津軽ぐだめ記

青森県の南津軽は「田んぼアートの里」、田舎館(いなかだて)村から冴えない”おっさん”の「ぐだめき」を。

2008年1月

2008年01月01日 | 日記
 イノシシからネズミへバトンタッチ。新たな1年が始まる。ネズミは、よい年になる様にと期待を込めている事だろう。イノシシも自分の年が始まる時は、よい年である事を祈っていたであろうが、いざ終わってみるば、ぐだめきが尽きない年であったのではなかろうか。何しろ日本中に「"偽"瞞」が満ち溢れた年であったのだから。
 年金の杜撰な管理、農水相の猫の目交代、防衛省前次官の贈収賄事件等だ。しかし、何と言っても最たるものは、相次ぐ食品偽装事件である。記者会見で会社幹部2ー3人が頭を下げる光景は金太郎飴よろしく、国民の目にはもはや単なるセレモニーにしか写らない。中には、いい年をした責任者が、隣の母親からこそこそと”カンニング”している情けない姿もあった。
 「天網恢々疎にして漏らさず」。ばれないつもりでも悪事は一つが馬脚を現し、千里を走るもの。吉兆転じて”凶兆”である。天の網を見くびってはいけない。思うほど粗くはないのである。
 さて、今年は所謂「ねじれ国会」で、福田首相が伝家の宝刀をいつ抜くのかに耳目が集まるが、総選挙目当てに利害得失にうつつを抜かしていれば、昨年の参院選の様に国民から手痛いしっぺ返しをくらう。窮鼠猫を噛むの例えもある。国民を甘く見てはいけない。
 又、今年は洞爺湖サミットがある。地球温暖化防止対策は、サミット参加国は言うに及ばず、全世界が英知を結集して取り組まなければいけない愁眉の急の課題である。
 さてさて、何はともあれ、ぐだめきの少ない年であって欲しいものである。
 本年も拙文にお付き合いのほど、宜しくお願いします。
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