山ヤのゲンゴロウ

山登りと自転車、ログハウスなど趣味にいつて

真の谷から夜叉ヶ丸

2023年05月28日 | 沢登り4
今日は山岳会の仲間と例会山行です。
 10m滝の上から撮影。出だしはシャワークライム。カミさんカッパ忘れてずぶ濡れに(^^;)

自宅を4:30発で、広野ダム6:00集合。湖畔トイレからは林道に鎖で閉鎖されているので岩谷川沿いを6:20発で約1時間で夜叉ヶ池登山口に到着して7:20に入渓します。今日のメンバーは、とっさん、ネーちゃん、T本さん、カミさん、ボクの5名です。
 
 林道は鎖で閉鎖中ここから歩きます     登山口の大カツラ!甘い匂いがします。

この界隈の谷は、特に岩盤が発達していて登り甲斐のある谷が多いです。特に源平谷がお勧めです。
 岩盤が発達していて、この界隈の沢は楽しいです。

堰堤は1ヶ所のみで、その後は小滝が続き、ロープを必要とするのは中盤の10m滝のみ。シャワークライムで臨みます。難しくなくカムが効き快適に登ることが出来ました。
 5m滝も左から容易に登れます。

 
 小滝が続きますが快適に登ります    ヤッパシ沢登りは楽しい!

当初、三国岳に行く予定でしたが、夜叉ヶ丸へのコルに向け、二俣を左にとり、終盤は急な涸れ滝を登って、薄い藪を漕ぎ11:50稜線に出ました。稜線上の薄い踏み跡を辿り夜叉ヶ丸に到着。夜叉ヶ池へ下ります。ここから臨む池ノ又谷のガレ場と三周ヶ岳への稜線は素晴らしい。
 
 適宜、見ごたえのある滝も現れ     雪渓も随所に認められました

 冒頭の10m滝。この滝を高巻いたら勿体ないです。右の凹角から登れます

 10m滝をシャワークライム。カミさんカッパ忘れて震えていました。

そして12:15夜叉ヶ池に到着。普段は多くの登山者で賑わっているこの池も今日は、林道閉鎖とあってか誰も居ない。夜叉ゲンゴロウさんを探すも見つからず。池畔のテラスで沢の装備を干したり、昼飯食べたりしながら、皆で他愛もない話で盛り上がる。ネーちゃんとの沢も久し振りで嬉しかった。
 
 藪は薄く快適   稜線から夜叉ヶ池を眺める。

 岐阜県側は荒涼としていて、その中に池が有る。素晴らしい景観

 山岳会の山行と言えば、忘れてはいけないものが有ります。もちろんネーちゃんも必携です。

のんびり夜叉ヶ池を楽しんだ後は、トレランシューズに履き替え下山です。14:05に登山口に到着。大桂を観察して、林道を歩いて広野ダムに向かいます。T本さんと色々話をしながら…。そして15:00に車の元に到着しました。
 
 大トチを眺めながら下山。白い花穂が素晴らしかった   登山口に到着

下山後、陸上の高校総体に出場していた源次郎を迎えに行くために、9.98スタジアムへGO!成績は・・・5位で北信越大会に出場する事が出来るのだけど、学校の試験が有るとかで出られないとか。
10年前に源次郎と来た夜叉ヶ丸!また家族で登りたいなぁ
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立山で春山スキー!

2023年05月16日 | 山スキー!R05
今日は、いつもの平日ヒマ人と山スキーに行ってきました。
メンバーはYAMAさん、みっちゃん、カミさん、ボクの4名。数日前に新雪が降り、そのお蔭でとても快適な斜面を堪能できました。

 山頂(雄山)から御前谷を滑降するカミさん。快適だった。今日の山行の目的は、この谷を滑ることでした。

朝3:45に丸岡ICに集合し、YAMAさんの水平対向マシーンで立山駅に向かいます。6:00立山駅の駐車場に到着し、準備を整え券売機にGO!最近はネット予約で発券となっており、これにより始発7:00のケーブルカーで出発です。今日は平日ヒマ人の山行のためか、駅は混雑しておらずラッキーです。美女平でバスに乗って観光気分で室堂に8:20着。外国からの観光客が半分くらい。
 
 駐車場にてヒマ人!   平均勾配24°(MAX29°)のケーブルカーで一気に標高差500m稼ぎます。

室堂から出ると目の前には立山がドーン!前回来た時よりも雪は多め!そのままスキーで一の越を目指します9:10。龍王から御山谷も良さげだけど、今日は雄山から御前谷を滑る予定なので、ここからはスキーを背負って山頂目指します。登っている途中、白い冬毛を纏ったRock Ptarmiganが、「グェ グェ」と鳴きながら頭上をかすめて行った。(室堂へのバスの中で雷鳥の名前をRock Ptarmiganと説明されており、てっきりボクは今まで、そのまんまのThunder birdと思ってました)
 室堂から出ると立山がドカン!今日はTHE DAYの予感!的中。始発で来たので人が少ない。

 
 一の越目指し雪原を進む    振り返ると大日~奥大日!また行きたいな

御山までの登りは登山道を登るだけ。今日も激重テレマークなのでヘロヘロ。登山道には新雪の痕が有り、今日は妖怪が出ないと確信。

 一の越をバックに登るカミさん。

そして鳥居を過ぎ10:30に山頂に到着!お参りします。その後、御前谷のエントリーポイントに向かいます。
 
 山頂が見えました。御前谷は写真右の斜面へエントリー   夫婦で記念撮影。

山頂から見下ろす御前谷は地形図が示す通り、出だしはとても急斜面。ハラハラ!ドキドキ!でも雪の状態は良好なので、思い切ってエントリー。エッジも良く効き、安全な所でOKサイン。次はカミさん。危なげなく滑り降りてきた。上部はウインドクラストで徐々に快適ザラメ
 山頂から見下ろす御前谷。なかなか急斜面。カリカリの時は滑れないと思う。

 ビビりながらも急斜面をエントリー!最初だけだった。後は広大快適斜面

シュプールが全く無く、薄く新雪が積もっており快適!快適!
 
 とても広い斜面だけど、暫くで傾斜は緩くなる   ボクもテレマークで!

約標高差230m程滑り、登り返します。御山に登っているYAMAさんとみっちゃんに無線で状況を伝えます。滑り出しの急斜面の登りも雪が落ち着き安心して登ることが出来た。御山山頂からボク達の滑りや登りを見ていたギャラリーも居ました。
 
 登り返ししているカミさん    稜線に出てホッと一息!

そして、山頂で参拝していたYAMAさん、みっちゃんに合流して12:10いつもの昼飯です。お湯を沸かしてひと時。此処で眺めると、佐々成政が越中と信濃の境にある針ノ木峠を越えて、信濃大町 に雪の中進軍したことの現実味を覚える。それにしても素晴らしい景色。
 山頂の拝殿横で景色を堪能しながらの昼飯!今日も山で楽しめ感謝!

昼飯食った後は、拝殿の横から少し岩場を下り、通称ザキヤマカール(山崎圏谷 )にエントリーです12:35。氷河に削り取られた素敵な斜面です。そういえば、御前谷も氷河に削り取られた地形だと思った。最初は、新雪の雪塊の中を滑りますが、ローソク岩を過ぎると、そこは広大なゲレンデ!縦溝なしの面ツル!!。
 
 岩場ではスキーをリレーして下ろします   大斜面!ローソク岩の先端!

 
 雪質も丁度良い!   カミさんもエントリー!

 ローソク岩目掛け滑るレジェンドの安定した滑り!年齢を感じさせないスキル!

 カミさんGO!(写真YAMAさん)

 みっちゃんGO!(写真YAMAさん)

 ボクもテレマークでGO!(写真YAMAさん)

 ローソク岩から下は快適!今まで4回来てますが、一番の当たりの雪だった。

 スキー場よりも素晴らしい!と思ひます。

 何処までも続く快適斜面!天気とメンバーに感謝!!

ローソク岩からの大斜面を皆で思う存分滑り、傾斜の緩いところに出たら、このままトラバース気味に滑り、浄土山のコルの登り口に移動します。
 
 朝来たルートをトラバースして取付きます    シール貼ってコルを登り返しました。
 
 浄土山のコルから一気に室堂へ!    雪質は徐々に重くなるけどワックス塗ってGO!

13:30浄土山のコルに登り返し室堂目掛け滑ります。室堂に近づくにつれ、妖怪が出だし、ストップスノーに成りつつあったけど、総じて快適に滑れました。室堂付近のみ縦溝が有りました。
 室堂めざし!雪質がとても良く、快適な山スキーを堪能できました。


 14:10室堂に到着しました!今日のメンバーに感謝!

この後は、スキーを袋に入れ、バスに乗る支度をして、14:40発のバスに乗り込み約1時間で立山駅に到着しました。ボクが初めて立山で山スキーをしたのが22歳の頃。今から26年前…。この時は外国からの観光客は稀だったのと、山スキーする登山者なんて、誰も居なかった(数えて数人)。最近は山スキーヤーが増えてきているのだと改めて実感するとともに、此処に来る山スキー屋さんは、高級な道具や、ウエアを纏っていて、いつも合羽で滑っていることに少し恥ずかしかったような。
 今日もカミさんと、そして楽しい仲間と共に、素敵な時間を過ごすことが出来ました。感謝しきりです。

コメント (6)
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平家岳

2023年05月15日 | 山登り2
今日は、今まで登った事の無い山に登りました。その山は「平家岳」。
平家と名前が付くと、平家の落人伝説とかいろいろ有り、その名の通り場所も奥深いところです。また、面谷鉱山跡地も気になっていて、その跡地も見たかったのも有りました。

 井岸山から望む平家岳。見晴らしの良い山です

朝、6:30に大野市の道の駅でYAMAさんと合流し、ボクの軽自動車で出発です。今年の1月に中古車を購入しました。軽自動車+TURBO+MTを探していて漸く、程度の良い総走行距離6万キロの車体を約95万円で購入(最近は中古車の値段が高騰しているようです)。箱ケ瀬大橋を過ぎて面谷橋を過ぎ林道を進みます。徐々に路面は悪くなりますが、鉱山跡の異様な風景が現れます。往時には3000人以上が居住していたとか。その面影を眺めつつ悪路を進み7:15駐車地点に到着。7:20出発です。
 
 軽自動車の四駆は最強です。しかもMT!    まだ来るまで行けそうですが此処から歩きます。

登山道は良く整備されており歩きやすい。送電線の巡視路に作られた道です。アップダウンも有りますが、シャクナゲとか様々な高山植物をYAMAさんに教えてもらいながら登ること井岸山を越え、高木の無い山を目指し、10:05平家岳に到着しました。いつもと違った風景に、山の名前とか色々。今日は昼から天気は雨なので丁度良い山となりました。
 
 巨大な檜に会えました。    稜線は送電線の関係で刈り払われ高原状


山頂で湯を沸かしラーメンタイム。そして10:50下山し、12:45車の元に到着しました。今日は天気がもってくれ、伝説の山、そして歴史の鉱山跡(スペイン風邪と武漢肺炎と、歴史に翻弄された先祖、現代に生きるボク達の姿を思い起こす事が出来た)を堪能できました。この山行で、ふと・・・吉村昭の小説を思い出し、再度読み返しました。それは「破船」是非興味のある方は読んでみてください。
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快晴の白山で高校山岳部の顧問の恩師に偶然会った!感激!!

2023年05月04日 | 山スキー!R05
 今日も快晴!激重のテレマーク板を山頂まで担ぎ上げました。ARMADAです。

今日も白山に行ってきました。前回は風嵐ゲートが閉じられていましたが、今日は市ノ瀬ゲートまで軽トラで行けました。今年は雪が少ないですが、まだまだ雪を探せば滑れます。
朝、3:00起床し、ザックやMTB、スキーを軽トラに積んで出発です。前回の白山山スキーでcommencal supernomalのリアディレイラーの修繕がまだなので、今日は泰山さんから譲り受けたGTのフルサスで行きます。風嵐ゲートは開いています。今日は市ノ瀬ゲートからのスタートと成ります。4:00ゲート発。
 
 まだ、市ノ瀬駐車場はガラガラでした     別当出合休憩舎にて

市ノ瀬の駐車場は半分ほど埋まっている状態。別当出合までも自転車や、徒歩で登る方々を抜いて、4:55着。ここでMTBをデポして砂防新道コースで登ります。
今日も激重のテレマークです。ザックに付けて登りヘロヘロ。中飯場を過ぎて、登山道を進むもなかなか雪が出てこない。そして6:20別当出合に到着。休憩しつつ別山など朝焼けの山々の風情を楽しみ、今日はエコーの雪融けで藪漕ぎは必至と思い、黒ボココースで向かいます。まだ早いのか雪は固くアイゼン必要かなと思うが、キックステップで慎重に登ります。
 
 甚之助避難小屋はだいぶ雪が解けました    雪がだいぶ解けました。


 室堂を越して大斜面に取付きます。滑るときは快適ザラメに成ってました

途中、数か所スキーを外し、登る。結局黒ボコ基部から弥陀ヶ原までツボ足で登ります7:50。今日は水屋尻雪渓から山頂左の斜面を登ります。今日も独りなので気が楽。適宜休憩をとりつつ、景色を堪能しながら、そして肺胞に新鮮な空気を取り込み、マイペースで登り六地蔵跡 付近でシール登高を終了。ここからは、ツボで行けばいいのだけど、愛用のテレ板を担いで山頂を目指し9:20山頂着。山頂祠で参拝して再び六地蔵跡 へ向かい滑る準備。
 快適面ツル斜面でテレマーク。
9:40滑降開始。室堂までの面ツル大斜面は程良い感じに緩んでいて気持ち良くテレマークターンを堪能。テレ板で来て良かったと改めて実感。室堂では多くの登山者。今日は此処で昼飯。ザックからカップラーメンとか出すも、一瞬目を疑った。楽しみにしていた缶が「プシュー」と音を伴い内容物がザック内を。スコップの角に当たり破裂した様相。炭酸の抜けたそれを啜りながら、ラーメン(糖質OFF)タイム。山頂を拝みながらの素晴らしい時間を堪能。
 
 室堂で昼飯     鳥居もだいぶ出てきました

この後は、元来たコースを滑降。黒ボコ下も落石無く快適に滑降し、一部スキーを脱ぎ、甚之助避難小屋にて休憩。ここでスキーを外していると背後から「もっちゃん!」と声を掛けられる。普段は山ではゲンとかゲンゴロウとか、声を掛けられるが、「もっちゃん」というのは、余程の親しい仲。振り返ると・・・高校山岳部の時の顧問の先生。K島M彦先生だった。もう退職(62歳)されているのですが、今日は妹さんと泊りで白山に来たようです。先生とは大学時代も焼岳から槍ヶ岳へとテント泊で縦走したりと、山でお世話になっており、最近ずっと音沙汰無くいたところ、山で逢うなんて・・・感激でした。こういった仲間や恩師との再会の場を演出してくれる山は、やはり素晴らしい。「山岳部」に所属していて良かったと改めて実感しました。
 
 黒ボコ下も良い斜面が続きます    別当出合には34台の自転車が有りました。皆、白山が好きなんだと思ひました

甚之助避難小屋からは、えげつない縦溝の雪を滑り標高1800m付近で藪に阻まれ、ここからスキーを背負い下山しました。そして12:15別当出合に到着し、デポしたMTBに跨り市ノ瀬に到着12:35。ポカポカ陽気の中、此処まで来る観光客を横目に着替えて帰宅しました。

今日の山行は、普段ボクのブログを見てる方(石川県の方)から、お声をかけて頂き、ビンディング取付けの記事を仔細に読んで、ご自身でTLTビンディングを付けたとの事。正確かつ強固に取付けられ満足しておられ、少しは人の役に立っているのだと嬉しく思ひました。有難うございます!!
そして、高校山岳部の恩師、ボクの山人生の礎をつくってくれた恩師に、大好きな白山でお会いする事が出来、本当に嬉しかった。高校1年生(15歳)から今日まで33年間・・・山に登り続けてきたけど、今日、その先生に自分の元気な姿を見せる事が出来、本当に嬉しかった。
山登りは人生そのものだと実感しました。
 今日も白山仕様の軽トラで来ました。車のナンバー見ると全国から来られているようです。

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