どなたがネット上で呟いていましたが、節電の二文字はどこへ行ってしまったのでしょうか。某電力会社を始めとして、各地の電力会社が燃料費、円高の影響の為、値上げするといって電気代を値上げしました。家計には辛い話ですが、どうやらその甲斐あって原発なくして発電可能であることを今夏は証明しています。しかしながら、新聞、テレビは報道しません。原発再稼働についてのごり押しぶりは報道していますが、今の事実を挙げて反証するかと思えばしません。言えば、エネルギー政策とやらを口にされるからでありましょう。仮に原発が稼働しても、福島の後始末に金がかかるゆえに電気代は下がることはありません。福島では、相変わらずの汚染水に、高濃度の放射能が漏れております。巷間、人を悩ませているゲリラ豪雨に、東北地方の梅雨とやらは全体、福島に何の影響も与えていないのか全くわかりません。
お叱りを受けるのを承知で申し上げますが、島根の豪雨災害と復旧作業の遅さは、これからの日本の姿を表しているようであります。過疎化が進み限界集落となり、一度、幹線道路の復旧が遅れれば、救援、救助も侭ならぬ。大都市だからと思うのはあさはかで、地下に水が流れ込み水が引くまで何もできない惨事となるでしょう。
先の選挙では、金を選び、かつ孫子のことは考えないという結論に達しました。小さな画面を見て、いいねを押して一日の仕事を終える。そんな日常を営むことを良しとしました。
今日たまたま乗り合わせたバスで、小生の座席の前に赤子を抱いた女性が座りました。あまりに愛嬌のある顔をしていたので、小生暫時百面相をして遊んでおりました。とあるバス停に止まると、そこにはこれまた赤子を抱いた女性と傍らには、お姉ちゃんにあたる幼子が立っております。幼子は、自分の妹だか弟と、車内の赤子を見比べ、ともに赤子が穏やかに母に抱かれていることを安堵した様子です。幼子とて他人を、身内を気遣う心を持っているのかと小生は感動したのであります。携帯の画面を見ながら自分の世界に浸っている「大人」をみて、孫子のことを考えず今日ことしか思いを馳せない「大人」を見て、人は成長して人になるのではなく、犬畜生にも劣るものになるのだなと猿以下のおつむを持つ小生は悟った次第であります。