津軽ぐだめ記

青森県の南津軽は「田んぼアートの里」、田舎館(いなかだて)村から冴えない”おっさん”の「ぐだめき」を。

2004年1月

2004年01月01日 | 日記
会員の皆様、新年おめでとうございます。津軽地方は今の所暖冬少雪、否”無雪”で大変楽な冬であるが、スキー場にとっては死活問題。いつも思うのだが、里に降る雪をそっくり山へ移動させる技術が開発されないものかと。
少(無)雪とは言っても相手は自然であり、油断は禁物。楽な冬だと安心させておいて、一晩でドカ雪をお見舞する”奇襲”は冬将軍の得意とする所であるから。しかし、昔と比べれば確かに雪は少なくなっている。かつては坂を作って屋根から滑るのは珍しくも何ともなかった。
唱歌では正月はタコを上げ、コマを回して遊びましょうと言う事になっているが、津軽ではコマを「ズグリ」と呼び、独特の色彩が施されている。雪をテカテカに光らせて滑りをよくして戦わせたものである。ズグリは近くの雑貨店で売っていたものだが、今では民芸品店かお土産店に行かなければお目にかかれなくなった。ズグリで遊ぶ子供達がいないのであるから、これも時の流れか。
タコは正月には上げない。春先3月、雪が固く、思い切り走っても足を取られない時季に田ん圃で高さを競ったものだ。
こうしてみると、冬に限らず、四季折々の遊びも隔世の感がある。
平成も早いもので16年。昭和は遠くになりけりか。
皆様、今年も宜敷お願いします。
コメント
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