えー。
すいません。僕、バカですね。
すっごい歩いてます。
占出山って書いてあります。
暑いから途中でアイス買って食べました。
「カメ○○さんも、地図みてくださいよー。」
ごめんなさい、
僕、地図読めないんです。(鼠海でも殆んど役立たず）
思いっきり地図を逆さにし、
うーん。占出山って書いたあるし…
この通りは…ここやからぁ…あ、チョット待ってね。
「こ、こっちかな？」
う、うん、皆行ってるし！！
「今からどこに行きたいってありますか？」
え？
ええと…いや別にそんなに鉾知らへんし…
私はその…
夜店でなんか買って食べれたらそれでもう充分なんですよね。(ベビーカステラがあれば最高）
烏丸通で。→一昨年そうでした。
そういえば、蟷螂鉾って蟷螂の模型が動くとか言うとったなぁ…
それぐらいしか知らへんしな…
「蟷螂鉾かな。」
と、言うわけで、蟷螂鉾に決定！
地図を見ると…遠っ！！
あきらかに、鉾が並んでる中で、端っこ！！
…ちょっ、ちょっと誤ったかなっ！
お守りゲット！
まゆ殿…ごめんよ…買おうかなぁと「思った」んだよ！(泣）
ちらりとちまき売り場を振り返るまじめ人間。
あー。
罪悪感をちょっぴり胸に残し、先へ進む。
「そっち、もう何もないですよ。」
え、そうなん？
という訳で、四条通までとりあえず引き返す。
マジツー、しっかり「ちまき」持ってるね！
儂等はこれで…うひょひょ…！
最近「小悪魔になる本」を買ったらしいマジツー。
「カメ○○さんも、よかったら…」いや別にいいです。
一体どこに行きたいんだマジツー。
…………
そんなやり取りをしている内に、大きく「保昌山」という文字が見えた。
えー。
凄い人だかり。
しかも、女性ばっかり。
バレンタインのチョコ売り場かっつーぐらい若い女性で溢れ返ってます。
人が多いので、テントまで人を掻き分けていきます。
売り子は小学生の男児とそのお母さんかな？という感じの女の人、数名。
この小学生も、「何か物凄い必死なオーラ」とか感じてるんちゃうの？
ちまき→700圓。
お守り→500圓。
ミニお守り→300圓。(紙のお札っぽい）
ちまきって意外にするんやなぁ…。高っ！
うーん。
迷って…お守り500円！！
………んんんんん……まゆ殿…来られへんかってんよなぁ…
300円のものでもお土産に…合計…
手に取って…
うーーーーん。
待てよ。
…あのクールビューテイまゆ殿だぞ！
ふっ！モテない訳がない！男性どもが「かわいい」って言うじゃないか！モテ王！
こんなん必要ないじゃないか！！
っつーかぶっちゃけ、これ以上幸せになったらどーするよ吃驚
鬼にバズーカ敵にキャビアだよ！
手に取った300円のお守りをそっと戻し、
「これください！」とお守りと500円を渡すまじめ人間。
すまん！まゆ殿！！
おお！
これが、「縁結び」で御馴染みの「保昌鉾」やね！
近づいてみた。
………
あの？
何か違う気がするんですけど………
テントにいる人に聞いてみることに。
「あのーすいません。縁結びの鉾ってどこですか？」
「ああ、保昌鉾はね、もっと行った所にあるよ」
お礼を述べ、
(後ろのマジツーに）「もっと行った所やってぇー」
「カメ○○さん…ストレート過ぎますよ…」
思いっきり恥ずかしそうなマジツー。
「あ、『保昌』って読めなくて…あはは」いや読めるけど。
あ、そう？
別にええやん？直球で。
向こうの人分からはったし。→そういうのはあまり気にしない人。
そんなに広くない、普通の住宅街に入っていく。
(位置的には四条通を下がっている感じです。）
んん？
ま、まゆ殿…いいの？
用事…
！「もっと居たいけど…」と名残惜しそうに、踵を返して四条通に戻っていくまゆ殿。
さよーならぁー。
残念！
鉾見てちまきゲットしたら、報告するけんのう！
左に何かしら鉾の様なものが見えた！！
途中。
四条通に面したお店は、(モスとかマクドとか）ジュースとか色々店の前で売ってます。
まゆ殿も先程からすっごい、「食べたいよー」と言ってます。
いやいやいや！君、今から用事なんだろう？
我慢ができなくなったので、まゆ殿、志津屋でソフトクリーム(抹茶バニラミックス）を頼んでます。
私達もお相伴に預かってますが…おいしいです。買えばよかったよっ！
保昌鉾でちまき買うから(泣）
で、問題の保昌鉾なんだけど、マジツー、どこにあんの？
(地図を見ながら）「アルマーニの近くです。」
お、アルマーニ。
アルマーニのある通り(南北）が見えてきたので、角を左に曲がる。
こーいう感じです。
前に人ごみで「圧死」しそうになって、
「あんなもんはテレビで見るべきだ。」
と結論を述べた二年前。
まゆ殿達は暢気に歩いとりますがね。
舐めとったら痛い目みんねんで！！
思わず、こっそり写真を撮ってしまった！！
「マジツー、前の…(必死に教えるまじめ人間）
中条きよしやんなっ！」
もう、
祇園祭で芸者さん連れて歩いてるダンディな人＝中条きよし。
まじめ人間の中では、そんな人は「中条きよし」しか思いつきませんよ！！
ほらっ！ほらっ！
あれ、絶対そーやんな！
「えー。(きよし？を見て）でも、着てる物が……アレですよねぇ。」
……え？……でも、舞妓さん、芸妓さん(両方本物）連れてんねんで！
…(服を見てみた）
確かに、言われてみれば。
きよしなら、こういう場合浴衣よねっ！(あくまでイメージです）
ちっ！
人違いか！！
中条きよし…必殺仕事人で、…えええっと「キュルキュルーー」って三味線の糸を人の首に巻いて、その糸を欄間(らんま）とかに引っ掛けて殺す、前髪がチョロっとだけ下りてる人。確か、黒いグローブしてるんだよなぁ。年末年始、KBSで「必殺」ずっと見てましたから！
スゲーカッコいいんだよね、役の名前出てこないけど！(力説）！
うーん？
………マジツー…あ、行くんだ。
確かめたらホントだったんだ。
………
だから、一緒に行くのは分かるの。
ん？
ま、まゆ殿……？
こういう人ごみってまゆ殿お嫌いですよね？
普段はキグナス氷○並みにクールなまゆ殿。
かなりテンション上がっているようですが。
正直意外です。
というか、所用がおありのはず。
烏丸まで。
？
歩行者天国を、Gメン75みたいに並んで歩いていたら、河原町の交差点。
思わず、前方のVIPに驚きっ！！衝撃っ！
（隣りのマジツーに小声で）「マジツー、マジツー、前の人ってさっ！！」