本年掉尾の本欄であります。4月から始めました文も200弱になります。日々更新されるブログもあれば、止まっているブログもあります。ブログを開くと、アクセスランキングなるものが右端にあり、日毎その数は増えております。いつぞや漱石夫人が、漱石の手紙やら遺稿やらを人にあげたり、焚き付けにしたという話を書きました。過日、ある本の中で、日記は焚き付けになったという文言を見つけました。漱石だけでなく、緑雨、鴎外、その他諸々の文人の日記は家人によって焚き付けにされたということです。焚き付けにしなければ、世の中日記だらけになってしまうとも書かれておりました。なるほど、荷風や啄木の日記は、書物として流通していますが、あくまでもあれは他者を意識したものであり、将来公開することを予期して筆を運んでいたのでしょう。
さて、日毎増えるブログは、画面の中で記憶されはするものの、焚きつけにもならぬものであります。80万ものタイトルと、日毎並べられる文字数を考えると天文学的数字になり、それを原稿用紙(400字詰め)に換算したら、これまた富士のお山でもかなわない高さになるのではないでしょうか。そして本ブログもその一部となるわけでありますが、小生が好きな言葉に「世の中ダメと無駄」があります。
山田風太郎翁ではありませんが、後何回の大晦日で、元旦であるか指折り数えてみたりします。馬齢を重ねるとはよく言ったもので、ダメの人、無駄に年をとるということです。本年購入して読まなかった本、見ていないDVDが戸棚に積んであります。どうしてこんなものをと思いますが、件の言葉が最大の方便であります。
ダメの人、無駄を好むと。
何の拍子か、クリックしたら怪しや、面妖なる文が出てきて、暫時読んでみたら前とやっぱり同じことだったと、それでも懲りずにアクセス戴いた読者諸兄には心より御礼申し上げます。もう少しこの機械に明るければ、福助人形でもおいてみたいところですが、まずは来たる平成の年が、皆々様にとって良いお年でありますようお祈り申し上げます。(足袋)
さて、日毎増えるブログは、画面の中で記憶されはするものの、焚きつけにもならぬものであります。80万ものタイトルと、日毎並べられる文字数を考えると天文学的数字になり、それを原稿用紙(400字詰め)に換算したら、これまた富士のお山でもかなわない高さになるのではないでしょうか。そして本ブログもその一部となるわけでありますが、小生が好きな言葉に「世の中ダメと無駄」があります。
山田風太郎翁ではありませんが、後何回の大晦日で、元旦であるか指折り数えてみたりします。馬齢を重ねるとはよく言ったもので、ダメの人、無駄に年をとるということです。本年購入して読まなかった本、見ていないDVDが戸棚に積んであります。どうしてこんなものをと思いますが、件の言葉が最大の方便であります。
ダメの人、無駄を好むと。
何の拍子か、クリックしたら怪しや、面妖なる文が出てきて、暫時読んでみたら前とやっぱり同じことだったと、それでも懲りずにアクセス戴いた読者諸兄には心より御礼申し上げます。もう少しこの機械に明るければ、福助人形でもおいてみたいところですが、まずは来たる平成の年が、皆々様にとって良いお年でありますようお祈り申し上げます。(足袋)