木曽Now

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産卵ラッシュです。

2016年07月31日 06時27分17秒 | 昆虫
やかましいくらいに
鳴いていたクマゼミも
いっ時の力強さは
影を潜めた感がありますが
やかましいです。(どっちやねん!)

公園の木立の中に入ると
クマゼミの産卵ラッシュです。




交尾したクマゼミのメスは
枯れ枝や枯れ木に卵を産みます。
セミの産卵管の先はギザギザで
腹部を細かく動かしながら
木に穴を開けてその中に卵を産みます。 




穴の中に3~6個ぐらい卵を産むと
移動してまた穴を開けて卵を産み付けます。
それを繰り返すので
産卵跡が列になり何本も並びます。 

ささくれ立ったようになっているのは
すべてクマゼミのメスが卵を産んだ跡です。
穴ひとつひとつは深く雨や風
アリなどの天敵から卵を守っています。

産卵場所になま木は選びません。
メスが卵を産み付けた穴を
人間の傷が治っていくように
なま木はふさいでしまうからです。
孵化したばかりの小さな幼虫は
自分で穴を開けて
出てくることはできません。
翌年の梅雨の時期まで
穴が開いたままの枯れ木を選んでいるのです。

枯れ木なら
植木の支柱の丸太にでも産卵します。


かわいそうですが
落ちていた枯れ枝を
カッターで割ってみました。





大きさはカッターの刃先と比べてください。

来年の梅雨の雨粒と一緒に
地面に落ちるまで
10ヶ月間安全な場所で
ゆっくり過ごしてください。


巧妙な仕組みを持つ植物!

2016年07月30日 05時43分20秒 | 日記
サルビアの仲間
チェリーセージです。


花のてっぺんから
雌しべの柱頭らしきものが
少し出ています。



正面から見ても
横から見ても
雄しべが見当たりません。


花に細い草などを
そっと突っ込むと
上から雄しべが
下りてきます。



蝶が花の根元にある蜜を吸うため
口吻を突っ込むと
雄しべが下りてきて
花粉が蝶の背中に
つくようになっています。

どんな仕組みに
なっているのでしょうか?


黄色い葯を持つ
雄しべは2本あります。
下の方には細長いスプーンの様な
付属物がついています。
雄しべの中央部が
花弁につながっていて
ちょうどやじろべえを
縦にしたような形になっています。



細長いスプーンの部分を
突くとつながっている部分が
支点になって葯が下りてくるのです。

雄しべの葯より
柱頭が上にあります。
雄しべを隠しておくことで
自家受粉を減らすことに
役立っているのかもしれません。

簡単な仕組みですが
自然の妙に驚かされます。


変なクマゼミ!

2016年07月29日 06時06分31秒 | 昆虫

昨日も暑い一日でした。
3時過ぎから5時前までと
7時過ぎに
夕立がありましたが
気温はほとんど変わりませんでした。



毎朝6時30分ころから
クマゼミが鳴き始めます。
蝉時雨という言葉がありますが
そんななま易しいものでは
ありません。
喧しくて寝ていられません。

多くの昆虫がそうですが
鳴くのはオスだけです。

オスが鳴いていると
メスが飛んできて
近くにとまります。

見ていると
オスはメスに少しずつ近づき
交尾をします。



セミは横に並んで
交尾をします。
左がオスで右がメスです。


隣の桜の木でも
交尾をしています。
カメラを目一杯近づけても
逃げません。
でも何か変なんです!
写真を見て何が変なのか
分かりますか?



そうなんです。
オス同士なんです!
両方のクマゼミに
オスにしかない
オレンジ色の腹弁があります。


この腹弁で
鳴き声の大きさや
音色を変えています。

メスを呼んでいるときの鳴き声と
メスに近づく時の声は
音色が違うと言われますが
まわりが喧しくて
聞いていてもわかりません。

疑似交尾なのでしょうか?
よくあることなのでしょうか?
なぜオス同士でと
不思議に思っています。
わかる方教えてください!

今年は多い?クマゼミ。←クリック



親のいないカルガモの雛

2016年07月28日 07時35分11秒 | 散歩道の鳥たち

昨日は朝方曇っていましたが
その後晴れてきて
予想通り暑くなりました。

今朝は薄曇りですが
晴れそうです。


川沿いの散歩道で
久しぶりに
親のいないカルガモ
5羽を見かけました。


普通これくらいの大きさになれば
集団で生活することはないと思います。
少なくとも今まで見たことがありません。


この辺りは5羽にとって
居心地のよい場所なのでしょうか?



それに不思議なことがもうひとつ。
8月の声を聞こうかと言うこの時期
子育てを始めたカルガモがいます。
「カルガモおじさん」に聞くと
この雛は昨日(7月26日)
雨の中を川にダイブしたそうです。
この川では一番遅い記録だろうと
おっしゃっていました。



可愛い雛が5羽いるそうです。

天候不順のせいなのか
餌をやる人がいるせいなのか
カルガモの世界も
おかしくなってきたのかも・・・。

親のいないカルガモの雛 その後のその後←クリック

親のいないカルガモの雛 その後←クリック

親のいないカルガモの雛 初登場←クリック

雄しべが面白いです。

2016年07月27日 07時37分48秒 | 日記
昨日は昼過ぎまで
雨が降り続き
夜はまた雨でした。
気温は低めでしたが
湿気が多く蒸し暑い一日でした。

今朝は雨が上がっています。
暑くなりそうです。

散歩道の公園に
シコンノボタン(紫紺野牡丹)が咲いています。


花弁は鮮やかな濃い紫色で
5枚あります。
一日花のようですが
秋まで咲き続けている
印象があります。


雌しべは1本。
雄しべは10本ありますが
そのうち5本は長く
鎌のように曲がっています。
大きな蜘蛛の脚のように見えますが
そのはずで
スパイダーフラワーとも
呼ばれています。


雄しべの曲がり角が
白い葯のように目立ちます。
そのあたりに昆虫がとまると
鎌状の先の穴から花粉が出て
昆虫のお尻に
花粉をつけるのではと考えています。


折れ曲がったような雄しべに
ピントがあわず
見にくい写真になりました。

大きな花 アメリカフヨウ

2016年07月26日 09時05分26秒 | 日記
午後9時頃無事帰宅しました。
想像していたより
暑さはましでした。

大阪は朝から雨です。
湿気が多く蒸し暑いです。
木曽に行く前撮った写真です。

大きな花が咲いています。
25センチ弱の大きさがあります。
アメリカフヨウです。




ムクゲやタチアオイと同じ仲間で
花のつくりも似ています。
花糸が合体して筒状になった
雄しべの中から雌しべが
突き出ています。
柱頭は5つに分かれています。


朝咲いて夕方しぼむ
一日花ですが
次々咲いています。




ムクゲ←クリック

タチアオイ←クリック

ブルーベリー狩りとウバユリ

2016年07月25日 08時00分15秒 | 木曽Now
開田高原アメダス  最低気温 16.3℃  昨日の最高気温 25.3℃
木曽町新開  午前8時の気温 19℃  天気 曇り

昨日は昼過ぎまで
晴れていましたが
夕方から曇り空になり
夜雨が降りました。

今朝は明るい曇り空です。


7月24日(日)
KAIDA FARM第一農場に
ブルーベリー狩りに行きました。
第一農場は7月23日より開園です。

入園料は800円で
食べ放題。
持ち帰りは100グラム200円です。
たわわに実ったブルーベリーを
摘んでは食べ
食べては摘み
お腹一杯になりました。




お土産は750グラム。
容器代金込みで1670円でした。





土曜日の朝
蕾だったウバユリの花が
開きました。


育てていた子どもの花が咲くころ(お年頃になる頃)
葉(歯)がなくなる乳母に例えて
ウバユリ(乳母百合)と
名付けられたようですが
まだ立派な葉がついています。

それも平行脈の葉が多いユリ科に
似合わない葉をつけています。
本当に葉は枯れるでしょうか?

オニユリなどの花と違って
大きく開くことはなく
奥ゆかしい感じがします。

まだもう少し開きます。

十分開いていない花に
ハナバチ?がせわしなく
出入りしています。







体中花粉で真っ白です。



ウバユリの花は
長さの違う雄しべが6本
雌しべを取り囲んでいます。
他のユリの雄しべの葯は
T字型についていますが
ウバユリの葯は
花糸に連続してついています。

雌しべの柱頭が
成熟している様子がないので
ウバユリも雄性先熟の花かも知れません。
もう少し観察してみて
結論を出したいと思います。




タイトル
ブルーベリー狩りとウバユリ
何の関係もありませんでした。
ごめんなさい。
明日からまた暑い大阪です。







女郎花の花

2016年07月24日 08時02分06秒 | 木曽Now
開田高原アメダス  最低気温 16.7℃  昨日の最高気温 24.7℃
木曽町新開  午前8時の気温 19℃  天気  晴れ

昨日は午前中
雲が多かったですが
昼間は晴れ間が広がりました。
今朝は雲が多いものの
晴れています。


神社までの散歩道
オミナエシがたくさん
咲き始めていました。
家のオミナエシは
少し生長が遅いようです。


細長い茎が風に揺れ
いかにも女性的な感じがします。
カメラを構えても
なかなかじっとしてくれません。


オミナエシの花は
先が5つに分かれた
花冠を持っています。

雄しべは4本
雌しべは1本
花の中をのぞくと
細い輝くような
毛がたくさん生えています。




秋の七草のひとつですが
7月の下旬から
秋まで長く咲き続け
楽しませてくれます。

もうすぐ咲き始めます。

2016年07月23日 09時08分42秒 | 木曽Now
開田高原アメダス  最低気温 17.0℃  昨日の最高気温 26.0℃
木曽町新開  午前8時の気温 17.5℃  天気  曇り

昨夜9時前に木曽到着。
南木曽あたりは豪雨で
中央線が不通になっていました。

今朝は雨も上がり
雲も薄くなってきています。





ウバユリももうすぐ咲き始めます。

昨年から秋の七草を植えています。
オミナエシももうすぐ咲きます。



今回は月曜日まで。
また暑い大阪です。

マンモスの牙

2016年07月22日 06時07分23秒 | 日記
何に見えますか?









悪魔の爪
ライオン殺しなど
恐ろしい名前を持っていますが
キバナツノゴマと言います。

こんな植物
植物園以外で
育てたらいかんやろ!
と思いますが
道端の花壇で
栽培されています。


花は黄色い釣鐘形で
内側に濃いオレンジ色の斑点が多数あり
花の先は唇を突き出したように
5裂しています。


雄しべも雌しべも花の上の方に
引っ付いています。




キバナツノゴマの葉や茎
花にはねばねばした腺毛があり
触ると不快になるくらいベタつきます。
食虫植物だとも言われています。








勾玉のような形をした果実が
乾燥するとマンモスの牙が現れます。
牙のすき間から種子を散布します。

今年は多い?クマゼミ。

2016年07月21日 06時01分18秒 | 昆虫
毎朝長瀬川沿いを
クマゼミの鳴き声のシャワーを
浴びながら散歩しています。

桜並木を歩いていると
「シャワ、シャワ」が
大波のように押し寄せてきます。

今年は
クマゼミの発生多くない?

何匹とまっているでしょう?

例年こんなだっけ?
去年のことは
すっかり忘れています!
(正解は9匹です。)

遠い遠い昔
クマゼミを捕ると
英雄でした。


街中にいるセミは
アブラゼミばかり
羽の透明なクマゼミは
貴重種でした。



いつの間に街中は
クマゼミばかりに
なってしまったんだろう?
特に大阪は多いそうです。
温暖化の影響だけでは
ないような気もしますが・・・。

キマダラカメムシ(kazuyooさんに教えてもらいました)とニアミス!


脱け殻もたくさんついています。
脱け殻からでも雄と雌が
区別できますよ。

クマゼミのオス

クマゼミのメス
産卵管の跡があります。

雄と雌が区別できても
どうってことありませんが・・・。


ポーチュラカも負けていません。

2016年07月20日 06時01分08秒 | 日記
散歩道の公園に
ポーチュラカが咲いています。
ハナスベリヒユとも言います。




花弁が5枚
雄しべは黄色で
賑やかなほどたくさんあります。
雌しべは雄しべより
つき出ていて先は
5つに細かく裂けています。
花の中に小さな花が
咲いているようです。


実はこのボーチュラカも
「動く植物」なのです。
虫がとまると雄しべが
ザワザワと動きます。
虫の代わりに草を
そっと触れてみました。








これが動画だったらと
いつも思いますが
アップの仕方もわかりませんので・・・。
分かりにくくてごめんなさい。

虫のお腹に花粉を
こすり付けるためなのでしょうか?
面白い動きです。


座り込んで
写真を撮っていると
お婆さんが
「きれいね」
と声をかけてくださいました。
「うちにもあるけど種ができないの」
と教えていただきました。

カメラを片手に
草で花をつついている!

不審者と間違われず
よかったです。
雌しべが動くトレニア←クリック

たくさん名前を持っています。

2016年07月19日 06時00分14秒 | 日記
三時花
三時草
三時の貴公子
花火草
コーラル・フラワー(英名)などの
名前を持っています。

ハゼランが小さい花を
咲かせています。




花は7~8ミリメートル
赤紫色花弁が5枚。

雄しべは15~20本近くあります。
花糸は紫色で黄色い葯が美しいです。

雌しべは1本で
ルーペで見ると
先が3つに裂けています。




午後3時頃咲き始め
夕方には閉じてしまいます。

午後6時過ぎ閉じ始めました。

茶色い丸い果実には
黒い小さな種子が
たくさん入っています。


蕾が次々はじけて(はぜる)開く様子から
ハゼランと名付けられたようです。

ハゼランも
熱帯アメリカ原産の帰化植物です。



第11回琵琶湖一周ウォーキング

2016年07月18日 07時01分40秒 | 琵琶いちぶらり旅
JR近江高島駅 ~ JR近江今津駅 (17.9キロメートル)

大阪駅で新快速に乗る前から
大粒の雨が降り始めた。
先月の二の舞か
嫌な予感が頭をかすめた。
予報は曇のち雨。
降水確率は60パーセント。
雨の中18キロはきつい!

近江高島駅に着いた時には
雨がやんでいた。
大きなガリバーが出迎えてくれる。

高島駅の山手に
ガリバー青少年旅行村ができた関係で
ガリバーで町おこしをしているとか。
琵琶湖の形の池で帆船を引っ張る
ガリバーの像はばかでかい。

10時10分駅の観光案内所で
スタンプを押し
萩の浜を目指して出発。
昼食は道の駅 しんあさひ風車村で
とることにしコンビニをスルーする。

浜に出る前
四高桜の碑がある。



昭和16年4月
第四高等学校(現金沢大学)の漕艇部員11名が
比良颪の突風にあい遭難死。
その悲劇を悼んで建てられたそうだ。

湖岸沿いの県道を進む。
比良山方面を振り返っても
雲の中・・・。
天気なら琵琶湖に
山々が映えているはず。


湖岸沿いには
世代交代のためか
マツの苗木がたくさん植えられている。




12時10分右手に
びわ湖こどもの国を通過。
安曇川を渡り
源氏浜園地を過ぎると
見えてきました!
昼食場所 道の駅 しんあさひ風車村。

13時ちょうど。
ガーン!閉鎖中。
駅の観光案内所の人
言っといてよ!!!

仕方なく空腹を抱え
近江今津駅まで
残り7キロ歩くことにする。

外ヶ浜園地
新旭浜園地
針江浜園地を過ぎ
新旭水鳥観察センターに到着。

淡い期待をもって
食事ができるかたずねる?
できる訳ないですよね!!
観察センターです。

諦めて歩き出すと
湖岸の向こうに大きな街が!


元気を出して歩き通し
15時ちょうど
近江今津駅到着。
食事にもありつけました!


合計歩数 27,447歩 お疲れさまでした。

歩いた道沿いに色々な会社のソーラーパネルが設置してあった。

湖岸沿いには空き地が多いのは分かるが
滋賀県が力を入れているのだろうか!?


あまりに鮮やかだったのでコガネグモをパチリ!



雌しべが動くトレニア。

2016年07月17日 06時02分51秒 | 木曽Now
散歩道の花壇に
トレニアがたくさん咲いています。


花の顔をのぞきこむと
頭の上で両手を合わせて
拝んでいるような形の雄しべ。

口のように上下に割れて
開いている雌しべ。
雌しべの奥にも
雄しべがあります。


トレニアは
この口のように上下に開いている
雌しべの柱頭が
蜜を吸いにきた虫の刺激で
閉じることで有名なのです。

虫は待てないので
草でつついてみました。(動画でなくてごめんなさい)





わかりますかね?
ものの1~2秒で
閉じました。

反応の鈍い雌しべもありますが
ほぼ100パーセント閉じてくれます。








どうして柱頭は虫の刺激で
閉じるのでしょうか?
花粉をしっかりとじ込んで
受粉を確実にしているのか
また
虫が出て行く時に
自分の花粉がつかない
仕組みなのかもしれません。

オジキソウやハエトリグサの葉
ムラサキサギゴケの雌しべ
ヒイラギナンテンやポーチュラカの雄しべ
でも動くことが知られています。