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モーターサイクル旅行記 エプコット このアイテムの詳細を見る |
director >>Lawrence Elman(50min)《イギリス作品》
革命家になる前のチェ・ゲバラが、親友のアルベルト・グラナードと二人で、馬力のあるノートンのバイクに乗り込み、南米縦断の旅をしたのは 1951年のこと。"The Motorcycle Diaries" の原作である『モーターサイクル南米旅行記』を 読んで以来、ゲバラに憧れていた本作の監督ローレンス・エルマンは、同じコースを旅して彼をもっと知りたいと思っていた。彼を動かしたのは何か、な ぜ上流階級の医学生が“革命の顔”そして“良心”になったのか。エルマンは偶像化されたゲバラの素顔を知るために、長い間企画を練り、当時ゲバラが辿った のと同じコース・同じバイクで南米を旅する ーーー。
trailer of Tracing Che
(残念ながらバイク・シーンは登場しません)
当 時一緒に旅したアルベルト・グラナードの証言から、旅先でのエピソードや、その時にチェが詠んだ「詩」などが明かされる。また、幼友達のカルロス・フィゲ ロアや従兄弟のマリオ・サラビアからは、ゲバラのプライベート秘話や性格などについて語られ、今では神話ともなっているチェ・ゲバラの素顔が見え隠れし、 ひとりの人間としての彼を想像させる。これらの証言や当時の貴重な映像、南米の都市や人々の様子も垣間見られるドキュメンタリー。
本作を観ると、"The Motorcycle Diaries" で描かれていたエピソードの裏付けがとれるので、説得力が増します。旅の途中、実際に新聞に掲載された二人の「記事」なども登場します。両方観ると、より楽しめます。ちなみに“チェ”は「あだ名」。1967年、39歳「銃殺」によりその生涯をとじています。