愛と哀しみの果て
cast >> Meryl Streep, Robert Redford, Klaus Maria Brandauer, Michael Kitchen, Malick Bowens, Joseph Thiaka, Michael Gough, Suzanna Hamilton, Rachel Kempson, Iman, Graham Crowden, Leslie Phillips ...
producer / director >>Sydney Pollack(161min)
music >> John Barry
soundtrack>>
20世紀初頭、アフリカの大地に魅せられてコーヒー園を経営する一人の女性の “愛” と “冒険” の、波乱の半生を描いた物語 ーーー。実際にアフリカで「18年」生きた女流作家 アイザック・ディネーセン(← カレンのペンネーム)の回想録『アフリカの日々』、ジュディス・サーマンの伝記、エロール・トルゼビンスキーの原作を基にカート・リュードックが脚色。ディネーセン生誕100周年の1985年、シドニー・ポラック監督( "The Way We Were" "TOOTSIE" "The Firm" )が映画化。豊かで、ときに残酷なアフリカの壮大な自然を、美しく叙情溢れる映像美で描き出している。アカデミー賞7部門【作品賞・監督賞・脚色賞・撮影賞・美術賞・録音賞・作曲賞】受賞作品。
デンマークの裕福な家庭に育ったカレン(メリル・ストリープ filmography )は、遠地への憧れからスウェーデンの男爵ブロル(クラウス・マリア・ブランダウアー "Introducing Dorothy Dandridge" "Never Say Never Again" )と結婚し、アフリカのケニアに移住する。二人はカレンの持参金を元手に牧場を経営するはずだったが、ブロルはカレンに断りもなく、勝手にコーヒー栽培の農場を始め、一切の管理を妻に任せて、何日も家を空けたまま狩猟三昧の毎日 ーーー。そこに幸せな結婚生活はなく、慣れない環境で農場経営や原住民たちとの交渉に、必死に奔走するカレン。そんなある日、ライオンに遭遇したカレンを間一髪で助けてくれた、自由奔放に生きる冒険家デニス(ロバート・レッドフォード "The Sting" "The Way We Were" ← 監督と組んでいる filmography )に次第に心惹かれていくのだが・・・・・。
カレンの執事のファラをマリック・ボーウェンズ(← 実に印象的 filmography )、デニスの友人コールをマイケル・キッチン( "The Russia House" でもブランダウアーと共演 )、フェリシティをスザンナ・ハミルトン( "1984" )、台詞はないがイマン(← ソマリア出身、夫はデヴィッド・ボウイ)も出演している。
波瀾万丈のストーリーと、アフリカの雄大な景観 ーーー。出演者たちの演技は、実に秀逸。
公開当時、劇場で観た景観の美しかったこと。「髪を洗う」シーンの素敵だったこと。“自由と孤独しか愛せない男” だなんて、ものすごく魅力的(笑)。だけど、そんな男を “自分のモノ” にしたいと思ったら「負け」かもね(悔)。
>> Africa - filmography