5月22日に亡くなった鈴木光枝さんを偲ぶ会が白金のシェラトン都ホテル東京で行われました。
ブログを見て連絡をくれた制作のFさんは、事務所で留守番だそうで、お会いできず残念。
会場正面には、鈴木光枝さんの大きな写真が飾られています。僕が劇団文化座にお世話になっていたのは、もう40年以上前のことですが、光枝さんは当時の雰囲気をそのまま残されていました。
「亡くなった時には、それはもうきれいなお顔でした」と、劇団のベテラン女優、遠藤慎子さん。
来賓名簿を見ると、知っている人がたくさんいるのに、あまりに盛大で、しかも40年ぶりですからまったくわかりません。結局挨拶できたのは劇団の人を含め数人。
写真手前の和服姿の人は、佐々木愛さん。
佐々木愛さんは、女優さんらしくはっきりした言葉で挨拶。これから一人で劇団を背負っていくことになりますが、同時に後継者も育てなければなりません。
頑張ってください。
僕がいた頃から劇団に残っている人は、3人だけ。
劇団を離れていった人もいますが、多くの方が亡くなっていて、時の流れを感じます。
当時、仲良くしてもらった、八木貞男さん、金親保雄さんも亡くなったとか。
八木貞男さんは、酒豪揃いの文化座の中でも飛び抜けた酒豪。いつの芝居の時だったか、これから開演という時のことです。だれだったかの化粧前(鏡の前)にボトルがおいてあって、中に5センチほどウイスキーが残っていました。
八木さんはボトルを取り上げると、
「だれだよこれっぱかし残しやがって。もったいねえなあ、飲んじゃうよ」
と、言い終わらないうちに、一気にラッパ飲み。
周囲の驚きの声をよそに、平然として舞台に上がっていきました。
お開きの時間が近くなって、高橋竹山さんの津軽三味線の演奏がありました。
僕が知っている高橋竹山は、目の不自由な男性。父親と一緒に渋谷のジャンジャンに聞きに行きました。
今日演奏してくれたのは2代目。なぜだか、2代目は女性が多いですね。イリュージョンの引田天功も先代は男性。
別会場で、ポスターや写真などの展示が行なわれていて、 DVD も上映されていました。
さすが鈴木光枝さん、立派な「偲ぶ会」でした。
◆あなたの原稿を本にします◆
詳しくはメールで galapyio@sepia.ocn.ne.jp まで
本当に本当に参加できなくて残念でした。是非お会いしたかったのですが。。。
劇団は、四国へ『二人の老女の伝説』
九州へ『瞽女さ、きてくんない』
そして、東京公演・光枝先生追悼『瞽女さ、きてくんない』
これらの準備に大忙しです。
役者さんたちの頑張りように、本当に頭が下がります。
是非いつかお会いしたいと願っております。
取り急ぎ、御礼かたがたお詫びまで。
本当にありがとうございました!
今僕は、中越沖地震による原発関連の緊急出版で大忙しです。
防災の日までには店頭に並ぶように目指しています。
東京での公演のご連絡をください、時間をやりくりしてお伺いします。
東京公演のご案内です!
劇団文化座公演127
劇団文化座創立65周年記念
鈴木光枝追悼
『瞽女(ごぜ)さ、きてくんない』
日時:2007年
11月3日(土)⇒11月5日(月)
三日間とも各日1回公演
【13:30開場 14:00開演】
場所:【シアター1010】
足立区・北千住駅前 マルイ10F
公演時間:1幕 1時間15分 休憩15分 2幕 1時間15分
計2時間45分予定
料金(税込):
全席指定 一般5,000円
Uシート3,500円
高校生以下2,500円
*Uシート、高校生以下のチケットの取り扱いは劇団のみ
チケット販売は9月3日より
お忙しいとは思いますが、是非!
以上、取り急ぎご案内まで。