現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

「朝顔は闇の底に咲く」

2011-08-30 09:20:12 | 政治家
民主代表選に立候補した「野田佳彦(財務相)。
反小沢派が結束しての作戦勝ちで逆転、新総理に
選ばれたが、投票前の「演説」が、概ね好評だった
ようだ。

その中で「朝顔が早朝に花を咲かせるには、何が
必要か。朝の光ではなく、夜の闇と夜の冷たさだと
知って、人生が変わった」と、語っていた。

どこかで聞いた話と思ったら、五木寛之の新刊本
『朝顔は闇の底に咲く』だ。『今を生きることば』
全3巻の内の一冊。東京書籍から8月に出版された
ばかり。

野田氏は「ある勉強会で聞いた話」と言っていた。

花が咲くために、「闇と冷たさが必要」なのは
朝顔だけではない。彼岸花(曼珠沙華)もそうだろうし、
あの「チューリップ」もそうらしい。チューリップの
球根は一定温度の室の中に置いておくと、1年経っても
芽がでない。逆に、冷蔵庫の中に入れておいてから、
取り出して植えれば、秋でも芽を出すとか。

「人生、いつも光の中を歩いて行けるわけではない。
闇があるからこそ、光を感じられる。闇の中にあって、
真の強さと優しさを磨いていこう。大輪の花を咲かせる
ために」

私も「明暗」をテーマに 同じような講演を行っているの
だが「闇の底に咲く」とは、さすが 五木寛之先生。
言葉の選びが違う。脱帽。


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