goo

管理型の限界

一般的には東大の入学者数を各校が競っているし、保護者のみなさんもその数字こそ学校の評価だと思っておられるかもしれません。

しかし、世の中にはいろいろなデータがある。例えば留年率というのがあります。

入学した後、大学で留年する学生の割合を学校別にまとめてみる、ということなのですが、私はこの数字を具体的には知りません。

ただ人づてに聞くと、まず地方の名門校が高いそうです。

これは何となく理由がわかる。田舎の子どもたちが一生懸命勉強して東京にやってきた。東大で勉強するために来たのだけれど、東京には魅力のある場所が一杯ある。

つい、ついいろいろ遊んでいるウチに・・・。ということなのでしょう。

もうひとつが管理型の学校。

とにかくお尻を叩いて何とか東大に入れようとする。まあ、それで確かに入ったのだけれど、入るとそれで目的を達したわけだから、後は好き勝手でもいいでしょう?

という具合になって、留年する。

留年しても次に上がって行ってくれればいいが、中退という道をたどる子もいるわけで、果たしてそれで良かったのか、というところはあるわけです。

管理型の学校は最近ちょっと気がついているところがある。

お尻を叩くにしても、本人がやりたい分野や目指す仕事というものをある程度イメージさせながらやっていかないと、うまくいかない、ということが明確になってきている、といってもいいでしょう。

しかもこれから自分で問題を解決する能力が求められるわけだから、そのためには自分で考え、自分で表現できないと立ちゆかない。

なので、少しずつスパルタ校は雰囲気を変えているわけです。

=============================================================
今日の田中貴.com

自分で勉強する力
==============================================================
今日の慶應義塾進学情報

男子、3校の難易度比較
==============================================================
慶應進学オンライン
==============================================================

「映像教材、これでわかる比と速さ」(田中貴)
==============================================================


にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(指導・勉強法)へ
にほんブログ村
コメント ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 読解問題と記述 普段は本番の... »