シンドラーのリスト
cast >> Liam Neeson, Ben Kingsley, Ralph Fiennes, Caroline Goodall, Jonathan Sagalle, Embeth Davidtz, Malgoscha Gabel, Shmulik Levy, Andrzej Seweryn, Friedrich Von Thun, Norbert Weisser ...
photographer >> Janusz Kaminski
producer / director >>Steven Spielberg(195min)
music >> John Williams
soundtrack >>
《一つの生命(いのち)を救う者が世界を救える ーーー》
ヒトラー政権下、ドイツ軍によって侵攻された第二次世界大戦下のポーランド南部の都市クラクフを舞台に、1,100人を超えるユダヤ人を虐殺から救った実在のドイツ人実業家 オスカー・シンドラーを描いた作品。“ホロコースト” の真実を後世に伝える傑作 ーーー。スティーヴン・スピルバーグ監督( filmography )が長年あたためていたトーマス・キニーリーの原作を映画化し、初のアカデミー賞7部門【作品賞・監督賞・脚色賞・撮影賞・編集賞・美術賞・作曲賞】受賞。
第二次世界大戦が勃発した1939年、ドイツ人実業家オスカー・シンドラー(リーアム・ニーソン "Gangs Of New York" "Les Miserables" )は、ポーランドの古都クラクフにやって来た。野心家でナチス党員の彼は、巧みな話術と賄賂を使ってドイツ軍の上層部に取り入り、たちまち軍需工場で成功を収める。彼が雇ったのは有能なユダヤ人会計士 イザック・シュターン(ベン・キングスレー "GANDHI" "Lucky Number Slevin" "Rules Of Engagement" )をはじめ、賃金の安いユダヤ人労働者だった。やがてユダヤ人の迫害がエスカレートし、彼らが強制収容所で残虐行為の犠牲となっていくのを目の当たりにしたシンドラーは、工場の「労働力を確保する」という名目で、収容所所長のアーモン・ゲート(レイフ・ファインズ filmography )に渡すための、ある “リスト” を作り始める・・・・・。
シンドラーの妻エミリエをキャロライン・グッドール( "CLIFFHANGER" "The Princess Diaries" )、ヘレンをエンベス・デイヴィッツ( "FALLEN" "Bridget Jones's Diary" )など、出演者多数。3時間を超える長尺を感じさせない、スピルバーグの構成・演出には脱帽。さらに、本作とは対極にある娯楽作品 "Jurassic Park" を同時期に撮っていたとは信じられない(感嘆)。「戦争」「人間の尊厳」「良心」・・・しみじみと考えさせられます。
ちなみに作品中のパートカラー(モノクロ映像の一部のみ、意図的にカラーにする)は、黒澤明監督『天国と地獄』の モチーフ。シンドラーの墓にバラを捧げているのは、シンドラー役のL・ニーソン。ラストのカラーパートで出演したシンドラー夫人のエミリエは、本作につい て『ユダヤ人をあくまで労働力としかみなかった夫を、美化している』とコメントしたようですが、そうだったとしても私財を投じて「彼らの命を救った」事実に変わりはないでしょう。別件ですが、"Hotel Rwanda" のポール・ルセサバギナも、最初は自分の家族を救おうとしたことが、結果的に大勢を救うことに繋がったのですから。まず “真実を知る(見る)” こと、“良心” を感じることが奇跡を起こす “はじまり” ではないでしょうか。
>> War - filmography
>> AFI'S 100 YEARS 100 CHEERS(2006)- filmography
>> AFI'S The Greatest Movies 100(2007) - filmography
ご無沙汰しています。
観ましたが、いつものことながらほとんど覚えていません。ダメですね。
別件で申し訳ないのですが、レイ・チャ-ルズの追悼のライブって、どんなミュージシャンが出演しているのですか。偶然、メアリー・ブライジの「Come Rain or Come Shine」を聴きましたので、気になっています。できれば、彼女のことも教えて貰えればと思っています。
毎度サマです。ホント、見事に別件ですね~(笑)
R・チャールズの追悼ライブはまだ登場していませんが、エルトン・ジョン、メアリー・J・ブライジ、アッシャー、スティービー・ワンダー、ノラ・ジョーンズ、ジェイミー・カラム、リバ・マッケンタイア、B.B.キング、ビリー・プレストン、アル・グリーン、ケニー・チェズニーなどが出演しています。
メアリーのことはとてもひと言で説明できませんけど(苦笑)、実力は折り紙付き。“クイーン・オブ・ヒップホップ・ソウル”と称されており、ジャズ畑の人ではありません。ただ彼女が4歳のときに離婚した父は、ジャズ・ミュージシャンだったらしいですよ。