カトリック情報

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外から迫害、内から分断 それでも信者は増え続けて0.5億人 

2020-02-16 | 中国と信仰

中国ではキリスト教徒が増え続けていまして、2010年には、中国のキリスト教徒の数は 5400万人となっていました。この年、イタリアのキリスト教徒の数は 4700万人でしたので、すでにそれを超えていました。

How China’s Xi Jinping destroyed religion and made himself God
NY Post 2020/02/01

中国では現在、カトリック教会が取り壊され続けており、十字架や彫像が剥奪されていることが知られている。聖母マリアの絵画は「人民の指導者」である習近平の写真に置き換えら続けている。中国では 2018年以来、18歳未満の若者はキリスト教の教会に入ることも許されていない。

これらは中国共産党が中国のキリスト教徒を迫害している例のほんの一部に過ぎないが、その対象はキリスト教徒だけではない。中国の極西では、100万人以上のイスラム教徒が強制収容所に収用されている。

中国の他の場所でも、数々の仏教寺院が習近平を祝福する神社に変わりつつある。中国の古代の民俗宗教である道教でさえ、中国の迫害を免れていない。1,000年以上前から存在していた道教寺院は閉鎖されており、古代の像はすべて「宗教問題」当局の命令で破壊された。

そして、その最終形として発令されたのが、2020年2月1日に施行された、「あらゆる形態の宗教活動に対する新しい制限」に関する法律だ。

https://indeep.jp/china-ban-religions-in-covid-19-pandemic/

「中国共産党の支配が始まってから数年間は、当局は中国人の神父と聖職者を逮捕し、著名なヴィンセンシオの宣教会(ラザリスト会)を含む全ての海外の宣教師を強制送還し、さらに教会の資産を押収するなどして、カトリック地下教会を激しく迫害しました。しかし、中国共産党が聖職者を逮捕しても教会を壊滅させることはできず、逆に神を信じる市民は増えていったのです」と神父は振り返った。

この神父は「わずか10年強の間に信者数は飛躍的に増加しました。これは中国共産党が想定していなかったことです。そして、逮捕するだけでは意味がないことを悟りました」と主張した。

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現在、異なる戦略が採用されている。教会の成長に危機感を持った中国共産党は新たな迫害の手段を実行している。それは教会内部から崩壊させる手法だ

神父はこの手法について次のように説明していた。「中国共産党の思想を信じる者は、宗教は一種の狂信的な行為だと考えています。弾圧が厳しければ厳しいほど、それだけ力を増し、成長するものだと見なしているのです。そのため、宗教に対する扱いに関して、崩壊を誘うには、内部から破壊させるしかありません。現在、中国共産党はこの崩壊を導く手法を用いて、私たちの教区を分裂させようとしています。逮捕よりも恐ろしい方法です。なぜなら、このような迫害は阻止する術がないからで。」。

インタビューに応じた司教は次のように指摘していた。「中国共産党は、脅迫、威嚇、逮捕、金銭の見返りなど、策略を巡らせています。中国天主教愛国会への参加に同意する人物は直ちに昇進します。また、退職後に手厚い給付金を受け取ることができます。まるで悪魔のような卑劣なやり方です。慎重に信者の心の内を探り、最大の弱点を突くのです」。この神父は江西省余江教区のとある神父の例を挙げた。この神父は、数十万人民元と引き換えに中国天主教愛国会に参加するよう提案されたという。しかし、神父は提案を拒否した。

2018年のバチカンと中国の合意により、司教は法王に指名されることになっている。しかし、バチカンが中国共産党を支持することで知られている司教を指名すると、数名の信者はこの司教が取り仕切る行事への参加を拒むようになる。その結果、教会は分裂する。ある情報提供者が伝えたところによると、このような信者の行動を阻止するために、中国共産党は元「地下」の神父と司教が中国天主教愛国会に参加した事実を隠しているという噂もあるようだ。一方、頑なに天主教愛国会への参加を拒否する聖職者は引き続き弾圧を受け、教区での地位を失っている。

取材に応じた神父は「中国共産党は人々を買収しています。教会は混乱し、内部から分裂しているのです。非常に悪質なやり方です」と嘆いた。

https://jp.bitterwinter.org/breaking-up-the-underground-catholic-church-by-disintegration/ 


非正規司教が嫌だから地下でやってたのに非正規がバチカン認定されちゃったらどうしたらいいんだ 人民に同情するワシントンポスト

2018-04-03 | 中国と信仰

Critics of the Vatican’s plan for a deal with China , particularly senior Catholic figures in Hong Kong but also ordinary churchgoers, see it as catastrophic sellout that would put party cadres in charge of communities that have long fought to worship without government control. They want the pope to reconsider.

https://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/a-catholic-bishop-and-his-rural-chinese-parish-worry-about-a-deal-between-beijing-and-the-vatican-/2018/03/11/d2161b24-2109-11e8-a589-763893265565_story.html?utm_term=.75e215764bc4

Guest Op-Ed - Musings from the Chinese Underground: "The Vatican is forcing us to obey perverted bishops!"

https://rorate-caeli.blogspot.com/2018/03/guest-op-ed-musings-from-chinese.html


バチカンが地下教会を見捨てたおかげで図に乗った中共が人民への規制を強化

2018-02-09 | 中国と信仰

宗教施設と領域への立入禁止

当局が聖職者に立入禁止の署名を提示することを指示

署名しないと宗教施設の使用を禁止

立入禁止の中国における法的根拠はない

最低でも4つの地方政府が子供のキリスト教活動への参加を制止

http://www.catholicherald.co.uk/news/2018/02/09/chinese-priests-ordered-to-put-up-signs-banning-children-from-churches/

http://www.catholicherald.co.uk/commentandblogs/2018/02/09/chinas-constitution-upholds-religious-freedom-the-reality-is-rather-different/

 


決して譲歩しない中共に反共だったバチカンが譲歩したことを中共がほめる バチカンは変わり中共は変わっていないことを知るべし  

2018-02-06 | 中国と信仰

http://www.catholicherald.co.uk/news/2018/02/06/beijing-paper-praises-pope-franciss-wisdom-on-chinese-bishops/

 中国では1958年以来、聖職者の叙階は教皇ではなく、中国共産政権と一体化した『基督教三自愛国会』が行い、国家がそれを承認してきた。一方、教皇に信仰の拠点を置く地下教会の聖職者、信者たちは弾圧され、尋問を受け、拘束されたりした。バチカンは司教任命権を主張し、「愛国会」任命聖職者の承認を拒否してきた経緯がある。

 「愛国会」に所属する信者、聖職者は約500万人と推定されている。一方、バチカンに忠誠を誓う「地下教会」の信者、聖職者数は700万人から120万人と見られる。

http://blog.livedoor.jp/cjcpress/archives/52120731.html