大阪府豊中市 お酒と創作料理の『心響彩酒ごえん』 ブログ

和食とお酒を楽しみながらゆったりとくつろいで頂ける雰囲気のお店です。

海鼠

2019年12月20日 | 日記

グロテスクや形が良くないものほど美味なものです。

 

この寒い時期に出る極上の肴、

    海鼠(なまこ)

「なまこ」には、赤、青、黒などの体色があり、

その色は生息する場所によって変わります。

 

旨味があると関西で好まれる「あかなまこ(あかこ)」は、

外洋の砂利などのある岩礁に生息するものです。

ちなみに関東で好まれる「あおなまこ(あおこ)」は、身がやわらかく、

外皮が緑青色をしていて、内湾の砂泥地に生息しています。

 

口の周囲に触手があり、海底の砂泥を集めて体内に送り、

有機物だけを体内に吸収し、キレイになった砂を噴出します。

いわば海の掃除屋…といえるかも知れません。

 

旬は初冬とされ、水温が低くなると活動が活発化するため、

身がよく締まりコリコリとしています。

日本では酢の物として食べることが多く、コリコリとした独特の食感を味わいます。

 

「なまこ」の内臓の塩辛「このわた」も珍味として人気があるようです。

また卵巣からつくられる「このこ」や、それを乾燥させた「くちこ」も

珍味として人気があります。

 

「うに」、「からすみ(「ぼら」の卵の塩漬け)」と並んで、

「このわた」は日本三大珍味のひとつとされています。

 

 

身の90%が水分ですが、カルシウムを比較的多く含みます。

女性や高齢者の方に嬉しい成分コンドロイチンやコラーゲンも

多く含まれていますが量的に食することが難しいため、

栄養効果は少ないといえます。

 

また、「なまこ」が持つホロトキシンというサポニンの一種には

防カビ効果があり、「なまこ」は漢方薬としても古くから

皮膚病薬、滋養強壮薬として用いられてきました。

 

 

うねうね柔らかそうななまこですが、コリコリとした食感で

貝のお刺身に近い身質です。

じわじわ旨みがしみだして、やめられなくなります!

 

皆さま是非ごえんでなまこポンズ如何ですか?

 


寒鰆

2019年12月17日 | 日記

あいにくの雨でございます。

明日関東では20度を超す所もあり

不安定な気温でご体調にお気を付けくださいませ。

 

今日のオススメ 

      寒鰆

         でございます。

鰤と同じ出世魚で関西ではサゴシからサワラになります。

 

春が旬の魚なので「鰆」と書き、俳句でも春の季語となっております。

これはサワラが5月~6月にかけて産卵のため外洋から瀬戸内海などに

押し寄せてきて沢山獲れる時期だったことが由来でございます。

 

しかし関東などでは「寒鰆」と言われる産卵期前の脂がのった

12月~2月の真冬が旬とされております。

 

サワラの肉は見た目は白身ですが、肉質の成分的には

赤身魚なんだそうです。特に冬に獲れる寒鰆は脂がのり

刺身はマグロの中トロに匹敵するとまでいわれ

けっこうな高級魚として扱われております。

 

甘味と旨味が強いですがしつこくなく

さっと炙った寒鰆のお造りは香ばしく極上の逸品です!

 

熱燗と一緒に如何ですか?

 

 

 

 

 


日本酒ニューアライバル!

2019年12月11日 | 日記

新しい日本酒が入りましたのでお知らせします!

 

日高見 超辛口 純米酒

詳細
蔵元 平孝酒造
蔵元所在地 宮城県石巻市清水町一丁目5-3
アルコール分 16.5%
内容量 1800ml
原料米 宮城県産ひとめぼれ
精米歩合 60%
火入 火入れ
日本酒度 +11
酸度 1.7
アミノ酸度 1.4
グルコース濃度 1.0

米の味を十二分に引き出した造りで

米由来の甘みも確かに感じれます。


酸が全体を引き締め、飲み口もスッキリしているので

魚料理ともよく合います。


燗にもよく合い、米の旨みや甘みがより味わえます。

 

米鶴 純米辛口 しぼりたて生

詳細
蔵元 米鶴酒造株式会社
蔵元所在地 山形県東置賜郡高畠町二井宿1076
アルコール分 15%
内容量 1800ml
原料米 麹米:出羽の里(山形県産)、掛米:出羽きらり(山形県産)
精米歩合 65%
火入れ 生酒
日本酒度 +5
酸度 1.4
酵母  
備考 季節限定

穏やかながらも新鮮な香り、純米辛口ならではのすっきりした

旨味が広がるしぼりたての生酒です。

 

 

どうぞ利きにいらしてくださいませ!!