金融王に俺はなる!

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ソニー 上場以来初の無配

2014-09-18 23:46:14 | 日記
近年、経営難の続いているソニー。今年度の業績予想も、従来の500億円の赤字から、2300億円にまで下方修正されています。

ソニーは17日、2015年3月期の連結純損失が当初予想の500億円から2300億円に拡大する見通しだと発表した。経営計画で中核事業の一つに位置付けたスマートフォンなどモバイル事業の収益が悪化し、約1800億円の減損処理が必要となった。今期中にモバイル事業の人員の15%に当たる約1000人を削減。業績悪化を踏まえ、年間配当を1958年の上場以来初の無配とする。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140917-00000072-jij-bus_all


この発表を受け、18日のソニーの株価は、前日終値比183.5円安の1940円となりました。下落率は8.6%と、東証1部銘柄の値下がり率としては2位になっています。

現在のソニーは、金融や保険など、メインである家電事業とは何の関係も無い分野に助けられているような状況で、かつての物作り企業としての面影は全く感じられません。上々以来初の年間配当無しという点からも、その経営状態が相当危険である事が窺えます。そして一番の問題は、ソニーにこの窮地を脱する具体的なプランが一切無い事ではないでしょうか。

散々、やばいやばいと言われていながらも何年も生き長らえてきたソニーですが、いよいよその終焉が近付いてきたのかもしれません。