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スタンド・バイ・ミー コレクターズ・エディション ソニー・ピクチャーズエンタテインメント このアイテムの詳細を見る |
cast >> Wil Wheaton, River Phoenix, Corey Feldman, Jerry O'Connell, Kiefer Sutherland, John Cusack, Richard Dreyfuss, Frances Lee McCain ...
writer >>Raynold Gideon, Bruce A. Evans
director >>Rob Reiner(88min)
soundtrack>>
人気作家 スティーブン・キング( "The Shawshank Redemption" "The Green Mile" "The Mist" )の短編小説を原作に、ロブ・ライナー監督( "The Bucket List" "When Harry Met Sally..." "MISERY" ← S・キング原作)が映画化した名作。行方不明になった少年の死体探しに出かけた4人の少年たちの、ひと夏の冒険を描く ーーー。
舞台は 1959年、オレゴンの小さな町、キャッスルロック ーーー。文学少年ゴーディ(ウィル・ウィートン "Star Trek: The Next Generation" )をはじめ、クリス(リヴァー・フェニックス "SNEAKERS" "Indiana Jones And The Last Crusade" "My Own Private Idaho" )、テディ(コリー・フェルドマン "The Goonies" "Gremlins" )、バーン(ジェリー・オコネル "Jerry Maguire" "Crossing Jordan" シリーズ)は、12才のわんぱく仲間4人組。ある日「行方不明になった少年が列車に轢かれて野ざらしになっている」との情報を耳にした彼らは、死体を発見して一躍町のヒーローになろうと、不安と興奮を胸に未知の旅に出る。たった「2日間」のこの冒険が、少年たちの心に、生涯忘れられない想い出を残す・・・・・。
不良グループのリーダー、エースをキーファー・サザーランド(父はドナルド・サザーランド "A Few Good Men" でも監督と組む "A Time To Kill" "Eye For An Eye" "24 " シリーズ)、作家役で本作のナレーターを務めたのはリチャード・ドレイファス( "Mr. Holland's Opus" "Always" "JAWS" "The Goodbye Girl" )、ゴーディの兄をジョン・キューザック( "Midnight In The Garden Of Good And Evil" "Grace Is Gone" "Runaway Jury" )が演じている。
監督はS・キングの原作を最大限に生かしつつも、作品に自らの想いを重ね、俳優としての演技経験を生かして少年期特有の “喜怒哀楽” など溢れんばかりの感情を実に見事に引き出している。少年時代の “原風景” であろう「山」や「森」の美しくて懐かしい映像と相俟って、かつて少年だった男たちは “あの頃の自分” を想い出さずにいられないだろう(← 限りなく少年に近かった私も含めて・笑)。少年の日のみずみずしい想い出を綴った本作は、多くの若者のバイブル的な一本になっている。映像特典のメイキン グ・ドキュメンタリー『あの夏の想い出』に故リヴァー・フェニックス('93年、23才で急死)だけが登場しないのが本当に悔やまれる・・・。
もうひとつの主役は、'60年代末のヒット曲であるベン・E・キングの主題歌 "Stand By Me"(← モーリス・ホワイト ver. はこちら)。この作品のおかげで再度大ヒットとなり、劇中でもオリジナルが使われている。そしてこのスタンダード・ナンバーは、何にもまして本作の "切なさ" を代弁している ーーー。
私はラストの『あの12才のときのような友達は、もう二度とできない』、つまり『あれ以上の友達はいない』『最高の友達だった』という台詞が大好き。何度観ても、心に沁みる作品です ーーー。