折々の記

「音楽」や「人生」、「家族」にまつわる思い出をその時々のエピソードを交えて辿る「自分史」

稀有な体験

2006-07-16 | 音楽



打ちのめされ、身動きならず!!


「偶然」の引き合わせに感謝

出会いには、往々にして「偶然」が大きく影響する。

ブルーノ・ワルターの場合、たまたま、手に取ったレコードが、ワルターであった。

ウイルヘルム・フルトヴェングラーの場合、たまたま、レコードを買った時に入っていた、1枚のチラシであった。

そこには、こう書かれていた。
「世紀の大指揮者フルトヴェングラーの歴史的名盤、模擬ステレオで蘇る。」

フルトヴェングラーが、ウイーン・フィルを指揮した、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」が、ドイツのエレクトローラ社で開発された「ブライトクランク」と言う技術で、ステレオ化されて、発売されると言うものであった。

その当時、小生は恥ずかしながら、フルトヴェングラーと言う指揮者を知らなかったが、「運命」の「歴史的名盤」と言う、宣伝文句に惹かれて購入した。

大学生であった、小生にはちっぽけな卓上型ステレオしかなかったが、それでも、そこから、溢れ出る、圧倒的な音楽の迫力に、ぐいぐいと引き込まれ、聴き終わった時は、完全に「打ちのめされ」、身動きもならず、その後、涙が込み上げてきたのを、今でも鮮明に覚えている。

その後、色々と高価な音響装置で何回となく、聴いたが、この時の感動は、二度と味わうことは、できなかった。

小生にとって、本当に稀有な音楽体験であった。


<今日の1枚>

ベートーヴェン 交響曲第5番ハ短調作品67「運命」

ウイルヘルム・フルトヴェングラー指揮

ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団

(ブライトクランク・ステレオ)
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キーワード
フルトヴェングラー 交響曲第5番 ベートーヴェン
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