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ホテル・ルワンダ プレミアム・エディション ジェネオン エンタテインメント このアイテムの詳細を見る |
cast >> Don Cheadle, Sophie Okonedo, Joaquin Phoenix, Nick Nolte, Desmond Dube, David O'Hara, Cara Seymour, Fana Mokoena, Hakeem Kae-Kazim, Tony Kgoroge, Jean Reno, Mothusi Magano ...
writer / producer / director >>Terry George（122min）《イギリス・イタリア・南アフリカ作品》
soundtrack >>
1994年、アフリカ中部にあるルワンダで「ツチ族」と「フツ族」の民族対立による武力衝突「ルワンダ紛争」が勃発した。フツ族過激派が、ツチ族やフツ族穏健派 120万人以上を虐殺するという状況の中、愛する家族を守りたいという想いから、1,200人もの命を救った一人の男 "Paul Rusesabagina（ポール・ルセサバギナ）" の実話を基にした物語 ーーー。脚本・製作・監督はテリー・ジョージ（ "Reservation Road" ← 脚本・監督）。
1994年、ルワンダの首都キガリ ーーー 多数派の "フツ族" と少数派の "ツチ族" の内戦は、ようやく和平交渉がまとまるかに見えたが、街では依然としてフツ族派ラジオ局が扇動的なプロパガンダを繰り返し、不穏な空気に包まれていた。ベルギー系の高級ホテル “ミル・コリン” で働く有能な支配人ポール（ドン・チードル filmography ）はある晩、暗闇に身を潜める妻子と近所の人たちの姿を目にする。フツ族の大統領が何者かに殺され、それを機にフツ族の人々が報復としてツチ族の市民を虐殺し始めたのだ ーーー。ポールはフツ族だが、妻タチアナ（ソフィー・オコネドー "The Secret Life Of Bees" "The Jackal" ）はツチ族だったため、一行は襲撃を逃れるため “ミル・コリン” に緊急避難する。外国資本のため、フツ族の民兵がうかつに手を出せない “ミル・コリン” には、その後も命からがら逃げ延びてきた人々が続々と集まって来るのだが・・・・・。
欧米諸国や国連の「無策」が被害を拡大させる中、持ち前の機転と交渉力でホテルに匿った 1,200人もの命を、たった独りで守り抜いたホテル・マンを演じたＤ・チードルは秀逸。脅えた瞳の奥底に秘めた強い意志が実にいい。監督は "In The Name Of The Father" などの脚本で知られるテリー・ジョージ。
ジャックをホアキン・フェニックス（ "Reservation Road" ← 監督と共演 "GLADIATOR" ）、オリバー大佐をニック・ノルティ（ "GANGSTER SQUAD" "Cape Fear" ）、ポールが酒類を仕入れていたジョルジュ・ルタガンダをハキーム・ケイ＝カジーム（ "24: REDEMPTION" "24" "Critical Assignment" ）、ホテルの従業員でポールと敵対するグレゴワールをトニー・キゴロギ（ filmography ）、ノー・クレジットでジャン・レノ（ "LEON" "Mission: Impossible" ）などが出演。
100日で100万人が虐殺されたルワンダ事件を背景にした本作は、海外での評価は高かったものの、その暗い内容と、Ｄ・チードルがアカデミー賞などにノミ ネートされ配給権の値段が高騰したため、当初どの配給会社も劇場も興味を示さなかった（← この類の作品が日本未公開になることは少なくなく、残念）。しかし、有志による熱心な署名活動が実を結び、2006年に日本公開が実現。本作をどうしても観たかった私は、公開のメドが立たないのを待ちきれず "region1" を入手（← もちろん、その価値はありました！）。
"Cry Freedom（遠い夜明け）" で描かれたのは “アパルトヘイト” 政権下の "黒人 vs. 白人" 間で起きた悲劇、本作は "黒人同士の民族紛争" での悲劇 ーーー。どちらにしろ、そう遠くない過去に実際に起こった救いがたい「事実」には、ただただ胸が痛みます・・・と同時に、もしその場に自分が居合わせたとして、一体何ができるのかと考えさせられます・・・。
>> Africa - filmography
>> War - filmography
>> AFI'S 100 YEARS 100 CHEERS（2006）- filmography
