みずほ証券、誤まって大量の売り注文 株式市場は混乱
(2005年12月 9日 (金) 00:27 朝日新聞 )
8日の東京株式市場で、みずほフィナンシャルグループの中核証券会社であるみずほ証券が、1株61万円で売るところを1円で61万株と誤って売り注文を出し、300億円規模の損失を出した。
ジェイコムの発行済み株式数は1万4500株しかなく、みずほの売り注文株数はその42倍。実在する現物株数以上に売ってしまい、結果的に「空売り」する形となった。
HardWaveさんのところで詳しい解説がされているので、詳しい背景や顛末はそちらをご参照いただくとして、私は素人の感想を。
プロのディーラー・トレーダーの世界なので、出した注文はどんなに突拍子もないものでも撤回できないということなんでしょう。
とはいえ、実在する株数の43倍の株数とか値幅制限をはるかに下回る価格での注文も自動的に受け付けてしまうシステムというのはいいのでしょうか?
逆に妙な制限をつけた場合に、相場が乱高下したときにその制限を悪用する人が出るから、完全自由競争・自己責任のほうがいい、ということなんでしょうかね
N証券の自己売買部門がどさくさに発行済みの6.8%(1000株)を取得したとか。
こういうのは「さすが」と褒められるのでしょうかね・・・
企業の財務担当の人に聞いた昔話ですが、高金利の時代に借入金利のやりとりを電話でしていて「ハッパー」と銀行が言うので「8%」だと思って応諾したら、融資実行後に「8.8%」の約定書を持ってきて大喧嘩になったことがあるそうです。
結局そのときは8%で押し切ったそうですが、まあ、暢気な時代だったんですね。
詳細は、トラバ掛けた『ブログテスター』“みずほさんからのビッグプレゼントはビッグ過ぎると減額されるかも”(12/10)、および、その元記事を参照してくださいませ。
* もののけ *
[profile:Akinahi_20051209]
帰ってきたら実は東証のシステムに欠陥が、ということになっており、驚いています。
これで儲けてしまった証券会社6社の内2社が、利益をみずほ証券へ返還する(「待った受けた」)交渉を、今夜(14日夜)あたりから始めるという話もでております。(→詳細はTB記事)
構造設計の偽装(建物強度設計の偽装)に関する証人喚問も1日かけて行なわれているし・・・。
ネタたっぷり、でも、処理能力が追い付かない。
注文殺到の証取処理システムのごとき気分ですぅ。
* 血管噴かないよう冷却じゃ もののけ *
[Akinahi_20051212201738]