同じ年頃の相棒と、猫との暮しです。 今のところ自立して生きて80代に入りました。

好きなこと。花や野菜を育てる、時々ウォーキングとスケッチ。
読書は好き。もっぱら寝る前と、夜中に目が覚めたときです。

杭全神社1150年祭その2

2012年04月20日 | 隣の神社

さて、3日目の日曜日。今日は演奏会があるので楽しみ。
神社の宮司さんの娘さんで東京芸大に在籍する20歳の藤江扶起さん。
なんと同級生の仲間を20人も引き連れて実家の神社で演奏するのだ。数々のヴァイオリン
コンクールでトップの賞に何度も輝いている前途ある若者。(写真ピンクのドレスの女性)
演奏会のあいだ神社の高い木の梢で音楽に合わせるようにピチピチピチピチと何かの鳥が
かなり沢山でさえずっているのも面白かった。

境内を埋めた大勢の聴衆を前に、おもねない、物怖じしない凛とした挨拶の言葉をいえる
人だった。

雅楽の演奏の時から思わずスケッチブックを取り出してクロッキーをした。やりだしたらもう
止まらない。

人は動くから面白い。

「いつかこの場所で演奏をしてみたいと夢見てきた」と挨拶したキュートな扶起さん。
頑張って世界にはばたいて欲しいと思った。

ああ緊張の演奏前。

白拍子舞。

午前中あかりちゃんと杭全公園で遊び、久しぶりに公園から桜をスケッチした日曜日。
午後からその延長線のように期せずして下手で楽しいクロッキーが描けたことを感謝します。



杭全神社1150年祭

2012年04月14日 | 日記
買い物帰りにふと見ると杭全神社の裏門が開放されている。えっ何だろう、
そうだ、思い出した。神社は「1150年祭」で今夕薪能があるということを。
薪能なんて興味があるがテレビでしか見たことが無い。6時半からだという
相棒。6時からという私。夕食をすまして6時半に行くと始まっていた。
拝殿の前にしつらえた舞台上には舞い、謡う人々。一瞬にして厳かな雰囲
気に包まれる。

残念なことに雨が降り出してきた。用意された多くの椅子は濡れてしまい
座れない。能の後は此の地に古くから伝承されたお田植え神事の厳かにし
てユーモラスな行事。囃し方や、奥向きには知っている顔もちらほら。

下記ホームページから「平野郷を歩こう」というのを検索するとより詳しい
知識が得られます。
http://hiranogou.cocolog-nifty.com/blog/cat42441629/index.html


雨は降ったり止んだりしていたが拝殿前の桜は満開で花びらが舞い散る。
孫のあかりちゃんも学童保育から帰って見に来ていた。
「夕食が出来るまでお父さんと見てきなさい」とお母さんから言われたと。
福の種を蒔く人にはしゃぎ、舞台に散った(もみ)を嬉々として集めていた。
住まいの指呼の位置に1150年前の社が存在する不思議。
それにしてもこんな幸せな時間を与えてもらった春の宵のことは忘れない。
お風呂につかると耳に古風な音曲が聞こえていた。見えない何かに感謝した。

桜木の向こうに見えるのは我が家から見る杭全神社のご神木、楠の木です。
神事は4月13日(金)14日(土)15日(日)の3日間行われます。

花の競演

2012年04月09日 | 花たち

体が運動不足のサインを出している。布団干して、洗濯干してこれでよし。

朝、8時思い立って久宝寺緑地へ。今日の午前中は運動に当てることにしました。













春の訪れが遅かったせいか色んな花がいっせいに咲いていました。

展覧会と桜の季節

2012年04月07日 | 絵画展

昨日は天王寺美術館に「新槐樹社展」を見に行きました。この展覧会は花の咲
くこの時期の開催で若い頃から毎年欠かすことなく観ています。
絵は一人で見るのが好きで、いつも開館と同時に入って心ゆくまで鑑賞します。
この絵画団体の重鎮であるN先生には十数年前、わずかの間ですが少人数で教
えていただいたことがあります。木村忠太に似た絵に惹かれた仲間です。
お会いしたくもあり、したくもなしの私です。
でもN先生は早くから詰めていられるようで何処からかいつもすっと現れます。

初日にばかり行くからかしらと思っていましたが昨日は四日目。もうこの年に
なると知り合いと会うのは億劫なんです。いえ、若い頃から人が苦手、すっと
引いてしまうところが大有りな私です。
でもN先生は、おかまいなく、たった、たったと気軽に真っ直ぐに近づいてこ
られます。まるで美術館全体に目配り気配りを怠っていないように。

人生経験を交えたとても正直で含蓄のある話を、次からつぎから繰り出してく
るので話題が尽きません。正直な自分を臆すことなく出せる人はそれだけで人
を惹き付けます。
最近の政治状況から、そして先生の私生活や人生論にまで話が盛り上がり楽しい
絵画鑑賞??になりました。私より6歳ほど年下の先生は人生をエンジョイする
意欲に溢れています。ほどほどの観客だったからこんな話も出来たのでしょう。

二週間ほど前の「関西水彩画展」は満員盛況の人でした。日曜画家で一緒に並
んで描いていた(る?)Sさんが最高の大賞を取って何だか私まで嬉しくなった
ものです。同じ日曜画家の仲間でも体力、気力、意欲のある人たちは100号を超
える大作に挑戦して日展、一水会展など多岐にわたるの全国展に挑んでいます。

朝から曇り勝ちの空模様でしたが、昼ごろ帰途のバスに乗るころには雨となりま
した。幸いレインコートのようなフード付きの上着で出かけたので悠々とぬれて
帰りました。
4月に入って気温が低く不安定な天候が続きます。桜の花からはしんしんと寒さが
降ってくるようでヴェランダに出て満開の桜を楽しむ気分にもなれないでいます。
でも明日はマンションで2度目のお花見会です。