カトリック情報

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ユダヤ銀行家一族の息子二人がユダヤ教からカトリック司祭に うち一人は聖母を見て改宗

2024-02-20 | 他宗教

ラティスボーン - Wikipedia

Full text of "The conversion of Marie-Alphonse Ratisbonne"

 アルフォンス・ラティスボーンは有名なユダヤ人で、19世紀の中頃イタリアのローマに住んでいました。彼は無神論者でしたが、彼にはカトリック信者の友たちがいました。

 ある日、友だちはラティスボーンにマリア様の不思議のメダイと短い祈りが載っているカードを渡してrこのメダイを首にかけて、この祈りを毎日唱えてください」と願いました。ラティスボーンは「私は無神論者です。宗教に対して興味がありません」と言って断りました。しかし、友だちは「神様がいらっしゃらなければメダイと祈りは効果がないでしょうが、あなたに害を及ぼすことはありません。どうぞ一ケ月だけメダイを身につけて、この祈りを唱えてください」と勧めました。

 ラティスボーンは友だちの熱意にほだされて、ついにメダイを身につけて、祈りを唱えることを約束しました。

 約束の一ケ月目の最後の日、ラティスボーンはある教会の前を通りかかった時、突然、教会に入ってみたい気持になりました。彼が教会に入ったその時、マリア様が美しい姿でラティスボーンにお現れになったのです。驚いたラティスボーンは大変感激し、その場で洗礼を受けることを決心しました。 

 その後、洗礼を受けたラティスボーンはカトリック司祭になり、イスラエルヘ行って亡くなるまで、大勢のユダヤの人々に熱心にキリスト様のみ教えを伝えたのです。

ラティスボーンと不思議のメダイ|心のともしび

 

 

 

 


何でも白黒つける単純さは陰謀論とあいまってカルト思考に陥る

2021-04-07 | 他宗教

資本主義と社会主義の対立構造が消えて、民族主義が台頭してきた。多民族国家では、多数民族と少数民族の対立が増加してきた。同じように、宗教原理主義が台頭してきた。宗教原理主義は、自分の宗教以外は認めない、善悪二元論である。時代が変わっても対立構造は変わらない。言うならば、この対立構造を用いれば、人は簡単にコントロールできると言うことである。異端やカルト、カルト化した教会は、善悪二元論と終末論でこの世を見る。自分たちを神の側に置くため、当然のように反対する人々を悪魔の側に置く。コミックも映画も、この対立構造がよく用いられている。言うならば、私たちの周囲は、このような考えが蔓延していて、誰もがこの考えに染まっているわけである。ネット上にあふれている情報で、悪魔やサタンを過度に多用して画像や記事を掲載している団体や個人は要注意である。ましてや、特定の団体や人物を悪魔化して攻撃することを正義と思い込んでいる狂信的信仰は要注意である。このような団体や個人には仲間や良好な関係の団体はない。なぜなら、自分たちが絶対善であり、相対的善を語る団体や個人は悪魔に取り込まれるので、協力者にしない。この対立構造こそが、狂信者の行動を駆り立てる原動力で、どんなに少数になっても、最小の個人になっても、なお自分が正義と公言できる根拠である。このような思考はカルトがよく用いるマインドコントロールである。カルトを脱会した人は、どう言うわけか、このような思考を強調する他の宗教団体に取り込まれやすい。間違った思考を克服していないからである。また自説を作り上げて、社会の片隅で、自己の存在意義を持ち続ける場合がある。単純な対立構造は、社会との関係性を希薄にする。ますます孤立して、妄想と情念の世界で生き続けることになる。世界は単純ではない。単純ではないことを単純化すると、歪曲化が高まり、偏見と差別を助長する。

謝った存在意義 | 村上 密 Blog