蓑虫山人は江戸末期から明治にかけて、日本全国を放浪しながら絵を描き続けた
画人である、本名を土岐源吾と言い天保7年美濃国安八郡結村に生まれました、
14歳の時思うところがあって、諸国放浪の旅に出ました。
生家を飛び出した放浪生活は14歳から61歳まで47年間に及びました、彼は全,国
をくまなく回り北海道にも渡ったという事です、彼はくちなし実、菜の花、など
植物性絵具を用いて水墨画に淡彩を施し、その設色が極めて単純であるのが作品
の特徴となっています。
蓑虫山人の諸国漫遊の目的は名所旧跡を訪ねながら,古器物を調査・収集するこ
とにありました、彼の夢は全国66州より収集した古器物を展示する「六十六庵」
今でいう博物館を建設することでした、このゆめを叶うことなく65歳で亡くなり
ました。
各務原には故郷に帰ってから、複数回訪れ15枚の絵日記が残されています、今回
各務原に係わる作品を展示する企画展を開催されたところであります。
企画展は8月28日に終了しました。
映像コーナー
説明文は各務原市教育委員会発行「蓑虫山人各務原を行く」から引用させて頂きました。
社の拝殿で仮眠したりしました、旅の途中で蓑虫を
見た彼は、虫でも家を持っているのに、自分はそれ
以下と嘆き、広げれば2m四方たためば1mの笈を
考案これを肩に背負って旅を続けました、この姿
から自らを蓑虫山人と号するようになりました。
沢山の絵画を各地に残しています。また古器物を
コレクションしたようです。
素敵ですが 江戸末期から全国の旅・・は納得します
江戸時代も関所機能が厳しく取りしまわれていたのも
江戸の中期まで後期になるとだいぶ緩やかになった
と記録が語っています。
絵画で記録を残した・・その作品が展示なんですね
当時の文化を知るうえで 貴重な資料ですね~