一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

明治安田生命 問題は企業体質か保険業界の体質か

2005-11-06 | あきなひ
明治安田生命、専務以上が全員辞任…後任など正式決定
( 2005年11月 4日 (金) 11:25 読売新聞)

組織ぐるみの不払い問題で、結局こういうことになりましたが、あいかわらずたすきがけ人事をやっているのでは企業体質を変えるのには時間がかかりそうですね。

※旧安田生命の人は、旧明治生命の不祥事でここまでなっているのに、お人よしに過ぎるのではないでしょうかねぇ


ところで先週発覚した保険契約100件を偽造、勝手に署名 明治安田子会社 というのは、実は外資系証券会社では日常的だったそうです。
契約してすぐ解約すると、解約返戻金とリベートが支払った保険料より多いという妙な料金体系を利用したテクニックのようです。

生命保険は保険料、保険金、予定利率、外務員へのインセンティブ等やたら複雑になっていて、しかも許認可制なのでけっこう硬直的なので、いろんな悪さができるのでしょう。


となると、そもそも生命保険の保険料体系が、保険会社に過剰に利益をもたらすようになっているのかもしれません。

自由競争の結果であれば、どれだけ儲けようといいのですが、保険商品は許認可制なので、選択の余地がない契約者としてはちょっと勘ぐりたくもなります。

金融庁には、企業のコンプライアンス態勢の問題だけでなく、保険料体系が合理的かどうかもチェックしてほしいです。
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