北の旅人

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東京パラリンピックの学校連携観戦のこと

2021-08-30 19:35:58 | Weblog

案の定というべきか、千葉市の中学校で、教諭6人が新型コロナウイルスに感染し、

夏休み明けの30日から9月3日休校にするとした。

6人のうち2人は、東京パラリンピックの学校連携観戦で生徒を引率していた。

バスには生徒ら計約150人が乗っていてが、

今のところ、体調不良を訴える生徒はいないという。

同校が発熱した教諭の確認後にパラ観戦を行ったことについて、

市教委は「観戦を見直す際の指針は特になかった」と釈明。

パラ観戦は継続する方針で、一度断念した生徒らへの観戦前検査を再検討するとした。

言うまでもなく、こんなことは誰もが予想できたことだ。

なのに、「教育的価値がある」などと言って、

敢えて実行し、

しかも「観戦を見直す際の指針は特になかった」とは、

何と無責任であることか。

その上、パラ観戦は継続する方針というから、呆れるばかりだ。

と、思っていた矢先に、

今日(8/30)、千葉県知事が中止すると発表した。

父兄から不安視する声も上がっていたというが、当たり前のことだ。

 小池東京都知事も五輪と違った意味でパラアスリートの挑戦を見ることは、

教育的な価値が高い」と強調するが、

ロックダウンが必要との議論さえ出ている時に、

何故、パラ観戦にこだわるのか理解できない。

基本的に無観客での実施なのだから、

特別に観戦するというのは、どう考えても理解不能だ。

パラリンピックの観戦を一種の政治的パフォーマンスに利用しているようにも映る。

今からでも、「東京パラリンピックの学校連携観戦」は、

全面的に中止すべきだ。

 



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