初めて日光に行ったのは、中学校の修学旅行でした。
社会人になってからは、家族で訪れたような記憶があります。
日光山開山1250年、徳川家康没後400年の年に当って、テレビで何度か取り上げられているのを見て、日光をもう一度ちゃんと見てみたいと思いました。
日光を訪れたのは4月中旬、すでに1か月以上経ってしまいました。
地元では桜は散ってしまっていましたが、日光はまだこれからの時期でした。
写真を見て振り返りながら、ガイドブックやパンフレットでおさらいしながら、今日から日光の旅を記録していきたいと思います。
今回は1泊2日の旅でしたが、内容はとても濃くて、ブログの投稿が何回になるか予想できないです。
1回目は日光の入り口である日光駅からスタートしようと思います。
日光駅の建物も以前テレビでやっていたので、日光に行ったら見逃さないようにしようと思っていました。
JR日光駅は103年前の大正2年に竣工、翼を広げたような左右対称の美しい姿は「白き貴婦人」と言われています。
鉄道の開設は、日光に新たな観光客を呼び、避暑地として外国人に人気があり、「夏には外務省が日光に移る」とまで言われていました。
そこで外国人に対応するにふさわしい洋館駅舎が建築されました。
こんな素敵な洋館なのに、設計者は鉄道員技手の明石虎夫という人だということが、最近になってわかりました。
「控えめでありながらエレガント」と言われた駅舎ですが、確かにその通りだと思います。
正面のひさしには「関東の駅100選」のプレートが掲げられています。
奥にある柱は大理石の台座が支えています。
入口は日本で唯一の観音開きの戸です。
ひさしの天井の真ん中あたりを見ると龍の絵が描かれています。
これは東照宮の鳴き龍を模したものだと言われています。
2階へ上がる階段の途中から見下ろしてみました。
白い壁が美しいです。
2階は旧一等乗客待合室でした。
平成元年にホワイトルームとして新たに開設、多目的ホールとして写真展などのイベントが開催されています。
漆喰で装飾された天井から吊り下がる豪華なシャンデリアは、当時のままのものです。
改札を出ると広い一番線ホームに面して貴賓室があります。
病弱だった大正天皇の静養地として田母沢御用邸ができ、皇族のための部屋となっていました。
貴賓室の中は見ることができませんでした。
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