同じ年頃の相棒と、猫との暮しです。 今のところ自立して生きて80代に入りました。

好きなこと。花や野菜を育てる、時々ウォーキングとスケッチ。
読書は好き。もっぱら寝る前と、夜中に目が覚めたときです。

明日香スケッチの日

2011年11月18日 | 日記


11月のスケッチ会の日は好天に恵まれた。文化の日の妙見口、
13日の飛鳥橘寺周辺、いずれも2時間近くかかる遠方ではあっ
たが楽しいスケッチ会だった。13日の飛鳥スケッチから帰ると
翌朝、風邪をひいていた。
その日、なかなかスケッチポイントが決まらずいたずらに歩き
回った。イメージしたり途中のバスの窓越しに見たこれぞ明日
香路、と言う風景が無い。俯瞰してみるか。
どんどん山に上がっていくのは最近のいつもの癖。もう駄目と
いう頃、山から下りてきた婦人と若い娘さんに会って話してい
るとなんと親切にも「あそこからならきっと橘寺や川原寺が見
えるかも・・」
と又山の上まで引き返してくれた。でも木立ちが邪魔をして風
景は隠されていた。それでもあきらめずに、娘さんと二人であ
れこれ相談して山上の四方を見てくれた。
「ここの神社に時々お参りするんです」と小さな神社のある方
角を指した。帰りの心配をしているとこちらから橘寺に降りら
れるんですと言って急な石段の裏道を一緒に降りてくれた。
おやおや、何のことは無い1時間以上かけて収穫なし。Yさんと
Nさんが寒そうな崖で中腹で描いている。ふと目をやればあぜ
道などで大勢の人々が描いているのが見えた。焦る。
入館料を払い橘寺に入る。
「絵を描かせてもらえますか?」と訊いたらどうぞだったから。
絵になりそうな場所を探していく。今日は立って描こうと思って
東門を向いて鐘撞き堂のそばにイーゼルを立てる。昔何度か見た
気がする門の向こうに見える山や白壁屋根のつながり。11時はと
うに過ぎてしまった。観光客の質問にそっけなく答えつつ、焦り
ながら色を塗っていく。気がつくともう2時半を過ぎていた。お
にぎりを立ったままほうばったような気がするが・・

帰りは又明日香駅まで3,40分かけて歩いた。頑固な連れ合いの
提案で駅前の産直市で野菜を買い込んで6時半に帰り着く。
この前から苦手な寺社の門に挑戦しているが帰ってから見ると
とても満足できない。同じ絵を描き直してみようとやっているが
風邪がひどくなった。