ガウスの旅のブログ

学生時代から大の旅行好きで、日本中を旅して回りました。現在は岬と灯台、歴史的町並み等を巡りながら温泉を楽しんでいます。

秋ヶ瀬公園の蝶(その1)

2005年07月31日 | 蝶を撮る
 日曜日に早起きして、車で秋ヶ瀬公園へ蝶の写真を撮りに行ってきた。この公園は、さいたま市の西端を流れる荒川左岸の河川敷に広がっていて、約100haの面積がある。国道463号の羽倉橋と県道40号の秋ヶ瀬橋のに挟まれた地域に位置し、1971年(昭和46)に開設された緑地公園で、30数年の間に順次整備がされてきたのだ。
 公園内には、3つの「スポーツゾーン」と「観察・探索ゾーン」、「憩いの森ゾーン」、「三ツ池交歓ゾーン」、「自然の森ゾーン」と命名された林や草地の残る4つのゾーンに分けられている。中でも「観察・探索ゾーン」にある『野鳥園』と『水棲植物園』、「憩いの森ゾーン」にある『子供の森』、「自然の森ゾーン」にある『ピクニックの森』などに自然環境が残され、野鳥や昆虫等を観察する適地となっているのだ。
 この日は、まず『野鳥園』近くの駐車場に車を入れた。真夏とはいえ、朝の空気は清新で心地よい。最初に出会った蝶はコムラサキのオスで、地上にとまって、羽を開閉していた。国蝶オオムラサキよりは小(コ)型で、オスが羽を動かすと、見る角度によって紫(ムラサキ)色に光るので名付けられたんだ。

 コムラサキ

その後、公園の中を散策していると広場にたくさん咲いていたカタバミの花にヤマトシジミが群れていた。この蝶は、羽を閉じている時の様子がシジミ貝の内側に似ているために命名されたシジミチョウの一種で、日本(ヤマト)に広く分布していることから名付けられた、どこにでもいる蝶なんだけど...。小さくて愛らしく、オスの表側は少し光沢のある空色をしていて結構きれいなんだ。しばらく接写しながら見とれていた。また、近くにベニシジミもいたのでカメラに収めたんだ。

 ヤマトシジミとベニシジミ

 それから、『子供の森』の中へと入っていったんだけど、スジグロシロチョウのオスが花から花へと飛びまわっていた。追っかけ回して接写したんだけど、結構きれいに撮れたかな...。この蝶は、モンシロチョウによく似ていて、ちょと見では、間違えることもあるんだよね。

 スジグロシロチョウ

 その後、『野鳥園』へといたったんだけど、池の端の木に結構蝶が寄ってくるんだ。でも、なかなかとまってくれなくて、ずっと追いかけたり、飛んで来るのを待ったりしていたんだ。ようやく、高い枝の上に羽を休めたので、望遠でとらえたら、イチモンジチョウだった。それ以外にも、コミスジやアオスジアゲハ、キアゲハなども飛び回っていたんだけどうまくカメラに収まってくれなかったのは残念!

 イチモンジチョウ

 しばらく、同じ場所でねばってからは、「スポーツゾーン」の方へと歩いていったんだけど、あんまり蝶は飛んでいなくて、あきらめて帰ろうと思ったら、道路上にテングチョウがいたんだ。地表にとまったまま動かなかったので、しっかり接写したんだけど...。

 テングチョウ

 結局2時間以上歩いたんだけど、森の中に入っていったりしたから、藪蚊の攻撃を受け、全身で10箇所以上刺されてしまって、かゆくって仕方がない。全く、困ったものだよ。でも、結構いい運動になったし、蝶の写真もまずまず撮れた方だったかな...。
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*今日出会った蝶
・コムラサキ 1頭 (撮影)
・ヤマトシジミ 多数 (撮影)
・ベニシジミ 数頭 (撮影)
・スジグロシロチョウ 1頭 (撮影)
・イチモンジチョウ 1頭 (撮影)
・コミスジ 1頭 (撮影)
・アオスジアゲハ 2頭 (目撃)
・キアゲハ 2頭 (撮影)
・モンキチョウ 1頭 (撮影)
・テングチョウ 1頭 (撮影)