とか何とか、愚痴ってますが。
雨の季節。
雨、といえば、傘。
傘、といえば、忘れ物。
今まで、どれだけの傘を忘れて無くして来たことか。
若い頃、小倉魚町商店街で買った、
8,000円の傘も。
2、3年前に博多大丸で買った、
5,000円の傘も。
高い傘ほど、すぐ無くなるのは、どうしたことですか?
というわけで、最近はビニール傘ばかり使ってる。
ビニール傘ばかりじゃ・・・というので買った
1,500円の傘。
これもやっぱり、この間の出張で無くした。
先日、天神のど真ん中で500円くらいの傘(こんなのに限って、なかなか無くならない)を差してたら、
「パキッ」という音と同時に、
開いた状態のまま、ス~ッと頭の上に落ちてきた。
なんと、突き抜けてヤンの。
開いた状態のまま、ナニをどうしても閉じんのよ、これが。
周りで見てた人は、さぞ面白かったやろな~。
で、
逆上して。
こ、こんなモノを買ったっ!
なんと、皇室御用達の洋傘。
前原光榮商店謹製。
お値段は・・・なんと、21,000円!キャ~~~!!!
私の「傘人生」最高プライス!
新天町、「しばた洋傘店」にて。
で、
ここからは、単なる「見せ自慢」なので、忙しい人は、どうぞお帰りくださいませ。
商品名「グレイン」。
流行の16本骨じゃなく、
「あえて」の10本骨。なんとなく、16本は生理的に嫌なので。
希少な、「ぶどう」の木を使った
持ち手。いい味、出まくり!
名前も彫ってもらってます。
石突き。
先は、磨り減っても交換できるように別部品。
カバーを取ると、こんな感じ。
一目で分かる布地のよさと、縫製の丁寧さ。
で、そのカバーも。
全く手を抜いてません。内側のストライプが泣かせてくれる。
いよいよ、開きまっせ!
開くときの感触は、
「スー」「ドムッ」「カチッ」てな感じ。重厚そのもの。
内側には、さっきのストライプが。
おしゃれさんっ!
10本の骨が集まる要の部分。
「ろくろ」とか言うらしい。
そこの金属が、布地に直接当たらないように、
この部分を布で覆ってる。で、それにもストライプが!
開いた時のストッパーは、
針金を曲げたようで、一見華奢だけど、
「グラ」とも動かない。
それは、閉じた時のストッパーも。
表は、こんな感じ。
パーン、と張ってます。
石突きの根元も、布で補強。
「特選 MAEHARA TOKYO」の文字も誇らしく。
ズッシリと持ち重りのする傘。
う~ん、なくせません、なくせません。
「しばた洋傘店」の柴田社長。
親切で穏やかな紳士。
私の名前を、社長自ら彫ってくれてます。
このお店、なんと、今年で創業105年!
新天町に来てからでも65年!
「本物」しか扱わない、心意気も高らかに。
というわけで。
さあ、かかって来い、雨!
と、思いながら5日が過ぎて。
急に最近晴れやがんの。
実は、まだ1度も差してない。
ええ~い、はよ降れ、雨!
けど、「BREE」の日焼けも・・・
降るな、雨!けど、降れ、雨!
・・・煩悩、限りなし。