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キヤノン 6D II あれこれ(実写比較など)

2017年09月22日 | カメラ

キヤノンのフルサイズ一眼レフ「EOS 6D MarkII 」が、8月 4日から発売され約1カ月半。

6D 初代ユーザーとしては、買い替えを検討しているところ。

 

値段が、なかなか下がりませんね。

価格.com の最安値(税込)で196,499  円(9/22現在)。20 万円を割ったあとほぼ横ばい。

もう少し安くならないかな~

 

 EOS 6D MarkII

 

買い替えの理由は、今使っている6D がシャッターの耐久限界(約10 万回)を超えてしまっていることが一つ。これは深刻です。いつ壊れるか分からない…

あとは6D MarkII の魅力。なんといってもフルサイズとしては軽量で、連写枚数やAF ポイントも増え、バリアングル液晶になりました。

 

一方で、APS-C機である80D のAFシステムをそのまま採用したためAFエリアが中央に偏りすぎている。4K 動画が撮れない。動画用のヘッドホン端子がないなど、いまイチの仕様も。

それに加えて、『低感度でのダイナミックレンジが狭い』というのがマイナス点としてあげられています。

早い段階から海外のカメラ関係サイトが指摘。(dpreview /デジカメinfo 1、dpreview /デジカメinfo 2 DxOMark /デジカメinfo 参照)

『ニコンD750や、キヤノン5D Mark IV、80D に劣る。わずかながら初代6D よりも悪い』と。

海外ユーチューバーのレビューでも『6D よりノイズが多い』という指摘が多く、気になりました。

 

ウ~ム… 6D MarkII の画質、「正直どうなの!!」。

そこで、キヤノンデジタルハウス大阪に出かけて、持っている6D と撮り比べてみました。

 

6D MarkII と6D の画質比較

実写には、展示されている6D MarkII と自分の6D に、同店のレンズ「EF24-105mm f/3.5-5.6 IS STM 」を交互にセット、できるだけ同条件で撮影(角度が微妙にずれたのはご容赦を)。

マニュアル露出で何枚か撮ったうち、露出アンダーの画像をDPP でRAW 現像。

撮影後の補正なしです。(1/250秒、F5.6、ISO感度 400、ホワイトバランス:オート、ピクチャースタイル :スタンダード)

 

6D MarkII で撮影。

 

6D で撮影。

 

次にDPP で「プラス2 」明るくしてみました。よくある、露出に失敗したカットを救済するケース。

こうするとノイズが出やすくなるのです。問題になっているダイナミックレンジとも関連。

6D MarkII (+2 露出補正)。

 ← クリックで拡大(等倍ではありません)。

 

初代6D (+2 露出補正)。

 ← クリックで拡大。

 

ノイズはどうでしょう。一部分をアップ。

(6D は等倍にアップ。6D MarkII は画素数が多く画像が大きいため等倍より縮小、同じ大きさに合わせています)

 

 

 

6D MarkII の方が、心もちノイズが目立つようですが、どうでしょうか。

ただ、ほんの微妙な差… 

解像感については、画素数が多い6D MarkII の方が良さそう。

 

今回わざとノイズが目立つ設定で比較しましたが、店頭のカメラの初期設定「ノイズリダクション ON 」に戻すと、上の画像いずれもノイズは目立たなくなります。つまり、実用上は問題がないレベルだということ。

 

海外のレビュー

YouTube で6D II と6D の画質を比べている動画がありました。

[Canon 6D Mark II First Impressions & Dynamic Range Test - in 4k ](Zed ProMedia)

英語なので話していることは全くわかりませんが(情けない…)、画像を見ていると参考になります。

 

この中の1 シーン。左が6D 、右が6D II 。

6D II は、背景のザラついたノイズが目立ちます。しかし髪の毛などの解像感は高くてシャープ。

(Zed ProMedia)

  ← クリックで拡大。

 

「(写真を拡大した場合に)ノイズが目立つがシャープ」。どうやら、これが6D II の画質のようです。

これを承知で買うかどうかですね。

 



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