goo

字が汚い子

字が汚い子、困りますねえ。

だいたい書いた字を本人が読めない。
「なんて書いたの?」
と聞いて、答えられない。

なぜ、汚いか? 様子を見ていると、とにかく急いでいることが多いのです。これは塾に原因がある場合もあります。というのは、塾ではカリキュラムが決まっている。したがってその授業時間内に決まった内容を進めなければなりません。で、先を急ぐ。だから板書を写す時間が短い。問題を解く時間も短い。というので、急いで子どもたちは字を書くようになってしまった。

字が汚くて困るのは2点あります。

ひとつは答案を読んでもらえない。
正しい答えを導き出しても、採点者が読めなければ意味がない。

もうひとつは、自分で自分の字を見間違える。
0を6に。逆もあるかもしれません。

で、どうするか。

方法は2つあります。

まずはゆっくり書くということ。急いできれいには書けない。少なくとも最初のうちはそうです。急いで汚いか、ゆっくり、きれいか。を選ばないといけないのです。で、子どもたちは急いで汚いを選んでいるわけだから、それを逆にする。

塾ではまだ、なれなくとも家で勉強するときは、ゆっくりきれいにを実行してもらいます。ただ、本人たちはなかなか治らない。

「でもねえ、これで採点の先生が、読めないから0点だって、言ったらどうする?」
「うーん。」

意識を変えてもらうしかないのです。答案の字は見てもらうものだから、「相手が読めなければ意味がない」ということをしっかり教える必要があるでしょう。

あとは練習。

「え?字の練習するの?」
「そうだよ。この文章写してごらん?」
「え、かったるいよ。つまんない。」
「きれいに書けるようになったら、こんな練習いらないんだけどなあ。」

一発で直った子がいます。つまりは意識をしていないだけ、ということも多々あるとは思うのですが。





ショウワノート ジャポニカセクションB5判 5mm方眼罫+リーダー罫入り 青 5冊パック


==============================================================
今日の田中貴.com

どこに戻るか
==============================================================
今日の慶應義塾進学情報

水の三態
==============================================================


次号は6月12日正午ごろ配信します。



にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾・指導・勉強法)へ
にほんブログ村
コメント ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 中学受験と高... 管理型とはい... »