銀座ジャズバーエムズのブログ

 生演奏のある小さなバー・・・「大人のくつろぎ空間」をお探しの方にご案内申し上げます。

長い目で・・・

2019-06-29 14:11:54 | つれづれ

 

 スタンダードジャズのライブがどのような曲を演奏しているかは、

実際に経験していない方に説明は難しいものです。

「もし、リクエスト曲などございましたら・・・」と一応言うと

「ジブリの曲お願いします」とか、「この間観た新作映画の中の曲が

とてもよかったからあれを」

・・・・そりゃ~~無理ってもんです

 

 例えばディズニー映画の主題歌の中には、ジャズ・ミュージシャンに

好んで演奏されて、現場のスタンダードになった曲はいろいろありますが

(「いつか王子様が(白雪姫)」「星に願いを(ピノキオ)etc.etc...)

それらの多くは1940~60年代のヒットで、時間をかけて練り上げられて

ジャズアレンジになっているわけです。

「ディズニーものなら・・・」と言いかけてそれに気づき

「あっ、古いものなら 『アナ雪』って言われてもできません」

ピアニスト

「我々の演奏スタイルは、まとまるまでに時間をかけますので、

長い目で見ていただければ。

「2~3年ではまだ難しいですね(・。・; 2~30年はかけませんと。」

時々ポカンとされます。でも、その古い曲を演奏すると、やっぱり

「美しいですね~~ナマ演奏ってステキですね」と喜んではいただけます。

 

 そういうやり取りとともに実際に体感していただくのが真骨頂であって、

「何をやるか」というよりも「何を選んで練り上げてきたのか」を

聴いていただく、ということだなあ、とつくづく思うのです。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

短か夜の・・・

2019-06-21 14:57:48 | 季節

日付けが変わると「夏至」

ビリー・ホリデイがいつも髪に着けていた花(クチナシ)の

季節でもありますね

 そんな日にお誕生日を迎える深澤さん、

トランペットの下間さんとのご出演、そしてたぶんもしかして

「恒例の通りすがり」もうかがっております

 

 ある曲を

深澤「じゃあ、下間さんのソロから」

下間さんが朗々と歌い上げ始めると、ブレスしたところで深澤さん

「(小さくガッツポーズして)v( ̄Д ̄)v イエイ

聞きとがめて演奏をやめる下間さん

「えっまちがえた?

深澤「いいえ、じゃなくて『イエイ!!」』って掛け声をかけたんです

下間「あ、そう」

 コンビネーションがいいのか悪いのかわかりません

週末の 短き「June Night」

ご一緒になごんでくださいませ

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Time After Time

2019-06-17 14:15:52 | 

君にたくさん甘い言葉を言いたいけれど

(言ってるけど)

言葉に何の力があるだろう?

それよりも、言葉にできない僕の心の中の声を

君が聴いてくれたらなあ

 

何度も何度も 自分に言ってるんだよ

君がいて、僕は何てラッキーなんだろう!って

日が暮れると君が 一目散に会いに来てくれるのが

 僕だなんんて!

 

僕にはわかってる

永い時が過ぎても きっと

僕の愛は変わらず新鮮で若いままだよ

君がそうさせてくれる

そしてね、何度も何度も 君に聴かせることになるよ

「ああ、君を愛せるなんて、なんて僕はラッキーなんだろう!」ってね

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

角を曲がるまで

2019-06-14 13:29:47 | つれづれ

梅雨の晴れ間

 おとといの夜中から、久しぶりに月を見ることができていますね

 

 近所の某ホテルのコンシェルジュの方が案内して来てくださった、

遠方からの年配のご夫妻。 旦那様がジャズ好きとのことで

小谷・鈴木ペアと私の演奏をことのほか楽しんで下さいましたが、

お帰りの時に、少々足元も不安があるし、夜の銀座は眺めも違うので

コリドー街のガードが見える所までお送りしました。

 

 ずっと以前にブログに書いたことがありますが、昔の銀座のお店では

スタッフが店の扉までではなく、ビルの前の道まで出て、お客様が

最初の角を曲がるまで見送るのが習わしでした。

たとえその方が振り向くことがなくても、感謝と帰り道の安全を願う思いを込めて。

今でも、人手と時間のタイミングが取れる店は、そうしていると思います。

 

 ちょうど道がごった返す時間帯に外に出ることはほとんどないので、

昨夜はうまく、月が昇ったところを見られたわけです

 

 月は欠けていくのも速いけれど、太りだしてもあっという間ですね

7月のスケジュールをアップしました。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スタンダードを愛する仲間

2019-06-11 14:06:42 | 

 先週、われらが親分こと五十嵐明要さん(As)はお誕生日でした

満87歳

その場に居合わせた皆さんとHappy Birthdayを歌い、

「では、お言葉を」と振るとおもむろに

「は~~、長かった場内爆笑

演奏も、そして飲みっぷりもますます絶好調

来年もみんなでお祝いできますように

 

 日曜日の「トリビュート愛好会」は、

小林洋(P)大津昌弘(B) Guest:下間哲(Tp,Vo)影山ミキ(Vo)

のメンバーで、「S」で始まる曲を中心にお届けいたしました。

下間さんも、ゲストでありながら、

Smiles

Strike Up The Band

Stars Fell On Alabama

Stardust   などなどやる気十分

私の歌った曲目は

1st.「Doris Day Tribute」として

Secret Love

Sentimental Journey

Shang-hi

 

Skylark

Straighten Up And Fly Right

2nd.

「光井章夫Tribute」として

Do You Know What It Means To Miss NewOrleans

 

Stella By Starlight

Sophisticated Lady

Sweet Memories

So In Love

 

 先輩たちの思い出話、そしてそれぞれの曲にまつわるエピソード、

(もともとはこれも先輩方から聴いた話も多く)

お話も尽きず、みんなでスタンダードを堪能するライブになりました

 

 こちらはまた秋口に企画できるといいな、と思っています。

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする