え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

日本のいちばん長い日

2014年12月14日 | ドラマ
1967年 日本(東宝) 157分  戦争/ドラマ/史実
監督/岡本喜八 脚本/橋本忍
製作/藤本真澄、田中友幸
出演/三船敏郎、笠智衆、志村喬、加藤武、松本幸四郎
   高橋悦史、黒沢年男、天本英世、 土屋嘉男、加山雄三
ナレーション/仲代達矢

(100点) 日本が敗戦を決定した日、発表を阻止するクーデターも動き出す

広島、長崎に原爆が投下され天皇は敗戦を決断。
政府も終戦に向けて動き出すが、それを良しとしない軍部の一部が暴走。
玉砕覚悟の愛国心を持ってクーデターを起こす。
しかし、それでは日本は無くなってしまう。
終戦を決め、国民への発表までの長い長い一日の攻防を描いた昭和の歴史史劇。


骨太な娯楽活劇の監督岡本喜八の代表作として題名は知っていたが内容は知らなかった。
なんとなく任侠映画の超大作とさえ思っていたのだが、終戦にまつわる歴史ミステリー大作だった。
岐阜のロイヤル劇場で昭和のスペクタクル大作特集として「釈迦」に続いて上映されていた。
面白そう、と思って見に行ったら、たまたま昨日観た「太陽」と同じ日を描がいた映画で、コッチを先に観たら「太陽」がもっと意味深く観れたのにと思った。
真面目な映画だけど、そこは岡本喜八。娯楽大作として二時間半だれることなく一気に観れた。
黒沢年男の間違った正義感が恐ろしくも印象に残る。
戦争駄目よ!


(2014年8月岐阜ロイヤル劇場にて500円交通費1000円にて鑑賞)

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