半年振りに、東京出張。
いろいろ、飲み食いなどしましたが、それはとりあえず置いといて。
観て来ました。
「Michael Jackson THIS IS IT」!in丸の内ピカデリー(有楽町)
雨の平日。
「なんぼ人気の番組でも、マア空いてるやろ」とか思ってたら、大甘!

券売り場の前には行列。
エレベーターも、一回では乗れません。
東京(とマイケル)を甘く見とったら、えらいことになりマッセ!
9割方、女性客。で、平均年齢高め(笑)。ざっと見て、40代か。
そんなことはどうでもよくて。
結論から言います。
すごい映画です!
映画ファン、マイケルファン、音楽ファンなら観るべきです!
特に、「人生を一所懸命生きたい」と思ってる人は、観るべきです!
マイケルの、突然の死によって、実現しなかったロンドン公演。
そのリハーサルの模様がメインです。
が!
そのリハーサルが、ただのリハーサルではない!!
もう、ほとんど完成品。
というか、マイケルの存在自体が、「マイケル・ジャクソンの世界」を完成させてるので、あとは大掛かりな舞台装置、細かな音響調整、ミュージシャン、ダンサーたちの仕上げにかかってるだけ、ともいえるんだけど。
とにかく、「超一級のプロ中のプロたち」が、コトを進めてる感じが、なんとも言えずカッコイイ!
特に、ブロンドのギタリストの女の子がSEXY&COOL!でお気に入り!
マイケル、歌とダンス、うまいです。
と、「何をいまさら」的の事を言ってますが、そうではなくて。
選びに選び抜かれた、超一級のプロの中でも、マイケルは抜きん出た存在、ということ。
よく言われる、「病的なほどの完璧主義」や、「異常なまでの白人への憧れからの整形手術」なども、観客をトコトン楽しませる事に徹しきった、研ぎ澄まされたプロ意識からのものだと思う。
とにかく、「舞台映え」することと言ったら!
マイケルが、何をどうしても、どんなタイミング、どんな角度から映しても、どうしようもなく「マイケル・ジャクソン」なのだ!
マイケルが、「マイケル・ジャクソン」であるためなら、顔なんかどうでも良い。変える必要があるのなら、ナンボでも変える!
確かに、変わり果てたマイケルの「素」の顔は、気持ち悪い、と私も思ってました。
けど、ピン・スポットを当て、光と影を演出する、現代の舞台手法では、彫りが深く、光を反射する白い肌。これが絶対に必要。
と、マイケルは思い、「プロとして」実行に移しただけなんだ。
彼の中では、「病的」でも、「異常」でも何でもなかったんだ。
で、その「目論見」は見事に成し遂げられていたんだ。
なぜなら、マイケルを筆頭に、スタッフ全員が、単なるコンサート興行ではなく、「マイケル・ジャクソン」の一部(あるいはその全部)になっていたことが、スクリーンを通して、見事に伝わってきたから。
限定2週間の公開。たぶん、その後のDVD販売戦略なんかによるものだと思うけど、
この映画は、映画館で観るべき!
あとわずか。サラリーマンは、仕事をサボって観るべし!
学生は、「授業を抜け出して二人で出かけ」るべし!
主婦は、家事や育児をホッポリ出して、駆けつけるべし!

キング・オブ・エンターテインメント。本当のプロ。そして、必死に生きたひとりの男。
マイケル・ジャクソンに、
乾杯!!