登子の山ある記

唯一の趣味であるハイキングの記録。登山道に咲く花々、山頂からの展望写真を添えて。

岐阜:御前岳

2006-07-02 | 北陸・東海
2006年6月29日(木) ~30日(金) 

コース・到着時刻:29日・森茂林道入口ゲート5:13-森茂峠6:27ー森茂橋7:34-一ノ谷8:43ー二ノ谷9:10-三ノ谷10:58-御前岳頂上14:06-三ノ谷登山口16:09-二ノ谷17:20(幕営)=合計12時間07分
30日・二ノ谷6:20-一ノ谷6:33-森茂橋7:55-森茂峠9:15-森茂林道入口ゲート10:18=合計3時間58分



1等三角点百名山の御前岳について行く。登山道がなく、藪こぎが必須という。

施錠されているゲートから歩き始める。(下山後、写す)


森茂峠を越え、一ノ谷までは広い林道を行く。
【森茂峠の祠】


一ノ谷から三ノ谷間は供用されていない林道跡をたどる。
登山者の踏み跡はあるが荒れるにまかせてある。


三ノ谷直前に崖崩れ跡を2ヶ所通る。
足場はガラガラ崩れる、掴む岩や木の根がない、足を滑らせると、谷底へ真っ逆さまは必定という悪場。
リーダーにフォローしてもらう。


三ノ谷の崩れた橋脚。
左岸から御前岳に取り付く。
標しは何も無い。


行く手を遮る木を跨いだり、くぐったり。
そのうち、笹もあらわれ、大幅にスピードダウン。


笹藪が猛威を振るう時期に当たってしまった。
両手で笹をかきわけ、足を高く持ち上げまたぐ。
踏み跡はなく、笹が密生している。
足を高く上げないことには前進できない。
笹との格闘で体力を使い果たす。
山頂にたどりつけるか、不安がよぎる。
熊を追い払っているのか、リーダーが大声で呼ばわっている。
山頂に着いたのだ。
【左端が御前岳】


【御前岳の山容】


【御前岳山頂】


【笹原から御前岳を振り返る。後方は猿ヶ馬場山】


下りは両手で笹を掴まえ、滑るように降りる。
ルートファインディングはリーダーにお任せ。
「三ノ谷沢へ下りがちなので要注意、登る時に周りの景色(なかでも特徴ある風景)をよく見て覚えておく」が肝心。

崩落している崖は1ヶ所を高巻き、もう1つも慎重に通過する。

二ノ谷でテント泊。
両耳たぶ・両まぶたをぶよに刺され、痛く痒い。
沢のせせらぎが疲れた心身を癒してくれる。

二日目は花を写しながら林道ゲートへ戻る。

森茂峠で降りだし、レインウェアを着込む。

日帰り温泉で、両脛に無数の内出血痕を認める。
笹がいかに手強かったを物語っている。
サッカー選手の真似して、脛当てを装着しておけばよかった。

藪百名山があるなら、御前岳を推挙するワ。

【リョウブの蕾】


【ナルコユリ】


【ヤマユリ】


【ギボウシ】


【ササユリ】


【トリアシショウマ】


【オドリコソウ】


【チダケサシ】


【ヤマボウシ】


【マムシグサ】


【ヤマサギソウ】



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