ごつッ。
最初の一撃ではびくともしなかった。
第二撃。
まじめ人間は、最初よりも高い所からかなづちを振り下ろした。
新聞紙をきつく巻きすぎたのか、一向に割れる気配がない。
割れた瞬間を考えると怖いので、目を瞑り逃げ腰になりながら
コンコンと同じ箇所を叩き続けるまじめ人間。
其の時、
パァン、
と弾けた音。
ようやく蛍光灯が割れたのだ。
まじめ人間は、その大きな破裂音に驚き
しゃがんだまま少しの間動けなかった。
だが、まだ粉々とまでは行っていないだろう。
まじめ人間は、恐々と叩き続けた。
と、
一本目割ったときは、そりゃぁもう
ビビリましたよおおおおー。
銃声を思わせるような破裂音だもん。
パァンだよ!!パァン。
二本目もさぁー。
腰引け捲くりだよ!!。目も薄目開けてチラ見やし。
二度目のパァンでもやっぱりビビルわ。
マァ、慣れてきたのは、三本目くらいかなぁ。→どんだけ割んねん。
なんつーの。
コツが分かってきたっていうか。
一撃か二撃目で「パァン」て割れるし、其の後は
カシャン、カシャン、カシャン、カシャン、カシャン、カシャン、カシャン、カシャン、カシャン、カシャン、カシャン、カシャン……
粉々にせねばと、無我夢中でかなづちで叩き続けてましたね。→ハイになってる。
職場の人に「カメ○○さん…そこまで粉々にしなくてもいいから……」と、
止められるまで………
イヤァー。
いいストレス発散になったー。
くれぐれも、周りの人に注意しようね!!
さもないと、
まじめ人間みたいに、通りすがりの人(職場の人)から
「カメ○○さん、何やってんの?トントントントン…証拠隠滅でもしてんのかと思た」と、不審者扱いされちゃうからね!!
注※良い子のみんなは真似しないでね。→しないと思うけど。