木曽Now

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ヒメシジミ  雨のやみ間の会話

2018年06月30日 08時00分30秒 | 昆虫

開田高原アメダス  今朝の最低気温    15.9℃   昨日の最高気温    20.9℃

木曽町新開     午前8時の気温    19.0℃     今朝の天気     曇り


「ちょっとねえ、聞いたぁ?」

「関東甲信越って長野もよね!」

「梅雨が明けたそうよ。」

「どうして木曽だけ雨なの?」

「そうそう先日は警報まで出たってよ。」

「それからずっと雨じゃん。」

「お腹減ってやってられないわよ!」

「今の内よ!」

「しっかり腹ごしらえしなくっちゃ。」


そんな会話が

聞こえてきそうな

ヒメシジミたち。


雨のやみ間に集団で

蜜を吸っています。


3日連続の雨では

蝶たちもさぞ

空腹だったことでしょう。


ツメクサの仲間の蜜

雨で水っぽく?なっていても

お構いなしでした。

 (ヒメシジミのメス)


こんな機会に

たくさんモデルに

なってもらいました。



ウツボグサ 草刈りと競争です。

2018年06月29日 08時05分51秒 | 木曽Now

開田高原アメダス  今朝の最低気温    16.3℃   昨日の最高気温    22.6℃

木曽町新開     午前8時の気温    17.5℃     今朝の天気     雨


昨日の午前3時前

激しい雨音で目が覚めました。


午前4時32分には

木曽町に大雨警報。


午前4時53分には

土砂災害警戒情報が

発表されました。


遠くで鳴る雷の音

屋根をたたく激しい雨音

裏を流れる黒川で

大きな岩がゴロゴロと

ぶつかる音で

朝まで眠ることが

できませんでした。


 

ウツボグサが道端で

美しく咲いています。

なぜか好きな花です。

 

太い花の穂が

弓矢の矢を入れる筒

うつぼ(靫)に似ているため

ウツボグサと

名づけられています。


花は唇形花(しんけいか)で

上唇と下唇があり

シソ科独特の顔をしています。

(チェリーセージの唇形花)


(ホットリップスの唇形花)


毛深い苞の上に

それぞれ3個ずつ

花をつけています。


蕊は上唇にくっついていて

詳しくは分かりません。

 

写真を撮った次の日

同じ道を歩くと

草刈りで倒されています。

 

この時期の植物観察は

草刈りとの競争です。

 

 



アヤメ 花のつくり

2018年06月28日 08時18分28秒 | 木曽Now

開田高原アメダス  今朝の最低気温    17.2℃   昨日の最高気温    20。0℃

木曽町新開     午前8時の気温    17.5℃     今朝の天気     雨

 

夜遅く降り出した雨

昨日は一日中降り続き

今朝の明け方は

大雨警報が出ました。

 

晴天が続き

梅雨明けか?と

期待しましたが

甘かったようです。

(当たり前ですよね)

 

前回木曽訪問の頃から

咲き始めていた

アヤメの花も

そろそろ終盤を

迎えています。

 

ところで

アヤメの花の

雌しべと雄しべは

どこにあるのでしょう?

花のつくりは

どうなっているのでしょう?

 

アヤメの花の外側に

垂れ下がっている三枚の

大きな花弁は外花被片。


立ち上がっている

三枚は内花被片です。


それでは雄しべと雌しべは

どこにあるのでしょう?


外花被片の付け根から

小さな覆いがかぶさっていますが

これが雌しべの花柱。


これをめくると

内側のフリルのような物が

雌しべの柱頭です。


ちょうど雄しべの上を

屋根のように

雌しべ全体が

覆っているわけです。

 

梅雨の時期

花粉を雨から

守っているのだと思います。

 

名前の由来になっている

網目模様は蜜標(みつひょう)。


これを頼りにやってきた

ハチなどの昆虫は

雌しべの花柱を

めくって潜り込むと

花粉が体につく

仕組みになっています。


アヤメの仲間は蜜標を持っていて

カキツバタは

白い棒状の蜜標

ノハナショウブは

黄色の棒状の蜜標です。

(カキツバタ)

(ノハナショウブ)



木曽馬に会いに行く。

2018年06月27日 08時00分31秒 | 木曽Now

開田高原アメダス  今朝の最低気温    16.6℃   昨日の最高気温    26.8℃

木曽町新開     午前8時の気温    17.5℃     今朝の天気     雨

 

久しぶりに木曽馬に

会いに行ってきました。

 

今年は

とーねんこ

何頭誕生したのだろう?

 

放牧場では

何頭もの木曽馬が

草を食んでいます。

 

乗馬センタの中を通り抜けると

親子の馬だけ別の放牧場に

入っています。

 

お母さん馬のすぐそばに

とーねんこが三頭いました。

 

まだまだ体が小さいので

すぐ分かります。

 

柵から離れているので

しばらく待っていましたが

近づいてくれませんので

諦めました。

 

係りの人に

尋ねると

今年木曽馬の里で

産まれたのは2頭。

もう1頭は

民間のお宅で産まれた

とーねんこを

預かっているそうです。

 


梅雨の晴れ間の虫たち

2018年06月26日 08時01分06秒 | 昆虫

開田高原アメダス  今朝の最低気温    12.1℃   昨日の最高気温    27.1℃

木曽町新開     午前8時の気温    18.5℃     今朝の天気     晴れ

 

久しぶりに

開田高原木曽馬の里周辺を歩いた。

 

御嶽山はよく晴れて

見えているが

PM2.5か?

かすんでいる。

 

道の両側には

ムラサキツメクサや

シロツメクサが咲いており

チョウが忙しそうに

吸蜜している。

 

一番多いのは

小さいシジミチョウ

ヒメシジミ。

 

この子は

翅をこすり合わせるような

しぐさをしながら

モデルになってくれる。

 

セセリチョウの仲間も

長い口吻を伸ばして

蜜を吸っている。

 

アカセセリだと

思って撮影したが

セセリチョウの同定は

自信なし。

 

忙しそうなのは

ヒョウモンチョウ。


ウラギンヒョウモンは

カメラを構えると

すぐ飛び去ってしまう。

 

石の上で口吻を

伸ばしているのは

ミスジチョウの仲間。

 

オオミスジは

いったい何を

吸っているのだろう。

 

牧場が近いので

馬のおしっこ?

 

甲虫も

ヒメジョオンの上で休憩中。

 

帰ってから

ネット検索したが

ムネヒロアカハネムシかな?

こんちゅう探偵団のだんちょうさん

教えてください。

 

 


開田高原 夕焼けを独り占め

2018年06月25日 08時00分29秒 | 木曽Now

開田高原アメダス  今朝の最低気温     6.9℃   昨日の最高気温    23.9℃

木曽町新開     午前8時の気温    15.0℃     今朝の天気     晴れ


10時過ぎに大阪を出発

午後3時半に

木曽に着きました。


草刈りをして帰ったのに

かなりのびています。


大阪では明け方近くまで

雨が降っていましたが

木曽は晴れていました。


日没時刻は午後7時10分

カメラ片手に夕焼けを見に

開田高原木曽馬の里まで

車を走らせました。


夏至を過ぎたところですので

太陽は御嶽山よりうんと

北側に沈みます。


南東の空には

月齢10.7の月が

薄雲で滲んでいます。


10分後

御嶽山と反対側

東側の雲が

赤く焼けてきました。



帯のように伸びる雲は

わずかに御嶽山に

かかっています。

もう少し御嶽山に

かかってくれたら

いいのに・・・。


御嶽山が赤く染まるほどの

夕焼けは望めませんでしたが

木曽馬の里のシンボル

コナラの樹の下で

夕焼けを独り占めしました。

 

 


カワウ 空飛ぶペンギン?

2018年06月24日 07時31分41秒 | 散歩道の鳥たち

カワウのファッションショーを見て以来

毎日のようにカワウを見かける。

 

今日はエサ取り中の

カワウに出くわした。

水深の浅い川なので

大きなコイが泳ぐと

水が盛り上がり動く。

 

いつもの水の動きより

ずいぶん早いと思ったら

カワウが潜って移動している。

右に左にすごいスピードで

魚を捕っているのだ。

 

水族館でペンギンが

空を飛ぶように泳ぐ姿を

見たことがあるが

それに匹敵する。

 

魚を捕らえるとか

水上に顔を出して

飲み込んでいる。

 

鵜飼いのウは

魚を捕らえるたびに

いちいち水面に

顔を出していなかった

ように思う。

 

コサギやアオサギが

魚を捕らえる回数の

比ではない。

 

ものの数分で

十匹ほどの魚を

捕らえた。

 

魚をくわえて

顔を出したところを

カメラで狙ったが

どこで顔を出すか分からず

1枚も写っていなかった。

残念!


セイヨウフウチョウソウ また上から・・・

2018年06月23日 07時06分56秒 | 日記

弊ブログで

セイヨウフウチョウソウを

取り上げるのは2回目。

 

アップするにあたり

2017.7.24のブログを見た。

 

やはり

撮りにくい花だと

書いてある。

それに今回と同じように

真上からも撮っている。

 

1年たっても

進歩していないと

言うことか?!

 

長い蕊が

花から四方に飛び出し

どこをどう撮れば

この花の美しさが

分かるのだろうか?

 

西洋風蝶草

風の中を飛ぶ蝶のように

美しいのだが・・・。


ギフチョウ 53頭蛹化しました。

2018年06月22日 07時24分23秒 | 昆虫

拙宅で飼育中のギフチョウ

53頭すべて蛹になりました。

 

5月20日前後に

相次いで孵化した幼虫が

もりもりヒメカンアオイを食べ

5回脱皮をくり返し

ようやく1か月ほどかかって

蛹になってくれました。

 

羽化するのは

来年の4月末から5月初め

約10か月間

蛹で過ごします。

 

いつも

蛹の中でどんな変化が起こって

蝶に変身するのか

不思議に思います。

 

ギフチョウを飼育されている方は

たくさんおられるようですが

蛹の管理が難しいようです。

 

乾燥し過ぎて蛹の中が

空っぽになったり

湿気が多すぎて

カビだらけになり

羽化しなかったり

アリ?に食べられたり・・・。

 

この蛹は木曽で

かごに蛹を入れ

アリなどが入らないように

洗濯ネットを2重にして

大きな樹の根元に

置いておきます。

 

暑い夏を過ごし

ネットのうえに

落ち葉が積もり

やがて積もった雪の下で

静かに春を待ちます。

 

戸外で

ごくごく自然の状態で

置いておくのが一番いいと

思っています。

 

来春

目覚めたギフチョウの

美しい姿をアップできたらと

思っています。

 

来春までおやすみなさい!


ボタンクサギ 雄性先熟の花

2018年06月21日 07時26分07秒 | 日記

懐かしい花が

咲いている。

 

まだ仕事をしている頃

釋場の門を入った

右側にボタンクサギが

植わっていた。

 

当時名前がわからず

調べた記憶がある。

 

「牡丹臭木」

クサギの花に似るが

ボタンの花には

ちっとも似ていない!

と当時思った。

 (クサギの花  こんな手の写った写真しかありませんでした。    2009.9.5)


久しぶりに見ると

ボタンのように豪華な花だ

と言うことかとも思う。

 

咲き始めの花を見ると

雄しべが4本見えるが

雌しべは見えない。

 

別の花を見ると

雄しべはしおれ

雌しべが長く

突き出している。

 

ボタンクサギは

雄性先熟の花だと分かる。

 

花に触れると

たくさんのアリが

手に上ってくる。

 

きっと甘い蜜が

出ているのだろう。

 

満開の頃

もう一度見に来たい。


クマバチ 口吻の秘密

2018年06月20日 07時31分47秒 | 昆虫

アベリアの花から

クマバチが盗蜜していた現場。

 

相変わらずクマバチが

飛び回っている。

 

 

気の弱そうな?

オスのクマバチがいたので

そうっと指を出してみた。

 

するとどうだろう

吸蜜に疲れたところに

椅子を差し出されたように

指に登ってきた。

 

これはチャンス!

盗蜜をするクマバチの

口吻を観察してやろうと

思った。

 

しばらくすると

後ろ脚でお尻を

前脚で頭を掃除し始めた。

 

その後

口吻の汚れを

前脚で取るような

しぐさのした後

口吻を開いた。

 

チョウの口吻は

上下に樋が

合わさったようなものだ。


クマバチのそれは

左右に開くのだ。

 

その中から毛の生えた

舌のような物が出てきた。

 

これで蜜を吸うのか?!

 

花の根元に口吻を差し込み

左右に開いて舌を出して

蜜を吸う。

 

なかなかの

うまい仕組みに感心した。

 

色々観察させてもらって

ありがとうと言って

指を上げると

重たそうな羽音を立てて

飛び去った。


目の間に黄色の三角印が

あるのはオスです。

オスはさしませんが

おとなしいと言えども

メスはさします。

良い子は間違って

触らないようにしましょう。


ナス科の花 ラインナップ

2018年06月19日 07時28分50秒 | 日記

先日

ヒヨドリジョウゴの花を

取り上げました。

 

ヒヨドリジョウゴは

ナス科ナス属の植物。

 

散歩道の同じ仲間の花を

いくつか紹介します。

 

この花はナス科ナス属の

正真正銘

ナスの花。

やはり下向きに咲きます。

 

雌しべが雄しべより

長い花と短い花の

二種類の花をつけます。

 

次はトマトの花.


雌しべが見当たりませんが

筒状になった雄しべの中に

ちゃんとあります。

 

風などの振動で

花粉がこぼれ受粉します。

 

これは嫌われ者の花。


トゲが痛くて

駆除しても駆除しても

ひつこくはびこる

ワルナスビ。

 

トマトの雄しべと

違ってばらけていますが

バナナのような雄しべが

5本揃っています。

 

次はイヌホウズキ。


これも雑草で

草地や道端

至る所で見かけます。

 

小さい花ですが

ナスの仲間の花として

要件を満たしています。

 

雄しべは5個あり

雌しべのまわりを囲み

先端の穴から花粉を出す。

 

ジャガイモも同じ仲間です。

写真はありませんが

珍しいジャガイモの果実を

送ってもらったので

紹介します。

 

 

 

 

 


ギフチョウ 最後の脱皮

2018年06月18日 07時31分09秒 | 昆虫

飼育中のギフチョウが

最後の脱皮をしました。


終齢幼虫が

餌のヒメカンアオイを

食べなくなり

動き回ったあげく

割れた植木鉢の裏で

お尻を糸で固定します。


その後

体を固定するための

帯糸と呼ばれる

ベルトのようなものを

つくります。

 


ギフチョウの帯糸は

アゲハチョウなどと比べると

それほど丈夫ではありません。


これで蛹になる準備が

できたわけです。

体を丸めて

動かなくなった状態を

前蛹(ぜんよう)と言います。


1日から2日後

最後の脱皮をして

蛹になります。


写真に撮ろうと

準備をしていましたが

いつも目を離したすきに。

脱皮が終わっていて

間に合いません


ギフチョウにとって

一番無防備な瞬間ですので

想像しているより短い時間で

蛹化(ようか)するようです。


カメラとギフチョウの前蛹を

そばに置きなが

夕飯を食べている時

丸まっていた前蛹が

背伸びをするように

少し伸び始めました。

 

もう夕食どころではありません。

小刻みにぜんどう運動が始まり

背中が割れ始めました。

 (2018.6.16    18:54)


かなりのスピードで

幼虫の皮が

ずり下がっていきます。

  (2018.6.16    18:55)


体を前後に動かすような

ぜんどう運動を

繰り返しています。

 (2018.6.16    18:56)


ちょうど手を使わないで

下着を脱ぐような感じ

と言えばいいのでしょうか?

 (2018.6.16    18:57)


完全に皮が脱げたあと

体をツイストのようにくねらせ

体から皮を外しました。

 (2018.6.16    18:58)


この間およそ5分

最後の脱皮が無事終了

お疲れさまでした。

 (2018.6.16    19:00)


その後ゆっくり

晩ご飯を頂きました。

 (2018.6.16    19:43)


翌朝には

すっかりいつもの蛹の色に

変わっていました。

(2018.6.17    9:39)


暑い夏

寒い冬を越し

来春羽化するまで

長い蛹の時期を過ごします。


ブログをアップしたとたん

震度6弱の地震がありました。

拙宅まわりは震度4でした。


大きく揺れたので

表に飛び出しましたが

被害は何もありませんでした。


ご心配いただき

ありがとうございました。

 

 

 

 

 


コムラサキ 可憐な花

2018年06月17日 07時18分38秒 | 日記

散歩道の公園で

コムラサキの花が

咲いている。

 

満開と言いたいが

根元から順に咲いていくので

満開にはならない。

 

夏の終わりには

紫色の小さい果実を

鈴なりにつけるので

馴染みがあるが

花は梅雨の時期に咲くので

気がつきにくい。

 

先が4つに裂けた花から

4本の雄しべが

飛び出している。

 

雌しべは1本で

さらに雄しべより

突き出ている。

 

これだけの実が

でからきるのだから

受粉率はかなり高いのだろう!


アゲハチョウの吸蜜 ヤブガラシにて

2018年06月16日 07時32分47秒 | 昆虫

関西では

梅雨の間の晴れ間が

2日ほど続いた。

 

アゲハチョウたちは

待ってましたとばかり

吸蜜に忙しい。

 

川沿いの散歩道では

脇目も振らずに

ヤブガラシの花に群がる

アゲハチョウの姿があった。

 

カメラを目の前まで近づけても

逃げようとしない。

 

長雨続きでよほど

お腹がすいていたのだろう。

 

はばたきながら

長い口吻を伸ばして

一心不乱だ。

 

こんな間近でモデルに

なってくれたことはない。

 

ひとしきり蜜を吸ったあと

数匹のアゲハチョウは

飛び去った。

 

その後

どれほどヤブガラシに

蜜があるのか

のぞいて見た。

 

花盤の上は

あふれるほどの蜜で

盛り上がっている。

 

小さな花にしては

蜜の量が異常に多い。

 

アゲハチョウたちのお腹も

満たされたことだろう!