外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

スパイク【SPIKE】-追記2「スパイク反転し易い根拠」

2010-01-19 22:30:51 |   -FX実用相場用語

チャート足1本の期間(時間)が短い場合、相場は常に上下を繰り返しながら動くため、ハンマー型になりやすいのは想像しやすいだろう(図4)。

従って、ハンマーが出現したところで相場変動と何の関連性も見出せないことから、単なる足型の名前で終わりがちである。しかしある程度、足の期間が長くなり、パターンとして捉えられると、独特の意味を持つようになる。



その前に、スパイクし易い状況を考えてみよう。

急激に相場が変動した場合、相場が動いた方向へついて行くまでは良いが、戻り相場も急激だった場合、追いかけたポジションがしこりやすく(ポジションがしこる→決済する機会を逸して、含み損がある状態でポジションを抱えること)なってしまう。

また、本来売買をすべき水準に相場が到達したにもかかわらず、あまりの急変動だった場合、更に有利なレートを求めて注文を控えてしまうかもしれない。そんな時、戻し相場も急激だとしたら、取引し損ねたオーダーが、元に戻った後から湧き出てくる状況なども想定できる。

このように、後を引きずっている取引需要が、今度は実際に追いかけ売買となって現れたりすれば、ヒゲ(スパイクした方向)とは反対に動きやすくなるのは想像できる。(続)


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1「スパイクの用語定義」
2「スパイク反転し易い根拠」
3「スパイクが発生し易い状況」
4「スパイク足だけよりフォーメーションで」
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