思い出に残るジェフ・ベックのブートレッグというと、まっさきに思い浮かんだのがコレです。BBAの幻のセカンド・アルバム収録予定だった曲が流出音源としてはじめて世に出て来たのがこのブートレッグで、発売された当時、カヴァーデイル・ペイジとして来日したジミー・ペイジ氏がお忍びで西新宿に突如現れ、実はこのブートレッグを探し廻っていたというのは有名な話です。ちなみにこの来日時に、僕も仕事途中で今はなきアイコアイコに立ち寄っていたのですが(苦笑)クラプトンの棚を物色していると何やら店内にざわめきがして来ました。遠巻きに大勢の人が僕の方を見ているのです。なんだよ!ジロジロ見るなよな~と思っていたら、なんと視線の先は僕ではなく、僕のすぐ隣でツェッペリンの棚を物色していた白人男性、そうその大男こそなんとジミー・ペイジご本人だったのです(苦笑)。いやはや来店情報をまったく知らなかったとはいえ、まさか隣り合わせでブートCD(しかもツェッペリンの!)を物色しているのがジミー・ペイジ本人だったとは、それまでの生涯で一番驚いた瞬間でありました(苦笑)。あいにくジミー・ペイジが入手目的で探していたBBAのこの 『WORKING VERSION』 は西新宿地区では完売品切れ状態であったらしく入手することはできなかったそうなのですが、次回来日時には無事入手されたという話を人伝てに聞きました。良かった良かった(笑)。
その後、ペイジ・プラント来日時に再び西新宿界隈の路上で、今度はロバート・プラントとジミー・ペイジの両巨頭に一辺に遭遇してしまうとは、僕も夢にも思っておりませんでしたが、これはすべて実話なので、なにやら因縁めいたものを感じてしまいましたね(笑)。
最近ではBF店内で二年連続して、オフシーズン時期に来日していた米国大リーガーのランディ・ジョンソン投手に出会ったというのも驚きの実話であります(苦笑)。レジ前でランディ・ジョンソン投手だとは知らずに彼の後ろに並んだんですが、異常に大きい外人客だな~と思ったのは覚えております。BFの店長さんが大リーグカードにサインしてもらっているのを見て、その時はじめて「あっ!」と気がついたという、なんともオトボケ振りを発揮してしまいましたが(笑)。そーいえば、その直後にダイカン9階でも再び顔を合わせたような気が‥‥(爆)仕事中なのに一体なにやってんだか!!
◎BECK, BOGERT & APPICE 『WORKING VERSION』 (ITS-1001)
01. Jizz Whizz
02. Laughing Lady
03. Prayin'
04. (Get Ready)Yar Lovemaker's
05. Livin' Life Backwards
06. Solid Lifter
07. Satisfied
08. All In Your Mind
09. Time Is Your Lady
※UNRELEASED B.B.A. SECOND ALBUM
10. Definitely Maybe
※1ST SHOW AT PITTSBERG 1972/08/01
11. Superstition
12. Morning Dew
※SANTA MONICA CIVIC CENTER 1973/05
13. Satisfied
14. Livin' Alone
15. Laughing Lady
16. Lady
※LAST SHOW AT RAINBOW 1974/01/26