山ヤのゲンゴロウ

山登りと自転車、ログハウスなど趣味にいつて

榿ノ木谷支流

2013年08月02日 | 沢登り2

 簡単に登れそうな滝も水量のお蔭で難しくなります。

今日は平日。最近、土日は仕事や家族等の行事で沢に行けなかった。しかも、連日の豪雨で仕事も忙しく中々行けずじまい・・・
今日はやっと一日フリーとなったので、早速、ボスと沢に行ってきました。本当は、白山の大嵐谷支流に行くつもりだったけど、連日の豪雨で大増水しているだろうから、地元の沢に行く事になりました。
でも、今朝、またゲリラ豪雨があって、沢は増水しまくってました。
 
 水量が多く、いつもなら楽に行ける滝も難易度は一気に上がりました。         ずっとシャワークライムだったので「カッパ」を着て・・・

 
 20m滝です。大迫力でした。マイナスイオン全開って感じです。         20m滝を横から


 飛沫を受けて登ります。ホールド、スタンスを探しながら・・・  写真:ボス

林道手前に車を停め暫くして支流に入ります。如何にも北陸の沢!?といった感じでこじんまりとしており、水流の両岸は杉の植林地です。でも、ゴーロが主体ではなく岩盤が発達した谷で、手頃な滝がいくつも現れ、その殆どをフリーで登ることができました。でも、一箇所、この沢には似合わない物凄く20mくらいのデカいハングした滝が現れ、水流が多いことも相まって飛沫の風圧に押し倒されそうになります(ちょっとオーバー)この意外な発見に感動。さらにそのすぐ上に滝は続きます。ヤッパシ沢登りは楽しいな。
 
 岩盤が良く発達してました。              日の当たるところで休憩です。


 岩盤が発達!!    写真:ボス 

そのあとも、滝は続き、谷を詰めていきますが大雨で増水したお蔭で中々水量は減りません・・・。でも、何だか前方が急に明るくなり、岩塊が増えてきます。ひょっとして・・・ヤッパシ・・・林道に出ました。地形図上では林道は無いのに、ここまで延びてきていた。当初沢を詰めて支尾根を越えて別の沢に下りようと思っていましたが、このまま林道を歩き、当初予定していた谷を下りました。

 下ります。

 
 デカい樋滝が豪快に流れ落ちています。                 水量が少ないと迫力無いんだろうけどね

帰りの谷も、岩盤がよく発達しており、デカい樋状の滝が連なります。逆コースを辿ると面白かっただろうと思いつつ、いつの間にか堰堤のバックウォーターに出、林道に飛び出しました。その後は梅雨上がりのような眩しい太陽を受け車のもとに帰りました。
半日コースのこの沢。ここら辺の沢は岩盤が良く発達しており、見応えのある大滝有り、とても楽しませてもらいました。
今日入った沢は、過去に記録が無いだけに、当たり外れを気にしてしまうところですが、藪っぽかったけど、「当たり!」でした。水量が多く迫力が有ったのもその要因の一つかな。

下界は茹だるような暑さだったけど、沢の中はその暑さも忘れさせてくれました。
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荒島の谷

2013年06月15日 | 沢登り2
今日も眞ちゃんと二人で沢に行ってきました。
朝、佐開集落で集合し、養魚場に眞ちゃんの車を駐車しボクの軽トラで鬼谷林道をブッ飛ばします。かなりの悪路ですが、軽トラなら全く問題なし。此処に来るのはクズハキ谷遡行、そして荒島山頂からMTBでダウンヒルした際に通って以来・・・。前方に垂れる木の枝やブッシュを跳ね飛ばし、落石を乗り越え佐開コース登山道駐車場に到着です。ヤッパシ軽トラって素敵な乗り物だと再認識。(酷使しすぎ)
 
 鬼谷林道を走り、佐開登山道口に到着。普通車は此処まで来れません。車が傷みます・・・      横谷に出た。

ここから横谷に下降します。藪漕ぎも僅かで、すぐに沢となり、程なく横谷に到着。ヒメマチ稜を挟んで反対側には荒島最難関!?とも呼ばれる地獄谷の支流クズハキ谷が有り、ここは極楽谷の支流の横谷。何となく平和的な風情を醸している。ここから、ヒメマチ谷に入るべく下降していると、何だか異様な臭いが鼻を突く。先週の沢もそうだったが、またまたボクの大好きな野生動物の「カモちゃん」の腐乱死体が谷水に打たれている。頭部は白骨化し、毛皮の残る胴体はこれから腐敗が進んでいく様相を呈していた。ここは合掌し息を止めて下降すると、地味な出合いに到着。ここがヒメマチ谷だ。
 
 ヒメマチ谷の出合。水の少ない小さな支流といった風情。           小滝も所々有るけど、フツーの感じ。

 
 ヒメマチ谷を振り返る。足場の厭らしい感じです。         谷の右岸尾根を藪漕ぎ下降すると、ヒメマチ谷の本流らしき岸壁が。ガスってて良く分からないが、読図の難しさを改めて実感。

水流は少なく、何も無さそうな雰囲気だけど登る。滝は3ヶ所程あったものの程なく水流は姿を消しV字状の溝がそそり立っている。足元は滑りやすく岩や泥。しかも手掛かりは貧弱な草付き。引き返したい気分だが、眞ちゃんはまだ「あそこまで行ってみよう」との事。足を滑らしたら奈落の底って感じだけど、漸く歩みを止め右岸のカンテ+灌木地帯に入る事に。安心して掴む物が有る。ヤッパシこの先進んでもダメだろうと尾根を下降することに。途中、細い谷に入ってルートを間違えた事に気付くが、水量の殆ど無い谷に加え、正面の岸壁に惑わされていた。結局もとの横谷に戻る事になった。蒸し暑く身体がだるかったが、沢の中に入ると沢の音共に一陣の涼風が吹き抜ける。何とも快適!しかも雨がポツポツ降り出して来た。

 横谷と「中ノ平谷」出合いに架かる大滝。この滝を登り、中ノ平谷を遡った。 中間部分が中々厳しかった。合羽を着込んでも寒かった。

 
 怪しげなムーブ&力技で抜けていく。岩と水に戯れ、これが沢登りの面白いところか。      核心部を抜けたところで一息入れ、再び登る。

フル装備でやってきたけど、ヒメマチ谷で意気消沈するが、帰りは別の谷を登ろう!ってことで横谷を少し下降し「中ノ平谷」へ。出合いにかかる15m滝が現れる。巻こうにも時間がかかりそうなので、カッパを着込み登る事に決める。
リードはボクがやらしてもらう。リスが細く中々ハーケンが決まらないが、頑張る。カムも良く効き、ハーケン3ピン目を打ちそこにアブミを掛け踏み込んでいたところ、一瞬無重力感に見舞われる。フォールすることに・・・。でも2ピン目のハーケン、そして1個目のカムが良く効いていて、ほぼ垂直壁だったので怪我せずグランドフォールには至らなかった。再びルートに戻って登る。この後もハーケンやカムで支点をとりつつ、ほぼ人工でこの滝を登る事が出来ました。
雨は勢いを増し、全身ずぶ濡れで登るこのスタイル気持ちイイなぁ。

 その後再び現れた10m滝。なかなか見応えのある滝が有りました。

 
 ヤッパシここもロープつけて行きます。ヌルヌル          雨が降りの中の沢登りもイイ感じ。

  
引き続き眞ちゃん登ります。沢の職人です。        雨にも負けず、滝にも負けずといきたいところです。蛭は居ないのでその辺のところは安心!

 
 巻く事はせず、登り切る事が出来ました。ヤッタネ!        夏はヤッパシ「

この後も大きな滝が2箇所現れ、ロープでして登ったり・・・最後は藪を漕いで鬼谷林道に出ました。
 
 適当に藪漕いで・・・林道へと詰めます。           そして林道に到着。人工物が何だかちょっと嬉しい。

朝の軽トラ駐車地点へ向け歩き・・・全身ビショビショ・・・ドロドロの姿で着替えもせず軽トラに乗車し、林道をカッ飛ばすのでした。ヤッパシ軽トラは様々な用途に大活躍!!
 
 もうすぐ17~18年くらい経つ我家の働き者の軽トラです。      テールスライドさせながらカッ飛ばしたいですが、失敗したら谷底へGOです。


そして、こんな沢登り出来るのも眞ちゃんのお蔭。感謝!!
ヤッパシ、この時期は沢登りが楽しいな断然!!。でも自転車にも乗りたいけど・・・。でもやっぱ沢かな。うん
(写真:眞ちゃん、ボク)
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三重岳へ沢登り

2013年06月09日 | 沢登り2

小振りな沢だけれども、岩盤は良く発達していて良い渓相だったと思います。

ついこの前まで山スキーしていたけど、もう季節は夏山シーズン。ボクとしては沢登りの気分。自転車に乗ってヘロヘロになりたいけど、何だかそれだけでは物足りないような・・・。ヤッパシ山に登りたい。
という事で、沢登りです。場所は湖西の沢。間谷を登って三重岳を詰めて八王子谷を下りました。
メンバーはいつもの眞ちゃん、そしてN崎さん。初対面のあっぽさんです。
毎度のことながら、楽しく登ることが出来ました。
ヤッパシ沢登りは危険がいっぱい。でもそれが楽しい。渓や緑、岩、そして地形が織りなすその光景に癒されます。
 
 飛沫を浴びてマイナスイオンを浴びて行きます。            小滝も連続していて楽しいです。

 
 釜に浸かりながら・・・初夏の暑さは此処には有りません。      岩と緑の対比がキレイです。

朝、眞ちゃん家から下道で湖西に向かいます。長距離トラックの運ちゃんとバトルしながら高島市着、そして石田川沿いのちょっと荒れた道を進み、入渓のすぐ傍に駐車し大阪組を待つこと暫し、7:40出発です。ここ最近気温が高くなりつつあり水に浸かりながら登る「沢登り」はとても涼しげで気持ちイイ。(時には寒すぎてブルブル震えている時も有るけど)小振りな滝がチョコチョコ出てきていずれも簡単に越せる。でも一箇所大きな滝が有った。地形図を確かめながらルートを切り開いていく。特に難しいとこも無く藪漕ぎも殆ど無く11:50三重岳に到着。

 高島トレイルで人気らしい「三重岳」で記念撮影。沢を登り詰めて至った山頂は平凡な山。でも何だかとても嬉しい。

此処で昼食し八王子谷を下降する。尾根を挟んだ隣の沢とあってか渓相は良く似ているが、こちらの方がミニゴルジュが多く点在し、水流に磨かれた滑滝や釜も多い。懸垂下降も2箇所有った。
見上げると眩しい新緑の葉と対比して黒く光った岩、そして水の流れがイイ感じ。ヤッパシ沢って癒されるなぁ。
ふと手のひらを見ると、蛭が手袋の上からボクの血液を吸おうと口を吸いつけ動いている。ヤッパシここら辺の沢には居るんだなぁ。献血マニアのボク(現在のところ通算94回)にとって、蛭にも献血してやりたいが抹殺。
 
 小滝がいっぱい              懸垂もありました。

 
 下りの方が見応えのある滝が多かったです。

 
 此処らもヌメヌメした滝。比良の沢に良く似ている。

そうこうしながらいつの間にか堰堤が見えてきた。そしてあっという間に道路が見えてきた。15:55
今日も楽しく沢登りが出来、満足でした。
最近流行りの「マダニ」。死者も出ていると言うから怖い。沢にも居るそうだが、どうやって防ごうかな。
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土倉谷、そして廃鉱探索

2013年05月25日 | 沢登り2

土倉鉱山跡地(戦前の鉱山跡地)。朽ちたコンクリートの構造物を草木が覆っていますが、当時の人達の声や機械の音が聞こえてくるような感じでした。

気温も高まり汗ばむ今日この頃。山スキーをするにはちょっと違和感を感じてしまいます。
そんな訳で今日から合羽を着込み滝に打たれながら登る、沢シーズン突入です。ヤッパシ沢登りもとっても楽しい。泥や蜘蛛の巣に塗れつつ滝を登る。山スキーには無い楽しみが此処にはいっぱい有ります。ザックの中身を一新し今日からは夏の山スタイルに変更です。

今日は、湖北の沢登りをしてきました。このエリアはボクにとって未踏。眞ちゃんとの久しぶりの沢です。
山登りって、入る山域によって植生はもちろん、地質ににより水流に磨かれた様々な地形を顕にする谷を見るのも楽しみ。特に今回は過去に銅鉱石が採掘されていたところとあって、過去に先人達がその露頭を発見して採掘の可能性を見出し事業化してきた訳だけど、その片鱗に少しでも触れ、当時の人達に想いを馳せたいと思いました。

眞ちゃん家に集合し、木之本に向かいます。303号線に入り八草峠手前の土倉谷林道に入り、暫く行くと、鉱山の選鉱場跡地を過ぎ二俣の左俣から入渓です。地味な沢で何も無いかなと思いきや、意外に立派な滝が姿を見せ、登る事が出来ました。シャワークライミングが有ったりと、カッパを着て水流の中をハーケンやカムを効かして登りました。この感覚・・・山スキーには無いスリルが有るし、やっぱし沢登りは楽しいです。瀑音で声や笛が聞こえないので無線を使っての登攀。これも楽しかったです。勉強になりました。
 
 暑い夏は沢登りだね。シャワークライミングの滝          ハーケンでA0で登りました。

 
 登りの谷は登攀的要素が有り、ロープ出して登る事が出来ました。久しぶりに打つハーケンの感触が心地よかったです。

その後もたくさん滝が現れ、フリーで気持ち良く登れるところも多く有り、記録が無い谷だけにショボイ谷かなと最初は不安だったけど、詰めるにつれ当たりかなと思いました。そしてこの山に銅鉱が眠っているとは、現代の様な探鉱の先端機器が無かった時代に発見した先人達は凄いなと実感しながら登りました。
 
 雪は無く、水と岩と樹に囲まれ誰もいない山。山スキーよりもちょっと危険な匂いのする沢登り。新緑の時期もイイね。

  
 いつもと違う筋肉使った為か、翌日は筋肉痛でした・・・。         谷を詰めると何だか平和な感じの良いところに。白山系には無い感じです。

徐々に詰めると、平流となり周りはブナや栃の林となります。とても大きな栃の木が迎えてくれました。この山には登山道が無いので、人工的なモノも無く心地よかったです。

 栃の大木。ボクの家の栃の木もいずれはこんな大きな木になるといいな。

稜線に出たら、後はコンパス振って、帰りの沢を下りるだけ。滝も無く平凡なガラガラの沢だったけど、最後の本流手前は地形図に窺えるとおり、ゴルジュとなっており、イイ雰囲気でした。
 
  下りの沢は最後に立派なゴルジュが有りました。       ちっちゃな懸垂も一箇所。

本流を下ると、古い石積みが随所に見られ、さらに両岸には古いコンクリートの構造物が草木に覆われています。鉱山の跡地で、朝通り過ぎた所よりも更に古いものでした。しかも、地形図上で気になっていた川が暗渠になっており以前、此処には大きな鉱山、人達がいたという事がその規模で如実に実感出来ました。
当時の資料を読んでみたいなと強く思い、家に帰ってこの「土倉鉱山」をネットで検索して色々見ました。
こんな風に山に入ると、昔住んでいた人達の住居跡の基礎石などが見られますが、そこに住んでいた人はもう死んでいないけど、そこに生活が有ったという事を知る事が出来、その雰囲気を感じる事が出来、とても感動します。
廃墟マニアの心をくすぐる山行となりました。
 
 土倉谷鉱山跡地(戦後、ここに移りました)         坑道へのトンネル。

そして、山に登っている時に今日がカミさんの誕生日である事に気付きました。
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沢での事故

2012年09月01日 | 沢登り2

 冷たい水だったけど澄んでてキレイでした。

今日は福井山岳会のメンバーと5人で沢登りに行きました。場所は岐阜県の川浦谷本流です。前に行った海ノ溝洞の本流です。
板取キャンプ場から入渓し進みます。が、途中の急流をロープ張って渡渉する際に1名が左足を負傷。そのまま渡渉を終え患部をうかがうと、骨折が疑われる。ここで本日の遡行は中止とし、皆で協力して沢を下りました。
安静な体勢をとり、患部の状態を見ると、左足の腓骨(近位)を骨折しているので、各自ザックのフレームを抜き出し、これを副木(シーネ)としてテーピングで膝関節上から固定しました。
その後、近くの消防署へ電話し、本日の整形外科対応の病院を訊き、病院へ連絡を入れてから、車で搬送となりました。
レントゲン等、診察の結果、腓骨の単純骨折(全治1ヶ月)と診断され、処置後病院を後にしました。
 
 川浦渓谷!いつ来てもキレイですが増水時には要注意!!(N井さん)      道から見下ろした本流。

 
 夏は沢に限ります。          あまり日は差さないけど

今回の事故は、山岳会メンバーの適切な対応により事故後の処置、行動も適切でありマニュアル通りできたと思います。下界と違って山では様々な介助を受けることが難しく、セルフレスキューの技術が必要となってきます。
この経験を更に糧として今後も生かしていきたいと思います。更に自分自身の仕事にもね。
 
 ここで引き返しです。             病院にてギプス処置後の様子。松葉杖です。

普通の登山道を登る山登りと違って、こういった形態での登山において単独で登ることの危険性を感じつつ、山岳会などで定期に行われる救助訓練等には参加しスキルアップに励むべきと実感しました。

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暑い日は沢登りに限ります。

2012年08月26日 | 沢登り2
今日は金沢の仲間と沢登りです。入渓の準備をしていると一台の車がクラクションを鳴らしてきます。良く見ると見慣れた仲間が・・・
偶然にも福井山岳会のメンバーもここにやってきたようです。特に申し合わせしていた訳でもないのに・・・
皆、考える事は同じなんだなと思ひました。

 花崗岩でつくられた沢。明るくて気持ち良いです。

土曜日はカミさんの実家の祭りによばれ、楽しく過ごし、翌朝4:30に金沢組に鯖江北SAで合流し、一路八日市にGOです。メンバーは鮎っち、ぽんちゃん、金沢美大生。昨夜は飲みすぎた為か、気持ち悪く早く沢に入ってリフレッシュしたい・・・。
神崎川のいつものところに停めて準備をしていると、見慣れない車が。良く見ると、福井山岳会のO橋さんやM田さん、T堂さん、そしてS水さん。何処に入るのか聞くと、赤坂谷~ツメカリ谷~本流とボク達と同じコース。せっかくなので皆と一緒に入渓することになった。
 
 花崗岩の明るい沢。いつ来ても気持ちイイです。           全て直登できる滝ばかり(増水時は無理だけど)

 
 釜を泳ぎ、へつりながら滝を目指す。           キレイな滝も多いです。


 変死体ではありません。天然のジャグジーに浸かるO橋さん。(定番の場所にて)

ここ最近、雨が降っていない為か本流は水が少なく、ちと寂しい気分だけど、赤坂谷に入るとそれなりの水量。次から次へとあらわれる滝に打たれながらのシャワークライミング。9年前に大増水した際は、本流の渡渉にロープ出したりと濁った滝を登っていたけど今日は清々しい滝群だ。
下界は猛暑なんだろうと思いつつ、ここは別天地。あまりに長く浸かっているとガタガタ震えそう。
 
 帰りの谷は泳ぎっぱなし・・・飛び込みっぱなし・・・・。


 海よりも川が好きな山岳会メンバー達。


 ザックを下ろしアクロバティックな飛び込みまで出てきて・・・いつか脳天割るんじゃないかとヒヤヒヤものでした。

センコウ谷を過ぎ平流(750mh)になったところから尾根を登り返しツメカリ谷に入る。ここからは大きな深い釜を湛える滝の上から飛び込みっぱなしです。頭から飛び込むツワモノまで・・・
本流に出ると、大きな岩壁でボルダリング。そんなこんなで楽しく夏のひと時を愉しみました。
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暑い日はコレ!

2012年07月15日 | 沢登り2

 キレイな滝の前でカミさんと記念撮影。いつも仕事に家事、子育てありがとう!!

今日は敏さんと、カミさんとの3人で沢登りに行ってきました。今年初めての沢登り!まずは軽く登攀&泳ぎの沢です。
朝、鯖江で集合し一路滋賀県に向かいます。道中、大雨に見舞われ不安がよぎりますが、八日市に入ると青空も見えだし気持ちも弾みます。神崎川の手前の渋川へ向かいます。ここは初めての沢!明るい様相の谷で気持ち良く登る事が出来ました。
 
 下界は蒸し暑いだろうけど此処は別天地。涼しいです         キレイな河原

 
 最初の3m滝 右岸のクラックを登りました。       カムが良く効き人工で登るボク

キャンプ場駐車場に車を停め8:00出発。河原は明るく清々しい。堰堤を4基越し暫くすると3m滝が現れる。水に浸かってカムやハーケンでルート工作して登る。気持ち良い登りだけど、最後に登ったカミさんがカム回収時に釜に落とした。全員登り終えた後再びボクが下降して増水した釜の中を潜ってカムを回収。
次の2段8m滝は水流が多く泳いでも取り付けない事から断念し、右岸から登る。
 
 滝を前に佇む。              8m滝

小滝群を泳ぎを混ぜ快適に登り、次は3m滝!右岸側のCS滝左をお腹までの深さかの釜に浸かりつつカムをクラックに噛ませてアブミで這い上がり2ヶ所のカム、ハーケンでの人工で登る。この工作が楽しい。水流に磨かれた岩群はハングしてたりと中々面白い。岩が固く安心感。
 
 岩は固くカムが気持ち良く決まり嬉しくなる。もちろん沢ムーブでの登攀        頑張れカミさん。ギア落とさないでね。

次の3m滝は泳いで右岸に取り付き無難に登り切った。ここは左岸から流芯に行くも水流が強く取り付く事が出来なかった。
次いで現れた3mハング滝。水流に押し戻されそうな勢いの中突進し、お腹まで水に浸かり左岸に取り付き残置シュリンゲに足をかけ独り奮戦するも何度も釜に落ちる。もう後ちょっとなのに・・・重いザックが無けりゃ行けそうなのだけど、カミさんに来てもらいショルダーでいとも簡単に登る事が出来た。右岸から登ろうとしていた敏さんも諦めここから登る事に。今日みたいな日は何度釜に落ちても気持ちイイくらい。

 
 水流強く押し戻されました・・・               左岸ハング。上部のホールドが細かく微妙な登りだったけど楽しかった。

 
 左岸ハングを登る敏さん。難儀中です・・・。             最後の滝右岸側壁を登るカミさん。落ちても釜の中!だからガンガン行こう

終盤は小滝や釜を登り泳ぎゴルジュから抜け出し河原状の様相を見せだすと頭上に林道の鉄橋が見えてきた。ここでゴール。沢から上がり林道を下り車の元に。途中観光客で賑わう池田牧場の売店でジェラートを購入し、これで喉を潤しました。美味しかったぁ~。
下界は沢の中とはうって違い暑くムンムンとしていましたが、芯幹部が冷えたボク達にとってこの茹だるような暑さが心地よかった。

 
 最後は水流に負けじと泳いでゴール!                車の元へ向かう途中、池田牧場でジェラートを食べました。

車のところには12時前に到着したので、着替えた後、敏さんの提案で竜王アウトレットへ向かいました。溢れんばかりの人混みの中に埋没し、これが現実なんだと思いつつ、先ほどの沢の中ボク達3人が佇んでいた状態とは相反する情景に圧倒されました。ヤッパシ山の中がイイなと改めて実感しました。
下山後の着替えといったらヨレヨレのTシャツにズボン、オッサンサンダルといった普段家で寛ぐスタイルのボク達。こんな所には相応しくないスタイル。しかもブランド物には全く興味の無いボク達(カミさん除く)、ちょっと異様な感じで何一つ購買することなくアウトレットを楽しみました。(カミさん除く)

そして源次郎と共に妹家族宅に遊びに行って子守りしてくれた両親にも感謝です。

服を脱いでビックリ!丸〃と太った蛭(ヒル)を踏みつぶしつつ・・・
献血回数85回のボクも今回は蛭(ヒル)にも献血してきました。(ヒルへの献血回数は約7~8回ほど)
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連休は白山にどっぷり浸かってきました!

2011年10月10日 | 沢登り2
10月の連休は、鮎っちと、東さん(金沢の)と3人で白山の沢に行ってきました。
昔はよく行った「蛇谷支流」、今回のメインはトークズレ谷の奥壁左岸スラブです。昔・・・この右俣に行ったのですが、ずいぶん前の事で記憶が薄れていて、スーパー林道ゲートから望めるこのスラブに行くとあっては行くっきゃないなと思いました。また、親谷も10数年ぶりの再訪!またあの老婆の白髪みだれ髪を登ってきました。この辺の谷は、ヤッパシ楽しいネ。

10月8日土曜日は、家族サービスというか労役というか皆でさつまイモ掘り!をして山の準備をし、翌朝3時起きで。4時に瀬女の道の駅に集合しS林道に向かい5時発です。徐々に辺りは明るくなりだし「トークズレ谷」に到着。ここでビパークの装備をデポして6時に入渓です。5段の連瀑を擁する「かもしか滝」に取り付きます。最後の3段は左岸の岸壁を登りトラバースして越える。水流に磨かれた側壁はツルツルです。ゴルジュ内に続く滝群は逃げ道が無いので全て登ります。もちろん腰以上に浸かり泳ぐことも。陽が射さない寒いゴルジュ内。ガタガタ身体を震わせ目の前の滝を乗り越えて行きます。こんな山登り!イイ感じです。何だか生きているって感じです。
 トークズレ谷の入り口、かもしか滝!いきなり手強かった!

 この深く冷たい釜を擁する滝をハーケン連打で切り抜けました。

 滝はいっぱい!白山らしい滝群

 応接の暇が有りません。みんなカッコいい滝!

今日は職人沢ヤの鮎っちがいるので気分的に凄く安心・・・。そんなんなってかボクも果敢に攻めの登攀でリードさせてもらいました。やはり歴戦の漢!!見習う事はいっぱい有って、とても良い勉強になりました。
青白く固い岩の連続…。リスは限られるけどハーケンが気持ち良く決まり、心地よいリズムでハーケンの打撃音がゴルジュに響きます。水の流れやそれが穿つ造型!あぁ・・・沢登って楽しいな。

ゴルジュが続きます。この白い岩質イイ感じ!     この時期の泳ぎはこたえます・・・芯から冷えます~♪

逆層のスラブ状の滝があったり、苔で滑りそうな滝が有ったりと気が抜けません。今日は3人なので急いで登ります。
写真を撮ると変なポーズをとってくれる鮎っち!お茶目な人です。
12:15に漸く今日の目的地である奥壁スラブに到着!両岸に迫るこの一枚壁。見る限りボロボロに崩れそうな礫岩。でもここを行くっきゃない!沢靴からクライミング用のフラットソールに履き替えて登ります。ロープに擦れただけでボロボロと崩れ落ちる落石。ビレーする方もビビります。テストしながら安定を確認しますが、場所によってはホールド、スタンス共に安定し且つハーケンの効き、クラック内のカムの効きも良好で快適に登る事が出来ました。徐々に傾斜は緩くなり最後はフリーで草付き灌木の支尾根に出て沢靴に履き替え藪漕ぎ突入!

 広大なスラブ!。ボロボロの壁で落石が・・・直撃しまくり。

 満面の笑みのボク!


稜線に出て、コンパスで方向を確かめ国見山に向け藪漕ぎ!昔々登山道が有ったというのだけど今はその面影まったく無しの激藪です。とりあえず山頂を踏んで(15:30)、南東に延びる谷を懸垂、等交えて下降してS林道に到着(17:00)。ここで親谷へ向け行かなくちゃいけない。薄汚れた服の皺を延ばし、登攀具をザックに片付け、普通の登山者を装い途中、何度も通る車に対し、親指を立てヒッチハイクを敢行!30分くらいして岐阜ナンバーの若い兄ちゃんが「何か有ったの!?」的な心理で停車してくれたのが最後。ダッシュで車のもとに向かい、警官の職務質問的な強引さで事情を説明し半ば強引に乗せてもらう。「何故こんなところに人が居るの!?」的に現状を理解する暇を与えず、こちらのペースで「トランク開けてもらってイイですか!?」と図々しくも沢臭い怪しいオッサンを怪しみながらも乗せて頂き感謝!!。(ニコニコと笑顔をふりまき懇願したボクのNZ仕込のテクニックが功を奏したのかな!?)
 
 カメラを向けるとポーズをとってくれる鮎っち!         スラブの大岸壁を登る東さん!外国の山を登っているみたい。

 
 右岸スラブの様子。こちらの方が登りごたえは有るようです。      国見山からの下りの沢にてポーズする鮎っち!

下車したのち、沢に入りピパークです。ビールや焼酎を飲み、蛇谷に湧く天然温泉のドスの湯に浸かり星空を眺めつつ身体を温め寝袋に入り翌朝を迎えます。嗚呼幸せ!
 夜は酒飲んでちょっとした宴です。最高!!

翌朝、5時起床し準備を整え親谷に入ります。姥ヶ滝は10年ほど前にリードで登ったんだけど、どのラインを登ったか詳細は忘れたけど、その記憶を思い起こしながら登ります。リスが少なく中々良い支点を作れませんが登ります。ダブルロープの抵抗が重くなり、傾斜もハング気味。昔はこのままブッシュ帯に逃げ込んだけど、鮎っちに直登することを命じられる。無理と思い、一旦ピッチを切って鮎っちに登ってもらう事に。ザックを下ろしフラットソールで登る姿に職人的クライミングを見せつけられ、今後の課題を残した。
 10年振りの再会!姥ヶ滝!!

 高度感最高です。今回も沢靴で登りました。

 鮎っちの職人的クライミング!惚れ惚れしてます。

 今回は寒いので釜に浸かれませんでした。

 
 ナメが美しいのも特徴の親谷!です。            稜線に出て、鮎っちと東さん!!ブナ林がとてもキレイでした。

そうこうして8:50に滝上に到着。この後は連続するナメ、小滝を越えながら楽しく登ったり泳いだりして源頭を目指すのでした。その途中、ボクが小滝を登り終えた後、目の前3m程先に黒い物体と鉢合わせ!熊です。この熊に襲われる・・・とおもいきや、踵を返し大きいお尻をこちらに向け一目散に山の斜面を駆け上って行った。心臓バクバクで危うく殺されるところでした。あれは小熊じゃ無く大人の熊でした。
その後は何事も無く沢を登り詰め中宮道に出ました。(12:30)
本当はしなのき平ヒュッテ北東のスラブを登る予定でしたが、取り付く枝沢が分からず越してしまい今後の課題となりました。
このあとは、超快適な登山道をルンルンと他愛のない会話を楽しみつつ、東さんはブナの実を食べながら、ボクは拾いながら、そして遠方に聳える笈ヶ岳等を楽しみながら下りました。(中宮道登山口15:10着)
 昨日登った国見山方面。笈ヶ岳もバッチリ見えるよ。蛇谷を跨いで登った沢登り!今回もとても楽しい思ひ出が出来ました。みんなアリガト~!!

今回の山行は鮎っちと東さんのお陰で白山の懐にどっぷり浸かり沢を楽しむ事が出来ました。国見山から望む白山はとても大きく見え、白山の周囲には様々な素敵なトコロがいっぱい有るのだなと再確認出来ました。
国見山に向け藪漕ぎをしているとき、頬を伝う汗そして稜線を吹き抜ける風が心地よく、振りかえると藪の切れ間に見えた白山の姿。疲れや煩い藪に辟易してはいるけど、かえってその瞬間がとても癒されました。
幾つになっても山で青春しているなと思ってしまいました。 みんなアリガトー!!

 中宮道のしなのき平小屋で休憩・・・。登山道に出るとホットするね。
 
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淵と滝と苔の共演

2011年07月18日 | 沢登り2

 後半の手ごわい滝を登ったカミさん。そしてビレイした鮎っち!

今日も暑いだろ~って事で沢登りです。色々迷ったあげく、鈴鹿の神崎川は飽きたし、近くの愛知川支流に行こうと思ってたんだけど、金沢のネーちゃんから電話が有り、その話に乗させてもらいました。
場所は大杉谷川!地形図で見る限り平平凡凡としていましたが、行ってみると騙されました。「サイコーの沢」でした!!
メンバーは鮎っち夫妻とボクとカミさんの夫婦コンビそして敏さんの5人です。
 
 入渓するもいきなり泳ぎが続きます。水流に負けないぞぉ~♪      苔むしたゴルジュ内。イイ感じです。沢の水も苔の味がしました。オイシィ~

 
 泳ぐネーちゃん!鮎っち!              泳ぐカミさん!鮎っち!!  みんな気持ちよさげデス。

朝、日本女子のサッカー決勝を車内で応援しながら向かいますが、ちょうど1対2で逆転されたところで電波の不感地帯に入る。結果が気になるけど・・・今日の沢がもっと気になる。車を停めて7:00頃入渓。
苔むした岩盤の発達したゴルジュ内の深い水流、幾つもの滝が架かり、「泳いで滝に取り付き登る」が延々と続き応接の暇が有りませんが、楽しい~!水流と格闘し滝を越えた時の達成感はもちろん、ハーケン、カム等の登攀具を用いザイルを伸ばし登る滝も多く、もちろんナメの滑り台で釜にダイブ!ヤッパシ夏の泳ぎ系の沢登りは楽しいデス。
 
 フリーで登れる滝が殆どです。           苔むした小滝が続きます。敏さんヘルメット新調しました。

 
 カム、ハーケンで登るところも有りました。ヤッパ楽しい~。         風情のある滝が多いです。ヤッパシ苔!?

もちろんナメの見せ場も散りばめられ、楽しく遡行は続く。みんな童心に戻ったかのよう。
難しい滝は、ザックを下ろし釜をへつって取り付き登る!フリクションはヌメっているけど岩は固く安心して登る事が出来ました。
そんなこんなで笑いが絶えない沢登りとなりました。
最後は車止めに到着し、ここから再び百間滝を見に沢を遡り、登山道を汗して登る事1時間、ヘロヘロの代償は・・・良く見えず残念。
帰りは仲良く温泉で汗と苔を落とし、蒸し暑い下界を運転するのでした。
 
 天然ウォータースライダーで滝壺にGO!するカミさん。         滝壺から浮かび上がったカミさん。


こんなスラブ状の滝が多いです。 ルートを見極めザイルを伸ばします♪
 
 ナメもそれなりに良く発達していて見応え有りました。          カミさんも超楽しんでます。小遣いUPしてね!!

 
 泳ぎ疲れ、休憩のひと時。山とは関係ない話で終始話題はもちきり!     この滝は右岸から巻きました。

 
 この滝はザックを脱ぎ、滝のすぐ右を登りました。腕力バカです。         最後の大滝にヘツるカミさん。

今日は楽しい沢登りアリガト―!鮎っちそしてネーちゃん。白山系の沢でこんなに泳げる所が有るなんて知りませんでした。砂礫で埋まった神崎川行くよりもダンゼン楽しかったです。(明るい花崗岩のソレと違い苔むして薄暗く鬱蒼としていたところも白山っぽくてイイね!!)
そしてヤッパシ!!カミさんも一緒に楽しく沢登り出来ました。(本当に良いカーチャン孝行となりました)
これが最も重要かもしれませんが、源次郎の子守をしてくれた両親ににももちろん感謝しきりです。(源次郎もプールで泳いでました)
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夏はヤッパシ沢登りだね

2011年07月15日 | 沢登り2

 夏はヤッパシ沢登りだね!!

今日も自転車に乗ろうと思っていましたが、昨日、白山の主であるIさんから電話が有りました。
要約→「今度、石川のNHKで沢登りの収録をしようと思うんだけど、どっか手頃で涼しいとこ無い!?」との事。
いきなりだったので考える暇も無く「ヤッパシ大日沢かな!?」ということで、「一緒に行かない!?」と言われ、自転車の事も有ったけど、熱中症になりそうなくらい毎日暑いので、沢に行く事に決めました。
メンバーはIさんと、NHKのカメラマンY村さん。実はこの方とは以前にも収録のエキストラ役となり出演して以来。つい先日、NHKの撮影クルーとしてエベレストに登頂してきたばかり!!そんなお方にボクがガイドする形で行ってきました。
まぁ…この沢はこれで3度目。でも記憶が薄い・・・。最後に行ったのは10年ほど前、カミさんと付き合っていた頃にデートで行った思ひ出の沢なのです。そんな懐かしい記憶を辿ってあの頃の自分を思い起こしながら水と戯れてきました。(7:30発)
 
 お釜を湛え見事な滝が幾つもあるよ~。    そんなお釜を泳いで滝に取り付く。

 
 こんな日は童心に還って泳ご~!        涼しいわ~!

シャワークライム有り、泳ぎ有り、へつり有り、で殆どの滝を登る事が出来る爽快な沢。
下界のウダル様な暑さを完全に忘れ、涼んできました。
1000mの分岐を右にとり、加賀甲とのコルに出て(少しずれた)避難小屋で休息しあとは徐々に蒸し暑くなる登山道を下りました。(小屋着11:50)
ヤッパシ沢は涼しいね~♪
 
 ナメもとってもキレイでした。         シャワークライム最高です。

 小屋で、左からIさん、Y村さん、ボク

Y村さんはこんな若さ(まだ20代)で既に2回もエベレストに登頂されています。ということでいろんな裏話を聞く事が出来ました。ボクには一生そんなスゲー山には縁はありませんが聞いていて楽しかったです。煙草を吸う人の方が高所順応しやすいんだとか・・・。「世界の名峰グレートサミッツ」見てね!!

最後に、沢の中で落とし物をしてしまいました・・・。沢の中間くらいに有る高さ約8m滝の上にカム(ワイルドカントリー フレンズ #1)を置き去りにしてしまいました。もし拾った方が居れば御一報下さい。
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H23年の沢はじめ!

2011年07月03日 | 沢登り2
今日は福井山岳会のメンバーで沢登りに行ってきました。

 今日の福井山岳会ヤング?メンバー。(左からボク、S水さん、M本さん、O橋さん)【カミさん曰く「もののけ姫の森みたいね」との事でした】

皆は今日は沢はじめですが、既にO橋さんは今シーズン4回行ってます。沢が好きな人なんです~♪
今日のメンバーは最近、メデタク第一子が生まれたM本さん。O橋さん、そして今日の紅一点のS水さんとボクの4人です。
朝、福井の某所に集合し、出発です。いつもながら福井山岳会のこの若手メンバー(?)道中、いろんな話題に花が咲きます。こんな他愛も無い会話を沢の中でし続けるのでした。まぁこんなのもイイね。
 
 最初は道路を歩き、林道に入ります。                 滝もいっぱい出てきます。

 
 全て高巻きすること無く登れるこの滝。 沢の感覚を取り戻すべく登りました。

シシ谷の出合い近くの発電所駐車場に車を停め、準備をして出発です。(6:05)ここは10年ほど前、ボクが結婚する前にカミさnと敏さん、O田さんと来ています。あの時はドキドキで、ボクが全てリードさせてもらいましたが、今日はM本さんにひっぱってってもらいます。
カモシカの死骸を横目に進み入渓。いつもながらこの暗い感じの沢です。何だか生臭い感じの沢・・・
岩盤が良く発達していてゴルジュがずっと続きます。次々に滝が現れ、その応接に暇が有りませんが、飛沫を浴び、釜に落ちたりと震えながらの沢登り。ロープ出して登るところも数か所。フリクラでは味わうことのできない怪しいフリクション等を楽しみながら登りました。
   
滝の流芯をトラバースするS水さん。 足元はヌルヌルなので気が抜けません。       S水さん水流の中で格闘中です。寒ぅ~!

 
 ゴルジュ内の難しい滝もすんなり登り切るM本さん。        最後の支流も連バクで楽しいよ~。

最後のゴルジュを抜けるところもM本さんが鮮やかにクリアし、皆ロープでの確保により登り終え、ヒジキ谷に入る。急峻なV字谷にかかる滝を登り、ヒジキ滝を横目に高巻き、支尾根に出る。ここであーだ、こーだ皆で協議しながら732mの稜線を探し、登山道に出る。後は昼飯くってのんびりルンルンの登山道を下るのでした。でも、昼飯の時、装備を片づけている時ボクの右手に「ヒル」がいたらしく、止めどなく流血状態。
暫く下ると国道に出、歩く事20分ほど。車のところに到着しました。(生々しくまだ血が出てました。)
とりあえず、新しい車に乗る皆のチェック(まだ新しい車なので、車内が汚れないよう仔細にチェックをさせてもらいました)を済ませ一路帰路に向かうのでした。
帰りも蒸し暑い下界に反し激冷えの車内で快適に福井に向かいました。
今日の山行は福井山岳会ヤング部会のメンバーで楽しく登る事が出来とっても楽しかったです!
あっ、ちなみに福井山岳会は通年(いつもかも)新規メンバー募集中です!

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俵谷から三面谷へ

2010年10月23日 | 沢登り2
今日はいつもの福井山岳会のメンバーで沢登りです。山の木々もそろそろ色づきはじめ、赤や黄色、山吹色と目を楽しませてくれました。
今日の山は、石徹白川支流の俵谷と三面谷です。俵谷はボクが沢登りを始めた頃の14年ほど前に連れて行ってもらった沢で、当時の記憶が殆ど無くなっていましたが、実際入渓すると往時の記憶が少しづつ蘇ってきました。

 
 風情のある滝が多いよ!                   岩盤が発達し、ナメがきれい!

 
 イイ感じ!でも滑るよ!                 地形図に載るこの滝は左から巻いた。

朝、5:00に大野のいつもの場所に集合し、車2台で石徹白に向かいます。三面谷にボクの軽トラをデポするために、地形図を読みながら林道を走るんだけど、林道はずーっと延びていて、地形図に林道は載っていない。下りに下りてくるであろう三面谷支流の谷と林道が交差する地点にの付近に軽トラをデポ。(標高約940m)
三面谷林道のガタガタ道を下り、K尾さんの車に乗り込み俵谷の林道を走る。標高805m付近に駐車し、装備を付けて7:40入渓。大きな堰堤を左から越えるとこの先ずっと快適な沢が続く。ナメがよく発達していて気持ち良くそして目を楽しませてくれる。空は快晴、木々はそろそろ紅葉!なんて気持ちいいんだろう~!
 
 今回の核心部の逆くの字滝!右側にザイル出して登る。岩が脆く、上部が滑りやすいよ        S水さんも頑張って登った!

 
 ナメが所々に見せてくれる。                   この滝の左に取り付き藪漕ぎで1543mピークを目指す。

 
 藪漕ぎする前に楽しい昼食!                  尾根に出たら展望抜群!北アルプスバッチリ! この山は毘沙門

滝も気持ち良く登る事が出来、足を滑らせ釜に落ちるK藤さんなど、皆楽しいメンバー!今回は山岳会の新人S水さんとの沢。彼女とは山スキーを同行して以来。逆くの字の滝も頑張って登ってました。この滝は滝の右側の微妙なところをハーケン打って完登!上部は傾斜が緩いけどスラブにコケで滑りやすくビビった!
今日は大勢のメンバーなので、山頂は諦め標高1300m地点で昼食をとり、1543mピーク目指して激藪を漕ぎます(13:00)。約1時間後稜線に出て、コンパスで方向を定め、再び激藪を下ります。徐々に谷地形を呈し、この山の特徴の岩盤に削られた滝がいくつもでてきます。ブッシュを掴んでクライムダウンしたり、懸垂したりして16:00にドンピシャで軽トラを停めた沢の支流に到着!やったね!!GPSなんか無くったってナビゲートできるんだね!!
みんな荷台に乗り込み、悪路を走り、石徹白の小谷堂に到着し、再び俵谷林道のK尾さんの車を回収しに行くのでした。
 
 懸垂したりで三面谷の支流を下る。俵谷同様、岩盤が発達していた。        帰りは皆軽トラの荷台に乗って・・・

今回の山行は紅葉の中を気持ちよく遡る事が出来ました。昔来た時は、11月で小白山の山頂で雪がちらついていたのを思い出しました。あの頃はまだ21歳だったな~。ボクはオッサンになったけど、山はいつまでたっても変わらないな~。
今回も福井山岳会の楽しいメンバーに感謝!
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地獄谷(クズハキ谷)遡行

2010年09月11日 | 沢登り2
今日も福井山岳会のメンバーで沢登りです!
メンバーはK尾さん、敏さん、O橋さん、ボクの4人です。
場所は荒島岳最難関のクズハキ谷です。ここは10年ほど前に遡行して以来です。その時は天気は雨っぽくて、ビビりながら行ったのを記憶しています。それから年数が経ち、ボクもどれくらい成長したかな~と思いながら行ってきました。
朝、あらかじめ下山口に車を回し、5:40佐開を出発!堰堤4つ無難に越すと極楽谷と地獄谷の二俣に到着です。今日は地獄行き!!過去に死亡事故が発生しているので、気を引き締めて行こ~!
 
 高い堰堤が4基あったけど、いずれも難なくクリア!           滝はいっぱいあるよ~

 
 見応えのある滝もあるよ~!                 いかにも奥越の沢と行ったタタズマイ!

4~5mの直や斜、CS滝が連続するけどいずれもホールドが細かく慎重に登ります。目前に現れた12m滝は右岸を巻いたのみで、ほとんどの滝を時間かかってもイイから登攀しました。ツノ滝谷の二俣を過ぎ、暫くすると、CS8mの次に現れた3m滝!ココは昔頑張って登ったところだ!ここはO橋さんに登ってもらう。右岸のカンテ状の細かいスタンス・ホールドを的確にとらえ登った!やったね!!ココが第1の核心部かな!?目の前の25mズダレ滝を見ながら左にルートをとり、45m程の連ばくを越え、ズンズン高度を上げる。そして最後の難関100mあろうか乾いた岩壁を登る。不安定なのでザイルをメイいっぱい出し、3ピッチで登る。この高度感がたまらない。アルパインクライミングしているかのよう。
 
 小さいけど登りにくい滝があるけど、これが面白い!              樋滝を登るO橋さん

 
 水が気持ちイイ!                             最後の100m岩壁を登る。この高度感がたまらないね~

この岩壁を過ぎると最後の詰め!15分位でヒメマチ稜の稜線に出る。風が涼しい~!
ここから下山コースの登山道向け、激藪を漕いで行く。30分位で登山道に出たのだが、廃道になったらしいのか登山道は笹が繁茂している。昔来た時はきれいな登山道だったのに・・・6年ほど前にカミさんと鳴ザコ登った時もまだまだ大丈夫だったのに・・・今は激藪に様変わり。
旧来の登山道の面影も少し残っているようだが、完全に藪に覆われている。ここを無我夢中で登る事1時間弱。
荒島岳山頂に到着!!!やった~!!!
 
 ヒメマチ稜の稜線に出た!ここから藪漕ぎだ~(K尾さん曰く、藪漕ぎ4級だそう)        山頂で記念撮影!やったね。 

食糧に有りつく。旨い!!!(もちろんアレも!)
30分くらい休んだ後、下山開始。快適な登山道!楽ちん~!
シャクナゲ平手前を左にとり、佐開に向け下りる。が・・・ここで失敗!駐車場についてもボクの軽トラが無い!(ガビーン)どうも違うところに駐車したみたい。このまま1時間くらい歩いて下りて、佐開まで下りて、再びK尾さんの車に乗って全然違うところに駐車した軽トラを回収するのでした。16:30

今回の山行は、昔若い頃は怖い沢というイメージでしたが、今はどぉって事無い、なかなか味のある沢だということを実感しました。やっぱしここらの沢は小粒だけど、ヌメっていて、岩も脆く、陰湿な感じであるが、好きなんだな~。
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蛇谷支流

2010年09月05日 | 沢登り2
今日は福井山岳会の皆で沢登り!(メンバー:K尾、敏さん、O橋さん、ボク)
蛇谷支流の花切谷→霧晴山→湯谷のコースです。当初は無名谷に下りる予定でしたが、昔行った事が有る(コヤ谷経由)のでここを下りました。
朝、勝山の某国道休息場に4:00集合し一路、中宮に向かい装備を付けて30分程歩き入渓です。
 F1の凹角を登るO橋さん

 
 ビレーするボク                             滝が幾重にも続く!でもフリーでGO!!

5:35出合に到着。いきなりの急こう配の岩盤に圧倒されるが、F1、4段50mに取り付く。最初の凹角に取り付くまでが、ヌメヌメのコケゾーン!カムを効かせ登り、凹角は快適に右上。その後も幾つも滝は現れるがロープ出したり、ハーケン打って抜ける。
2条20mは下段はフリーで、上段は水流の中をハーケン、カムを効かせ、横の岩盤、草付きに逃げず登る事が出来た。リスに乏しくドキドキ!
その後も3mCSで難儀し、3段30m、4m、7m、と次々と滝が現れ、その応接に暇がない。ビレイしている時などにレーション食べたりと、忙しかった。1150mの二俣で大休止!対岸の山の風景を堪能しながら楽しく過ごす。
 
 2段20mの滝。下段はフリーで!                  そして上段は樋状をハーケン連打して登る!これが面白い!スリル!

 
 スラブは続く~どこまでも~!                    いやらしいけど、簡単!でも落ちないでね!

 
 蛇谷支流の特徴だね!この白い岩!               白く固いスラブは登りやすいです。高度感がたまりません。

霧晴山に登るので左俣を登るが、延々とスラブが続き、高度感が怖い。要所でザイルを出したりと忙しい。山頂近くまでスラブが続く。この山は岩塊なんだな~。山頂は濃い藪で覆われるが、大橋さんが発見!やったね!!さすがだね。GPS無くても発見で来たぞ~!(11:50)
ここで小休止して湯谷の方向へ向かって藪漕ぎ・・・
 
 霧晴山の山頂、三角点に到達!やったね!やっぱしサッポロビール!          湯谷を下ったところでラーメンタイム!

 暑いので釜に浸かるO橋さん

この谷、何も無い平凡な谷かな~と思っていたけど、中間にある35m滝をはじめ、滝がいっぱい!
7~8回懸垂降下することとなった。
そして16:00本流に出て岩魚を手掴みしながらスーパー林道の駐車場に到着した。(16:50)
帰りはいつものように楽しく帰り、コーラ一気飲みするのを我慢して家でギンギンに冷えたビールを一気飲みしました。とっても美味しかった~!!
 
 なかなか大きい滝も有りました。(35m)                     色んな支点で懸垂しました。(残置もいくつかしちゃいました)
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福井山岳会70周年記念

2010年07月19日 | 沢登り2
昨日、今日(7月18・19日)はカミさんと沢登りに行ってきました。
場所は白山の「大白水谷」です。久しぶりに夫婦での沢登り!自分達の気の向くままの山行です。
そして下界の猛暑から逃れるべく雪渓の雪解け水で冷却された沢の水を浴び震えながら登ってきました。ちなみに今回の山行は、源次郎を両親に預けて行きました。元保育士である母に任せれば源次郎のことは大丈夫!!って自分勝手な言い訳をしながら一路平瀬に向かいます。(自宅発5:00)
7:20に大白川ダムの駐車場に到着。最近若者の登山ブームなのか、スパッツにスカートといった多くの女の登山者を目撃する。
装備をパッキングしていざ出発!大白水谷に入る(7:45)。温泉が含まれているのか河床の岩や石は白く塗られている。水は冷たく水量は先日の多雨の影響を受けてか増水しているようだ。右に左にと流れを横断し遡る。転法輪谷との二俣を左にとり大白水谷に入る。徐々に冷気を伴ったゴルジュになり、行く手を幾つもの巨大な躯体を顕にした雪渓が防ぎ構えている。微妙なバランスで異様な形状で立ち塞ぐものや、内部に雨を降らせ構えているものなど様々。なるべく潜らないよう、雪渓ギリギリのところを高巻いたり、泥壁を微妙なバランスでクリアしたり、ロープ出して確保して高巻くものなど様々。
 
 本当は潜りたくないんだけど・・・(トンネルの中にボクが居るよ)             カミさん雪渓をクリア!

そして雪渓に寄り添うように5m滝が有り、これをクリアすると、今日の核心部の30m大滝が飛沫を吹き上げ流下している。ここは落ち着いて左壁を攀じる。ハーケンやカムを使い快適に登る事が出来た。高度感はあるけど難易度は低い。次に2段15mの滝は1段目をフリーで、2段目は微妙なスタンスで草付きに突入。念のためロープ使用。
 
 姿を現したこの沢の中で一番大きな大滝!水量多いみたい・・・              その滝を攀じるボク!

 
 その大滝を攀じるカミさん                               次の2段滝も意外に難しそう・・・。かな

これを過ぎると5m程度の滝が心地よいタイミングで連続する。雪渓や水量もあり要所でロープを出す。東側に伸びるこの沢は泉質が含まれ、太陽に照らされ白々しい明るい渓相をもつ。陰湿なものは感じない快適な谷だ。それにしても雪渓が多く、気を付けて歩いていたはずなのに、気温の上昇も伴ってか雪上を歩くやいなや「ズドン」と崩れた。ボクはセーフだったけど、この音にビビった後続を歩くカミサンが釜の中に落ちた。う~む雪渓って怖いな。
 
 続々現れるがいずれも簡単!気持ちイイ~!    これは左岸の岩峰状を攀じる。簡単!

  青空と滝!イイ感じだね~明るい沢だな~。

そうこうしながら楽しく歩き、13:00過ぎ1800m付近の二俣のビバーク地点に到着。ここで平滑な石を敷きツエルト(ドーム型)を設営する。もちろん焚火の薪を確保するために鋸を片手に集める。陽光も西に傾き辺りが暗くなりだし晩飯と酒とファイヤーで本日のフィナーレ!夜は吹き下ろす雪渓からの冷たい風!天然クーラーいや冷凍庫だね!
 
 日中は陽だまりに遊び                          夜は満天の天の川を見て焚火でファイヤー!

 翌朝は鳥達と一緒に朝日を待つ。

翌朝、式典が11時大汝峰であることから4:00起床とし目覚める。東の空は茜色に染まっている。御来光は尾根の向こうらしく、この位置からは見えない。焚火をして体を温め食事の準備にかかる。ツエルト撤収などをし、5:30出発だ。最初は幾つか小さな滝が有るのみで、後は断続的に雪渓が伸びている。気がつけばかなりの標高に達し、背後に北アルプスの雄峰が雲の上に浮かんでいる。そして右に白山主峰が望め、カンクラ雪渓の進路を北にとり主峰の岩場というか瓦礫を攀じり山頂着。山頂にいた一般登山者は変な方向から現れた変てこな汚らしい風情のボク達をみて少し驚いていたようだった。
でもその中に、「ゲンちゃん?」と歩み寄ってきたのは勝山のI村くん夫婦。まさかこんな所でお会いするとは~!ビックリな出合いでした。
 
 雪渓から藪漕ぎ+岩場で山頂を目指す。                 山頂にて記念撮影。もちろん山頂祠でお参り!

 
 大汝から見た御前峰と剣ヶ峰!大汝は久しぶりに登った。            12:40頃に山岳会の皆と集合写真!他に来れなかったメンバーがいて残念

お池巡りをしてのんびり翠ヶ池等の風情を満喫しながら大汝峰に向かう。10:00山頂にはこの記念行事担当のK尾さんがいた!K尾さんは、昨日昼ごろ市ノ瀬を出発し、釈迦新道の路上でツエルトを被って一夜を過ごしていると夜行性の野生動物がぶつかってきたとか。何事にも動じない心臓である。
待つ事暫し、次々と山岳会会員が山頂にやってくる。馬狩から北縦走路を辿ってやってきた会長(81歳)を含むメンバーや、越前禅定道、釈迦新道、平瀬道、別山市ノ瀬道、砂防新道など様々。でも目附谷チームと転法輪谷メンバーが合流できなかったのは残念・・・。先輩後輩のメンバーといろいろ歓談し、K尾さんから冷たいクリームぜんざいを馳走になり、坪ちゃんD道さんチームが担ぎ上げてきたスイカの大玉を山頂で切りみんなでたべました。最後に記念撮影をし、ここで再び別ルートで帰る皆と別れ帰路につきました。途中、カンクラ雪渓付近で装備解除している転法輪谷メンバーの金沢のネーにばったり登山道で会い、ビックリ!山頂で会えなくて残念だったね・・・。
ボクはもう入会して早や9年目。今日は福井山岳会の70周年の記念行事に参加することが出来、その歴史を感じる事が出来ました。次は80か・・・そんときどうなっているんだろう
 大汝峰にて(左からカミさん、坪ちゃん、ボク、D道さん)
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