津軽ぐだめ記

青森県の南津軽は「田んぼアートの里」、田舎館(いなかだて)村から冴えない”おっさん”の「ぐだめき」を。

2019年7月

2019年06月30日 | 日記

 津軽平野に優雅な佇まいを見せる津軽を代表する山と言えば「岩木山(いわきさん)」である。津軽の人達から「お山」と親しまれ、古くから信仰の対象ともなっている。標高は1625メートル。

 さて、今回はこの標高にちなんだ話題を。

 5月に改元があり、今年は令和元年(1年)である。1年6月25日、即ち1625で、岩木山の高さと同じ数字の並びとなる。そこで6月25日、「岩木山1625大作戦」なるイベントが行われた。地元小・中学生の登山ばやしで開幕。普段は有料の津軽岩木スカイラインもこの日ばかりは無料開放され、終点8合目の駐車場は満杯の盛況ぶりで、通行規制がかかるほどであった。遠くは沖縄、那覇市からの方もいた。山頂ではビールならぬ、山麓で採水した湧水で乾杯し、喉を潤した。

 私は参加した訳ではないので、テレビ、新聞で知ったのだが、この”大作戦”、実は平成元年の6月25日にも行われていたとの事。恥ずかしながら知らなかった。その時に埋められたタイムカプセルが今回掘り出され、代わりに新しいカプセルが埋められた。岩木山には高校時代に一度だけ登ったが、大小の石がゴロゴロしていて、登るも下るもえらく疲れた記憶がある。

 次回のイベントはいつになるのか。こればかりは誰にも皆目見当がつかない。何しろ、元号が変わらない限り開催はないのだから。

 次回の1625大作戦の時、私はこの世に居るのか居ないのか‥‥それは神のみぞ知る?

 人の世は変わっても、お山の姿は変わらずかな。岩木山は永遠に津軽の象徴である。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2019年6月

2019年06月04日 | 日記

 平成から令和へと元号が変わったのに合わせたかのように、自然界は益々変になってきたみたいだ。そう、暑さの事である。
 5月26日、北海道の佐呂間町で39.5度を観測した。北海道で5月に猛暑日となるのは観測史上初めての事だと言う。この日は日本各地でも猛暑日となったが、津軽地方も弘前では30度超の真夏日となった。我が家も扇風機を回したり扇子をパタパタ動かしたりと涼を求めたが、5月に扇風機の世話になったと言う記憶は思い当たらない。
 本来5月は風薫るの言葉通り、初夏の心地よい風が木々の青葉をそよがす一年で最も爽やかな時季だが、此度の暑さは2ヶ月も前倒しのものであり、何か異常と言ってもよいくらいである。薫るつもりの風もこの暑さで出番に迷い、右往左往しているようだ。
 この早過ぎる真夏のような暑さには農家の人達も閉口気味である。知り合いのリンゴ農家の人は「熱くて作業をしていられない」と苦笑いしていた。これは一時的なものらしいが、この分では本番の7月~8月は一体どれほど暑くなる事やら。否、意外と冷夏になるかも‥‥それでは困るのだが。
 何はともあれ、皆様、熱中症とは付き合いをしませんようくれぐれもご注意を。
 この地球は年々おかしくなってきている。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする