岩盤の発達した谷!大滝を登る(約30m)
今日は同業者(鯖江支部の救助隊員の友人M谷くん)と久しぶりに一緒に沢に行ってきました。好天続きで沢は渇水状態だったけど大滝を登る事が出来たし、40m滝を降下する事も出来たし・・・やっぱし楽しかった!
朝5:00、M谷くんと勝山で集合しワゴンRに乗り込み白山へ向かう。今日の林道は相当に荒れているので本来なら軽トラで行きたいところだったけど、家の事情で本日使用することになっているので今回は四駆のワゴンRで林道を攻めることになった。
駐車場は広々としていました。ここに駐車するのがベスト! 振り向くとV字谷の向こうに荒倉峰
高巻きなど逃げ場はないので頑張って登ろう! 下部はいずれも7~8mの小さい滝ばかり。でもちょっと難しい
林道はセイモアスキー場を過ぎると悪さを呈し、更に倉谷を過ぎると更に悪い。滝谷手前の広場に駐車しここから荒れた林道を歩きワキ谷に入る。でも谷には水がチョロチョロとしか流れておらず不安が頭を過ぎる…。ガレを歩くと暫し、V字状に刻まれた谷に幾つもの滝が連なる・・・。もちろん高巻きという逃げ場はないので登るしかない。ここらは特に何処登っても岩盤が発達しているようである。昔…登った倉谷もそうだった。
ロープ伸ばして登る。なかなかの高度感がある谷でした。
ワキ谷最大の2段30m滝上部の様子。高度感最高!!
ロープを出しハーケンやカムを効かせいつもの様に登攀。後ろを振り向くとV字谷の向こうには荒倉峰らしき山が佇んでいる。日は当たらないのでカッパを着こみ部分的にシャワークライミング。ヌメリの有る岩に肝を冷やしつつ登る。
最後は2段30mの大滝!二段目からロープを伸ばし実質20m滝か。上部の滝を横切るところがちょっとした見せどころ。
渇水期だったけど、いつもはもっと水多いんだろうなぁ。 M谷くんフォローありがとう!
尾根を乗越して読図。何処降りようか考えるM谷くん 目の前には中三方岳
ナメ床に滝がたくさん連なってました。今度は登りで来たいなぁ その滝群を懸垂するM谷くん
そのあとは小滝をいくつか乗り越え、スラブ状のいやらしい詰め…。最後まで岩盤が続く。そうして1040mの支尾根を乗り越えると中三方岳が望め、コヤン谷に入る。徐々に水量は増え900m付近から滝が出てくる。
そして…美しいナメが延々続き、ナメ滝も幾つも出迎えてくれる。いずれもいやらしく、クライムダウンできなさそうなところは懸垂したり、木に掴まりモンキー!で降下。最後は40mの大滝!ロープを繋いで懸垂降下!
滝の下で休憩し更に下り荒れ果てた林道に到着!
いろんな形の滝が有り楽しい。 ツルツルのナメ床が延々・・・
ナメナメ…ナメナメ… ナメ床が目の前ですっぱり切れたら、最後の大滝40m↓の写真。
この大滝を40mロープ2本繋いで懸垂降下!
大滝のところで記念撮影!今日もノンアルコールビール!!美味い!!
今日は、朝寒かったけど昼には汗ばみながらの楽しい沢登りとなった。ヤッパシ白山系の沢はイイね。
そして、一つ疑問が。過去の記録を見ると、ボク達が降下した谷を「ワキ谷」となっていたり「コヤン谷」となってたりする。いったいどっちなんだろう!?