徳川御三家がなぜ和歌山に ？

兵庫県議が裁判のため勾引されたされた。当然のことで税金を無駄使いしたかどうかわかりきったことのために裁判までしなければならない。公務員の犯罪は例を見ないほど増加してい、また反省の色を見せない。財産没収は当然立法化しなければならない。

ところで家康はなぜ陸の孤島和歌山に御三家のひとつ紀州藩を設置したのか、以前にも書いたが消えてしまったので改めて推測を書く。大阪でもなく神戸、岡山でもなくなぜ和歌山なのか

日本の武将は京都に都が置かれてから常に京都を中心に政治しようとした。信長、秀吉、上杉、北条みな京都に向かって苦労した、ただひとり家康だけが天下を取り掛かるとさっと北条の領地であった沼地の江戸に本拠を置いた。

自ら攻め滅ぼしに行かずに従う武将に各個に従うかどうかを確認している。大阪方に勝利し事実上天下を統一して後伊達藩など東北への監視として水戸藩、関西方面への監視として名古屋に尾張藩を設置し異変を察知できるようにした。京都、おおさかなど豊臣の影響の強い地域には逆に親藩大名など弱みになる大名は置いていない。

和歌山に親藩を置いたのは次のような理由だろう。１５４３年ポルトガル船が種子島に鉄砲を伝えた。とうじ種子島や琉球には紀州和歌山港から紀伊水道を南下し年２回黒潮に乗って帆船で行き来していた。幕府が海外と知り合える機会は和歌山からの便がいちばんであったと推測できる。陸からは広島の毛利や九州の島津などを通らねばならずいかな幕府でも直接自由に行き来できる情勢ではなかったと推測する。

事実根来衆のひとりが種子島で銃２丁を手に入れてから信長がそれに目をつけ急速に戦いの様相が変わり信長、秀吉、家康と鉄砲が活躍した。

鉄砲の一大製造地根来寺は当時砂金も採れ刀など鍛冶職人が多く住み僧兵も根来寺を中心に１万人くらい住み、高野山などの僧兵に備える必要があったと推測する。

陸の孤島のように思える和歌山に親藩を置いたのは武器製造地を押さえ、僧兵を監視し、琉球などの海外との接点を独自に管理するため和歌山をおさえる必要があったと推測する。