高原の庭物語

ペンションガーデンストーリーのオーナーのブログ。
趣味のガーデニングを中心に、自然の中での暮らしを綴っています。

草原から教室へ

2016年10月20日 | 季節の話題や身近な出来事など
 山野草が咲く草原は減少の一途をたどり、現在は国土のわずか1%しかありません。峰の原高原では、スキー場に草原が維持され、山野草が命をつないでいますが、スキー場は、多くの山野草が種を付ける前の9月に草刈りをしてしまうので、スキー場さんにお願いして、山野草保護のため、一部を刈り残してもらっています。10月後半になり、ほとんどの山野草が種を作り終えたので、今日の午前中、自分たちで草刈りを行いました。


↑今年は特別に、作業の前に、草払い機の講習会を行いました。


↑草払い機のメーカーから、軽くて静かな電動式と、排気がクリーンで
力がある4サイクルエンジンの草払い機を借りて、使用体験も行いました。


↑講習の後、種類が違う草払い機の使い比べ。電動式も思ったより力が
ありました。女性や、住宅街での使用にはいいかもしれません。


↑講習会の後は、それぞれ自分の草払い機に持ち替えて、山野草保護区域の草刈りをしました。


 午後からは、峰の原高原にある「須坂市青年の家」で、観光について学んでいる大学生のゼミに参加。峰の原概論という項目の中で、他の2人のペンションオーナーと共に、ゼミの講師?を務めました。ゼミの教授が“景観まちづくり”をキーワードのひとつにしているので、私は、峰の原高原の景観づくりと、ガーデンツーリズムについて、スライドを使ってお話ししました。


↑16名の学生さんが参加。このゼミでは、峰の原高原の歴史や観光を、課外実習の
ひとつにしています。以下、今日の講義で使った写真の一部をご紹介します。


↑18歳の私が、景観の美しさに感銘を受けたイギリス・オックスフォードの
街並み。この美しい町で、1年間、語学学校に通いました。


↑私が4年間通った大学は、元々は貴族の庭園だった場所で、
美しいキャンパスでした。写真右上に、貴族のお屋敷が見えます。


↑スイスのペンション村↓

↑学期と学期の間の長い休みには、ヨーロッパを旅して回りました。


↑これもスイス…じゃなくて、これは、今から38年前の峰の原高原。当時は、景観が美しい場所でした。


↑しかし、徐々に空き家や廃屋が増え、私が東京から戻った時には、看板も乱立している状態でした。


↑私が、地元の観光協会の役員の時、市にお願いして、看板整備
事業を行いました。新しい看板のデザインも、私が考えました。


↑幹線道路沿いに乱立していた60個近くの看板を、15個に集約。


↑市の事業なので、公の案内板しか整備できないため、各ペンションの
案内板は、自分たちで取り付け作業を行いました。


↑今から3年前にでき上がった新しい看板。これは、5枚上の写真と同じ場所です。
夜は学生たちとの懇親会がありました。
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