ここ数年をみても、為替市場の流動性が低下したのか、証拠金取引などによって過剰流動が集中しやすくなったのか、理由は定かではありませんが、相場がスパイクする頻度が、随分増えたように思います。
従って、ブログでもスパイクという表現を使う頻度が自然と増えざるを得ない状況ですが、相当昔に書いた、自分の用語集を確認しました。
結果は、簡単な発生原因の想定や、しょうも無いオマケ話が書いてあるに過ぎず、軽いショックを覚えましたので、もう少しテクニカル的な内容を追記しました。順次、用語集の「スパイク」にリンクする予定です。
------------------------------始値と終値との値幅から、離れた高値や安値をつけるような動きがあると、チャート足には図1のようにヒゲが付く。大きくかけ離れるほど、図2のようにヒゲは長くなり、その足型から英語では、「ハンマー(hammer)」というニックネームが付いている。
スパイクとは、チャートや足形の名前ではなく、こうした動きや状態を指し、「往来相場」や「行って来い相場」という表現が概ねそれに該当する。特に、短時間でこうした動きになればなるほど、またヒゲが実体線(胴体部分)と比べて長ければ長いほど、スパイクと呼ぶにふさわしい状態となる。
「ハンマー」や「逆ハンマー」は足型の名前からも、片方に付いたヒゲがハンマーの柄に見えるからだが、スパイクは状態を示すことから、当然図3のように上下にスパイクすることがあり、どう見てもハンマーとは呼べないことからも同意語ではなく、是非言葉を混同されないように願いたい。(続)
------------------------------
1「スパイクの用語定義」
2「スパイク反転し易い根拠」
3「スパイクが発生し易い状況」
4「スパイク足だけよりフォーメーションで」
------------------------------