monologue
夜明けに向けて
 



 「さて」と娘は話す。
      「私は何処に着くのでしょう」
      そう、娘の舟は月の影を回り、そしてヴィナスの夢を見る。
      大いなる「海王」と、大いなる「眠りの王」との楕円の舞踏会では、「火の王」と「木の王」とが密談を交わす。
「赤い月の形としての物語」より
**********************
太陽系を示唆するこの詩句の「ヴィナスの夢」の金星ヴィナス」はここでは「勝利などを表すヴィクトリーなどの『Vな主』」
「楕円の舞踏会」は太陽系の回転で「踏」を解すれば水星と日が舞い会うこと。
そして、今日2月12日は建国記念日の振替休日ということだがその建国記念日とは、古代、日向の女王、卑弥呼(ヒミコ)には天忍穂耳、天穂日、天津日子根、活津日子根、熊野楠日の五人の男の子がいて 末子相続人の熊野楠日と玉依姫のもうけた末子相続人が磐余彦(イワレヒコ)であった。 一方、ヒミコと政略結婚した出雲出身の素戔嗚(スサノオ)の相続人饒速日(ニギハヤヒ)には御歳(伊須気依姫)という末娘相続人があった。 そこで大和、日向の団結が図られ、西暦二四一年二月十一日、奈良県桜井市三輪の地で、大和、日向の団結のため、大和の後継者御歳(みとし)が、養子として日向から以後、神武天皇と呼ばれることになる磐余彦(イワレヒコ)を迎えた。その日が日本建国の日なのである。
fumio

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


さて  


         「さて」と娘は話す。
      「私は何処に着くのでしょう」
      そう、娘の舟は月の影を回り、そしてヴィナスの夢を見る。
      大いなる「海王」と、大いなる「眠りの王」との楕円の舞踏会では、「火の王」と「木の王」とが密談を交わす。
**********************
「何処」の「何」を解字すれば「可ベキ人」ということで
「私は可き人の処に着くのでしょう」ということ。
「月の影」はツキヨミとしてのニギハヤヒ。
「眠りの王」は冥王を意味している。
映画、「千と千尋の神隠し」のハクのモデルとなったニギハヤヒはこの映画ではニギハヤミコハクヌシという名前だった。
 ニギハヤミコハクヌシという名前を漢字にすれば饒速水琥珀主となる。それを縮めて「珀(ハク)」だけにすれば白の王で「皇(スメラ)」を示している。
 さらにいえばニギハヤヒの本性はキトラ古墳に描かれているような四神相応図の北の玄武(亀に蛇が絡んだ神)で東では青龍となり、西では白虎となる。
 ハクが龍であったこと、そして名前が琥珀ということは「琥珀」の文字から偏の「王」を除けば白虎が残る仕組みになっている。すなわち、四神から南の朱雀だけをひいた存在ということを示唆している。
 ニギハヤヒの幼名は「舊(フル)」で成長すると大歳(オオトシ)となり、そして『オオトシ(大歳)』から『アマテルクニテルヒコアメノホアカリクシタマニギハヤヒノミコト(天照国照彦天火明櫛玉饒速日命)』となる。この世の統治をするときは日読み、冥界を治める時は月夜見(ツキヨミ)なのである。
fumio

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )