木曽Now

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安眠妨害! 集団越冬 

2018年12月28日 08時01分00秒 | 昆虫

開田高原アメダス  今朝の最低気温  -8.4℃   昨日の最高気温   2.2℃

木曽町新開     午前8時の気温  -7.5℃     今朝の天気    晴れ

一晩で雪が

15cmほど積もり

一面銀世界だ。


暖かい冬が一転

大寒波!

日本海側は

猛吹雪とか。


ここ開田高原も

北風が強く吹き

時々雪が舞う

一日でした。


いっぺんに

ストーブの薪の量が増え

何度も薪を

運び上げました。


積んである薪を

下ろすたびに

たくさんの

テントウムシが

集団で越冬しているのを

目にします。


せっかくの安眠を邪魔して

申し訳ないのですが

家の中に入れたら

大変なことになります。


かわいそうですが

寒空に放り出すしか

ありません。


ひと仕事終え

外に出しっぱなしの

傘立ての掃除をしようと

動かしたとたんに

驚きました。


まあどうでしょう!

ものすごい数の

テントウムシです。


てんとう虫のサンバなど

可愛い代表のような

昆虫ですが

これだけの数を目にすると

背中が痒くなってしまいます。


それでは問題です!

この中に1匹だけ

テントウムシではない昆虫が

混じっています。

さてそれは?


よーく見ると

カメムシ君が

混じっています。


きっと居心地

悪いのでしょうね?!


色んな模様の

テントウムシがいますが

ほとんどがナミテントウという

一種類のテントウムシです。


日本庭園で見られる

松の木の腹巻き

「こも巻き」も

昆虫が集団で越冬する

性質を利用した

害虫駆除なのです。


寒さを避け

冬眠している

昆虫たちには

だまし討ちですね。(笑)


ちなみに傘立ての奥の

テントウムシさん達には

春まで寝床を格安で

提供することにいたしました。


虫の苦手な方

さぞ背中が

むず痒くなったことでしょう!

ごめんなさい。







花に閉じ込められた蝶

2018年11月18日 08時02分40秒 | 昆虫

開田高原アメダス  今朝の最低気温  -3.3℃   昨日の最高気温  10.7℃

木曽町新開     午前8時の気温  -1.5℃     今朝の天気   晴れ

昨日アップした

御嶽山の噴煙の写真

奥蓼科の横谷観音展望台から

同じような時刻に

ばらりんさん(須玉日記)

撮影していたので

紹介します。



今回木曽に来て

初めて出会った蝶が

ベニシジミ。


セイヨウタンポポが

気に入ったのか

離れようとしない。


近くを飛び回っても

すぐまたタンポポに

止まる。


夕方薄暗くなりかけた頃

開いている花に

まだ止まっている。


寒さが迫る中

今晩の宿を

ここに決めたようだ。


翌朝ブログに記載する

気温を見るために

表に出て驚いた。


花の中に頭を突っ込み

窮屈そうな蝶の姿に

思わす笑ってしまった。


タンポポの花が

夜は閉じることを

ベニシジミは

知らなかったようだ!


もちろん氷点下

動こうにも動けないはずだ。


1時間後

陽の光が差し込み

うまく抜け出せたのか

安心した顔で

花の横に止まっている。


その後

横の葉に移り

翅を広げて向ぼっこ

体温を上げているようだ。

散歩に出る時に見たら

もういなかった。

無事でよかったね!



 


オオムラサキ 今年も下りてきてくれました

2018年11月16日 08時00分31秒 | 昆虫

開田高原アメダス  今朝の最低気温  -4.4℃   昨日の最高気温  10.5℃

木曽町新開     午前8時の気温  -3.5℃     今朝の天気   晴れ


拙宅のエノキ

数十センチの鉢植えの苗を

大阪から運び

地植えしたもの

もう14年も前の話である。

 

二階の窓からのぞいても

エノキの方が背が高い。

 

今年もオオムラサキの幼虫が

冬眠のためエノキから

下りてきてくれた。

 

木の根元の落ち葉を

丁寧に一枚一枚めくると

ナメクジ型の幼虫が

寒さを避け眠っている。

 

数えてみると

目についただけで15頭

見つかった。

 

成虫の飛び回る時期

木曽に来ることができず

ガレージを飛び回る雄を1頭

目にしただけだった。

 

無事に冬を越して

来春芽吹きと共に

エノキを上り

もりもり食べて

また雄姿を見せてほしい。

 

これで拙宅は

ギフチョウの蛹

オオムラサキの幼虫

二種類の蝶の越冬地に

なっている。


ヨモギハムシ キラリと輝く甲虫

2018年11月09日 07時07分45秒 | 昆虫

公園の草むらを

踏み分けながら

ゆっくり歩く。

 

探しているのは

ヒメアカタテハの

幼虫の巣だ。

 

今年は草刈りが何度も入り

草丈が低く

巣を作るヨモギの

生長も悪い。

 

その途中で

ヨモギの葉蔭でキラリと

輝くものを見つけた。 

ヨモギハムシだ!

 

名前の通り

ヨモギの葉を食べる

藍色の金属光沢のある

大きめのハムシだ。

 

手を下で受けながら

指でつつくと

ポロッと掌に落ちた。

 

脚をひっこめ

ひっくり返ったまま

しばらく動かない。

 

やおら起き上がり

手を這い回ると

指に糞をして

ポロリと地面に落ちた。


結局ヒメアカタテハの巣は

発見できず

ヨモギハムシ2頭と

出会っただけだった。

 

 


ヒメアカタテハ 海を渡る蝶

2018年11月07日 07時20分43秒 | 昆虫

最近

散歩道の公園で

三種類の蝶を

よく見かける。

 

ヤマトシジミ


ツマグロヒョウモン


そして

ヒメアカタテハだ。

 

アカタテハに似るが

後翅に複雑な模様があることで

容易に区別できる。

 

食草は公園に

たくさん生えている

ヨモギだ。

 

ヨモギの葉が

閉じあわされたように

白くなっていれば

かなりの確率で

ヒメアカタテハの幼虫が

見つかる。

 

特に秋のこの季節

見つけやすいのだが

草刈りが行われるので

年によって

まったく見つからないこともある。

 

ヒメアカタテハは

世界中に分布しているが

特にヨーロッパでは

大群でアフリカから

渡ってくる蝶として

有名である。


先日

と言っても

3月だったと思うが

NHKの地球ドラマチック

「地中海を渡るチョウの大冒険!」で

ヒメアカタテハのことが

詳しく取り上げられていた。

 

残念ながら日本では

渡りをすると言う話は

聞いたことがない。


蝶を採集していた頃

蛹で越冬すると

思っていたが

昨今の温暖化で

関西では成虫で

越冬しているのかもしれない。


 


都会の蛾は世間ずれしている ! ?

2018年11月03日 07時26分41秒 | 昆虫

散歩道の公園

アベリアの花が

まだ健在だ。

 

毎朝オオスカシバや

ホシホウジャクが

やってくる。

 

毎朝のように

カメラを向けて

シャッターを切る。

 

もうかれこれ

100枚近くにもなるか?

 

ホバリングして

吸蜜していても

カメラを近づけると

瞬間移動のように

姿を消してしまう。

 

ジグザグ移動する

まるで忍者のようだ。

 

100枚ほどの中

一番ましな写真がこれだ

まったく面目ない!

 

ところがだ

木曽の拙宅にやってくる

ホウジャクは

やけにのんびりしている。

 

カメラを差し出すと

瞬間移動はするのだが

すぐに目の前に

戻ってくる。

 

まるで自分を敵だと

認識していないようにさえ

感じる。

 

人見知りすることなく

無心に蜜を吸っている。

 

ものの10分ほど

10数枚撮ったが

大阪と比べ物に

ならないぐらいの

写真が撮れた。

自画自賛(笑)

 

やっぱり田舎の蛾は

世間ずれしていない!

 

 

 

 

 

 


お祈りのポーズをしていたのは・・・

2018年11月01日 07時15分58秒 | 昆虫

二日も続けて

苦手な方

申し訳ありません。

 

ウメの葉を食べていたのは

オオスカシバの幼虫では

ないのでは?と

kazuyoさんからご指摘いただき

昨日の散歩で

確認に行ってきました。

 

常緑のクチナシの間に

小さなウメの木がある所です。

 

もちろん同じ場所に

いるはずがありません。

 

枝や葉の裏も

丹念に探しました。

 

いました!

かなり上の方で

むしゃむしゃと

ウメの葉を食べています。

 

この時点で

クチナシの葉とウメの葉を

間違って食べていたのではないと

確信しました。

二日も三日も葉を間違って

食べるはずがないからです。

 

もう一度横顔を撮り

次はクチナシにいる

オオスカシバ探しです。

 

これもいました。

盛んにクチナシの葉を

食べています。

 

指でつついて

祈りのポーズをさせ

写真に撮りました。

 

家でkazuyoさんが

貼り付けてくださった

リンクを調べたところ

模様などから

一番近いのは

モモスズメだと

結論づけました。

 

お騒がせしました

そして

ありがとうございました。

 


おいおい 食べるのはクチナシだろ?!

2018年10月31日 07時14分02秒 | 昆虫

(苦手な方スルーしてください)

 

朝から少し風が強い

帽子が飛ばされないよう

頭に手を置いて

前かがみで歩く。

 

ふと顔を上げると

目の前のウメの枝

揺れ方が異様だ。

 

ほかの枝より

大きく波打つように

揺れている。

 

近寄ってみると

大きなオオスカシバの

幼虫がいたのだ。

 

おいおいこれはウメ

お前が好きなのは

隣のクチナシだろ!

 

声をかけても

分かる由もなく

モグモグ見る間に

葉柄だけにした。

 

カメラに気づいたのか

食べるのをやめ

前脚を枝からはなした。


まるで

「もう食べません

許してください」

祈るようなポーズをとる。

 

かわいい奴

早く太らないと

もうすぐ冬

土の中に潜れなくなるぞ!

 (クチナシの葉を食べる幼虫)


(kazuyooさんからモモスズメかも?とコメントいただきました。ウメとクチナシが重なるように植えられている場所なので、オオスカシバと思い込んで記事にしましたがモモスズメかもしれません。まったく自信はありません。その点、了承してお読みください。)

 

 

 


ギフチョウ こんなところで蛹に

2018年10月29日 07時41分01秒 | 昆虫

大阪にもどりましたが

本日も木曽の様子です。



晴れた朝は決まって氷点下

もうそんな季節になってきた。


朝起きたら石油ストーブをつけ

薪ストーブを焚くことが

日課になって来た。


当然薪をデッキの上に

運び上げなければならない。


乾燥した薪とは言え

年寄りにはかなりの重労働だ。


薪運びの途中

嬉しい発見があった。


駐車場の

雨が当たる場所に

積み上げてあった

薪を手に取った時

見覚えのある

黒い小さな塊を見つけた。


ギフチョウの蛹だ!


食草である

ヒメカンアオイの生える場所から

ゆうに10mは離れている。

 

蛹化する場所を探して

こんなところまで

歩き回るのか?


この場所から2頭の

蛹を見つけた。

危うくストーブで

燃やしてしまうところだった。

 

安全な場所に移して

来春までの安全を祈った。

(2018..4.26自宅にて撮影)


 


オオハナアブ 複眼の模様

2018年10月28日 08時00分39秒 | 昆虫

開田高原アメダス  今朝の最低気温   -1.7℃   昨日の最高気温    16.0℃

木曽町新開     午前8時の気温   -1.0℃     今朝の天気     晴れ(霧)

最低気温は-1.7℃

長野県野辺山に次いで

全国2位の寒さ

朝は濃い霧に包まれた。



拙宅の敷地に

やってくる虫の中で

断トツ多いのが

オオハナアブです。


写真を撮っていても

手に止まったり

服に止まったり

自由奔放です。


複眼が大きく

愛嬌がありますが

よく見ると

とても美しい

眼をしています。


幾何学的な模様が

何とも素敵です。


光の加減で

現れるのかと思いましたが

太陽が当たっていなくても

見えています。


ハナバチ

特にオオマルハナバチに

擬態していると

言われていますが

刺すことはありません。

(オオマルハナバチ ネットからお借りしました)


の威を借る

何とかですね。


アザミの花の中に

頭を突っ込んで

蜜をペロペロ

舐めているのでしょうか?


時々器用に

頭やお尻についた

花粉のお掃除をします。


見ていても飽きない

オオハナアブです。

 


 

 


イカリモンガ 蝶に似た蛾

2018年10月26日 08時01分17秒 | 昆虫

開田高原アメダス  今朝の最低気温   -1.1℃   昨日の最高気温    14.0℃

木曽町新開     午前8時の気温    2.5℃     今朝の天気     晴れ



毎年この時期

イカリモンガが

やってくる。

 

初めての出会いは

数年前になる。

 

ひらひら飛ぶ姿を見た時

テングチョウとばかり

思っていた。

(テングチョウ) 


花にとまった姿を

よく見ると

テングチョウとは違う。

こんな蝶いたか??

 

すぐ調べてみると

イカリモンガと言う

蛾だった。

 

よく蝶と蛾の違いが

話題になる。

 

蝶は「昼行性である」

「翅を垂直に閉じて止まる」

「触角が細く羽毛状でない」

などがあげられている。


このイカリモンガは

どうだろう?


昼間飛び回り

翅を垂直に閉じて止まり

触角が羽毛状ではない。


まるで蝶そのものだ!


ぱっと見は

小型のアカタテハにも

見えてしまう。

 

蝶か蛾かは人間が

便宜的に分けただけで

当の本人(本虫)にとっては

知ったこちゃない話なのだ。


ちなみに

蛾に似た蝶の代表は

セセリチョウの仲間。

(イチモンジセセリ)

 


庭にやってくる虫たち

2018年10月25日 08時01分00秒 | 昆虫

開田高原アメダス  今朝の最低気温    0.5℃   昨日の最高気温    14.8℃

木曽町新開     午前8時の気温    3.0℃     今朝の天気     晴れ

夜半まで降り続いた雨も

朝には上がり

久しぶりに

冷え込みのない朝を迎えた。


午前中から急速に

天気が回復し

青空が広がる。


今年の夏

拙宅の敷地は

草刈りができなかったため

幸か不幸か

たくさん花が咲いている。


花と言っても

アザミの仲間(タイアザミと思っているが?)や

ノギクの仲間だ。


陽気に誘われて

ひっきりなしに

虫たちがやってくる、


しゃがんでいると

疲れるので

椅子を出してきての撮影

何とずぼらなことか。


花粉まみれになって

花から花を飛び回る

ハナバチの仲間は

まるでカメラは無視だ。(虫なので!)

 

今年出会いの少なかった

ウラナミシジミや

モンキチョウ

キタキチョウ

キアゲハなど

次々やってくる。

ぽかぽか陽気で

気が付いたら

居眠りをしていた。




アベリアの花で吸蜜活動

2018年10月13日 06時36分59秒 | 昆虫

真夏の頃に

公園の生垣が

綺麗に散髪されていた。

 

涼しくなってきたせいか

たくさんの花を

またつけだした。

 

アベリア

ハナツクバネウツギと呼ばれる

白い花だ。

 

この時期

たくさんの虫たちが

蜜や花粉を求めて

やってくる。

 

ミツバチなどの小さい虫は

釣鐘型の花筒の入り口から

かき分けかき分け

潜り込んでいく。

 

口吻を精一杯伸ばしても

花の奥の蜜に

届くか届かないかの

ぎりぎりなのだろう。


その証拠にお尻を盛んに

振りながらもがいている。


その横でクマバチは

毛むくじゃらの脚で

花を抱きかかえ

口吻を花の根元に突き刺し

たやすく蜜を吸っている。

 

もちろんクマバチは

図体が大きく

頭さえ花には入らない。

 

花に潜らなくても

蜜が吸える方法を

考え出したのだ。

 

受粉の役に立ちそうにない

盗蜜するクマバチだが

子育ての時期には

花粉も集めるので

悪者だとは

言いきれない。

 

 

 

 

 

 


陽だまりは蝶や虫たちの楽園

2018年10月10日 07時03分07秒 | 昆虫

ここ数日

季節が逆戻りしたような

気温が続いている。

 

昨日の大阪の最高気温は

27.5℃。

室温は29℃近くもあった。

 

朝歩いていtると

蝶が花から花へ

飛び回って

蜜を吸っている。

花に近寄ってみると

小さなハチやハエの仲間が

盛んに蜜をっ吸ったり

花粉を集めている。

 

気温だけではない

季節の移ろいを

敏感に感じ取って

子孫を残したり

冬越しの準備に

忙しいのだろう。

 

そんな中

地面にくり返し

止まるヒメアカタテハがいた。

 

カメラを構えると

飛び去り

離れると

また舞い戻る。

 

とにかく

陽だまりは虫たちの

楽園のようだ。

 


オオスカシバ 幼虫探し

2018年09月26日 07時44分13秒 | 昆虫

 幼虫苦手の方

スルーしてください。


先日産卵したての

オオスカシバの卵を

観察しようと

再び訪れた。

 

10mほど植栽されている

クチナシの新芽を

探し回ったが

結局見つけられなかった。

 

目だたない紐でもくくり付けて

目印にするべきだったと

後悔したが後の祭り。

 

その代わり

色々なステージの幼虫が

見つかった。

 

2齢ほどの幼虫が

クチナシの新芽で

たくさん見つかる。

 

小さくても

お尻に立派な突起を

もって持っている。

 

小指くらいの

大物も見つかった。

 

さすが新芽では間に合わないのか

かたくて古い葉を食べていた。