。

 例えば、(1)の場合で、「空間図形」がいまひとつ、だとすれば、ここをまず集中して勉強する必要があるわけです。他のテーマに不安があるかもしれないが、出題される確率を考えると、このテーマの方が高い、と考えられるのであれば勉強の優先順位もその分、上げていかないといけないでしょう。

 逆に、(3)の場合、難しい問題を宿題に出されたとしても、それはちょっと棚上げした方が良い。その時間を、まだ不確かなテーマの基礎習得に充てた方が良いということになるのです。

こうやって考えてみると、いろいろな強化の方法が出てくるでしょう。それぞれの志望校と現状に合わせた学習方法を見つけていくことが重要になってくるのです。

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