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数値化する人

先日、解くスピードを上げるのなら、問題を解く時間を計ってみると良い、というお話をしました。

ただし、あせらせてはいけない。ただ数値化する。数値化することで、意識がそこに向くからだんだん速くなる。レコーディングダイエットと似たようなものです。

しかし・・・

数値化することが職業になっているお父さんは、やはり数字で分析することが圧倒的に多い。

先にお話したミス率も、毎回エクセルで計算してグラフまで出来上がっている。

偏差値や順位はもちろんですが、どの分野ができるか、できないかについても数値化されているので、むしろその分析方法に感心するくらい。

でもだいたい、こういうお父さんは最初に「暇ではありませんが。」と接頭辞がつきますけど・・・。

数値化するのは悪くはありませんが、数値化して終わってしまうのは良くはない。

問題を解く時間を計るのは意識を作るためにやるので、これは計るだけでかまわないのですが、データを作ったらやはり次に具体的に対策していかないといけない。

良く歴史のまとめノートを作る子がいるでしょう。女の子に多いが、カラフルにサインペンを使って、絵も描いたりして。聖徳太子の似顔絵が描いてあったときはさすがに笑いましたが。

でも、こういうノートを作る子はそこで満足してしまう。作ったはいいが、覚えない。だから成績は悪いまま、というパターンになりがちです。

数値化する人も同じ。

数値化したら、それをどうとらえて、次にどう対策するかが決まってこなければいけない。

エクセルにきれいなグラフが出来たところで、子どもの成績は上がりません。

「何を変えるために、何を勉強するのか」

具体的な対策をしていかない限り、数値化はあまり意味がない。逆にそういう対策が伴ってくれば、非常に効果が上がる方法なのですが。


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